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犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

ベトナムのカエル料理

2025-05-25 23:57:08 | 食べる

写真:カエルのから揚げ(左)と春巻き(右)

 私が住む飯能に、最近、ベトナムレストランができました。

 この界隈にベトナム人が増えていることは、近くのベトナム食材店のご主人に聞いていました。

ベトナム食材店

「飯能横丁」というフードコート的な一画で沖縄料理を食べたとき、隣にベトナム料理店があるのに気づいたのです。

 後日、別の若い知り合いを誘って、行ってみました。

 HANNO86というお店。

 ベトナム人の女の人が一人でやっていました。お客さんは全員ベトナム人。

 メニューにはたくさんのベトナム料理が。

「いろんな料理があるね」

「僕はフォーしか知りません」

「生春巻きも有名だよね」


 ところが、聞いてみると、春巻きは「生」はなくて、ふつうに揚げたやつだけとのこと。

「こんなのあるよ」

「カエル…。食べたことないです」

 カエルと揚げ春巻き、それに豚のホルモン炒めを頼みました。

「カエルはフランスにもあったよ。日本でも食べたことあるな」

 店員さんがカエルを持ってきたとき、聞きました。

もありますか?」

「ないです。ベトナムでは食べますが、日本では仕入れられなくて…」

「犬…」

「韓国では最近、禁止された。中国やベトナムは今でも食べるらしいけど」

「食べたことあるんですか?」

「韓国ではよく食べてたよ。でも、若い人はあまり食べなかったね」


 ビールはコロナビール。

 カエルの唐揚げは特にくせはなく、鶏肉みたい。

「カエル、どう?」

「ふつうに美味しいですけど、食べにくいですね。小骨が多くて」


 東南アジアには、爬虫類とか両生類とか虫を食べる習慣があります。

 最近、こんな記事がありました。

批判強い犬猫食、続けるか模索する民族 インドネシア、食材利用か動物愛護か(共同通信)

 インドネシアのスラウェシ島に住むミナハサ人は、冠婚葬祭の会食で、犬や猫を食べる文化があるんだそうです。

 伝統的な市場には、犬猫だけでなく、ニシキヘビ、コウモリ、野ねずみなども並んでいるそう。犬足のゆで汁は、低血圧を治し、猫肉はぜんそくに効くとも信じられているとか。

 ただ近年は米国の動物愛護団体から強く批判され、犬猫の流通は少なくなっているそうなので、韓国の犬食文化と同様、いずれ消えるかもしれません。

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