
写真:カエルのから揚げ(左)と春巻き(右)
私が住む飯能に、最近、ベトナムレストランができました。
この界隈にベトナム人が増えていることは、近くのベトナム食材店のご主人に聞いていました。
ベトナム食材店
「飯能横丁」というフードコート的な一画で沖縄料理を食べたとき、隣にベトナム料理店があるのに気づいたのです。
後日、別の若い知り合いを誘って、行ってみました。
HANNO86というお店。
ベトナム人の女の人が一人でやっていました。お客さんは全員ベトナム人。
メニューにはたくさんのベトナム料理が。
「いろんな料理があるね」
「僕はフォーしか知りません」
「生春巻きも有名だよね」
ところが、聞いてみると、春巻きは「生」はなくて、ふつうに揚げたやつだけとのこと。
「こんなのあるよ」
「カエル…。食べたことないです」
カエルと揚げ春巻き、それに豚のホルモン炒めを頼みました。
「カエルはフランスにもあったよ。日本でも食べたことあるな」
店員さんがカエルを持ってきたとき、聞きました。
「犬もありますか?」
「ないです。ベトナムでは食べますが、日本では仕入れられなくて…」
「犬…」
「韓国では最近、禁止された。中国やベトナムは今でも食べるらしいけど」
「食べたことあるんですか?」
「韓国ではよく食べてたよ。でも、若い人はあまり食べなかったね」
ビールはコロナビール。
カエルの唐揚げは特にくせはなく、鶏肉みたい。
「カエル、どう?」
「ふつうに美味しいですけど、食べにくいですね。小骨が多くて」
東南アジアには、爬虫類とか両生類とか虫を食べる習慣があります。
最近、こんな記事がありました。
批判強い犬猫食、続けるか模索する民族 インドネシア、食材利用か動物愛護か(共同通信)
インドネシアのスラウェシ島に住むミナハサ人は、冠婚葬祭の会食で、犬や猫を食べる文化があるんだそうです。
伝統的な市場には、犬猫だけでなく、ニシキヘビ、コウモリ、野ねずみなども並んでいるそう。犬足のゆで汁は、低血圧を治し、猫肉はぜんそくに効くとも信じられているとか。
ただ近年は米国の動物愛護団体から強く批判され、犬猫の流通は少なくなっているそうなので、韓国の犬食文化と同様、いずれ消えるかもしれません。
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