BOOK、CDなど

1 BOOK、CD、DVD、LP、コンサート、音楽鑑賞サークル、筋トレ等のメモ
2 失念防止のためのメモ

ワーグナー、楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」

2006年09月13日 | クラシック(DVD売却)

093_1 ワーグナー(Wagner)

楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー(Die Meistersinger von Nurnberg)」 (1971)  
    
        

ハンス・ザック(靴屋) … ジョルジョ・トッツィ(バス)
ファイト・ポーグナー(鍛冶屋) … エルンスト・ヴィーマン(バス)
クンツ・フォーゲルゲザンク(毛皮屋) … ヴィリー・ハルトマン(テノール)
コンラート・ナハティガル(ブリキ職人) … ウィリアム・ワークマン(バス)
シクトゥス・ベックメッサー(書記) … トニ・ブランケンハイム(バス)
フリッツ・コートナー(パン屋) … ハンス=オットー・クローゼ(バス)
バルタザール・ツォルン(錫細工師) … クルト・マルシュナー(テノール)
ウルリッヒ・アイスリンガー(香料屋) … ヴィルフレッド・プラーテ(テノール)
アウグスティン・モーザー(仕立て屋) … イェルゲン・フェースター(テノール)
ヘルマン・オルテル(石鹸屋) … フランツ・グルントヘーバー(バス)
ハンス・シュヴァルツ(靴下製造人) … カール・シュルツ(バス)
ハンス・フォルツ(銅細工師) … カール・オットー(バス)
若い騎士ヴァルター … リチャード・カッシリー(テノール)
ザックスの弟子ダーヴィット … ゲアハルト・ウンガー(テノール)
ポーグナーの娘エヴァ … アーリーン・ソーンダーズ(ソプラノ)
エヴァの乳母マグダレーネ … ウルズラ・ベーゼ(ソプラノ)
夜番 … ウラディミール・ルツダック(バス)

レオポルト・ルートヴィッヒ指揮
ハンブルク・フィルハーモニー管弦楽団
ハンブルク国立歌劇場合唱団

〇1971年、ハンブルク国立歌劇場

〇国内盤、ドリームライフ、DLVC-8023

〇長瀬産業通販、2293円税込み、2184円税抜き

〇ドイツ語歌詞、240分

〇日本語字幕

〇定価は、2940円税込み。

〇あらすじ


第1幕 教会
騎士ヴァルターは、カタリーネ教会の柱の陰から、午後の礼拝に訪れた美しい娘、エーファを見つめている。
ヴァルターは、彼女の乳母のマグダレーネから、明日、親方(マイスター)たちによる歌合戦があり、その優勝者がエーファと結婚する権利を得ることを聞かされる。
ヴァルターは、その歌合戦に参加するため、マイスターになる試験を受けようと考えるが、受かったらお慰みとマイスターたちにからかわれる。
市の書記ベックメッサーは、優勝を勝ち取ってエーファを手に入れたいと考えている。しかし、エーファの父で金細工師のポーグナーは、ヴァルターこそ娘にふさわしい男だ、と考え始める。そこで、歌合戦の優勝者は、求婚の権利を持つが、それに対して、娘も拒否権を行使することができるように通告する。そして、ヴァルターが、試験を受ける資格を獲得できるよう、彼を皆に推薦する。
ヴァルターは、この地のマイスターたちの歌作りの規則からは大きく外れた、彼の故郷に古くから伝わる詩にもとづいた歌を聴かせる。その途中、書記のベックメッサーが、失点7だからこれ以上歌っても無駄だと宣告する。すると靴屋のザックスは、規則に外れるところはあるが、彼の歌は、内容が素晴らしいと讃える。ついでに、ベックメッサーは恋敵ヴァルターの歌を必要以上に非難したくなるのだろう、とからかうので、そのまま歌いつづけるヴァルターと、彼を非難するマイスターたちが入り乱れて場は騒然となる。

第2幕 ザックスとボーグナーの家の前
エーファの乳母マグダレーネが、靴屋のザックスの徒弟ダーヴィットをそっと訪ねてくる。明日の祭のために祝いの篭詰めを持ってきたのだが、実は、騎士の試験の様子が聞きたいのだという。ダーヴィットが、ヴァルターは失格になったと伝えると、乳母マグダレーネは腹をたて、篭を置かずに帰ってしまう。一方、エーファは、父親から、ヴァルターの試験の結果を聞いて失望する。
靴屋のザックスは、エーファを深く愛しているが、親子ほども離れた年齢を考え、気持ちをひた隠している。エーファは、騎士ヴァルターの詳しい話を聞き出そうと、ザックスのもとを訪れる。ザックスは、あの騎士は、他の土地で活躍するほうがよいだろうと言うと、エーファが怒り出すので、ザックスは彼女のヴァルターに対する想いを確信する。そこで、靴屋のザックスは二人のために一肌脱ごうと考える。
その夜、ベックメッサーがエーファに愛の歌を捧げにやって来る。エーファは、乳母と衣裳を交換して家を抜け出し、ヴァルターと駆け落ちの相談を始める。書記ベックメッサーは、身代わりの乳母をエーファと思い込んで歌い出す。しかし、偶然、エーファとヴァルターの相談を聞きつけた靴屋のザックスは、ベックメッサーの歌を金槌の音で邪魔して喧嘩騒ぎを起こし、そのどさくさに乗じて、駆け落ちしようとした二人を止める。ザックスは、ヴァルターを自分の家に引き入れ、エーファを父親に引き渡す。


第3幕
第1場 ザックスの仕事場
祭当日の朝、靴屋のザックスが人生について歌い上げたところに騎士ヴァルターが起きてくる。彼が、素晴らしい夢を見たと言うので、ザックスは、それを歌にするよう勧め、歌詞を書き留める。
そこヘ書記のベックメッサーが現れ、真新しい歌詞が書かれた紙を見つけてポケットに隠し持つ。彼は、ザックス本人が、そこに書かれた求婚の歌を歌うとばかり思い込み、抜け駆けを非難する。ザックスは、今後の成りゆきを予測し、根性の曲がったベックメッサーを蔑みながら、そのまま歌詞を持ち帰らせる。
そこへエーファが現れて、ヴァルターと再会する。ザックスは、二人を引き合わせて家を出て行く。エーファは、彼の成熟した優しさに心打たれ、深く感謝する。皆は揃って歌合戦の会場へと出かける。

第2場 歌合戦会場
ニュルンベルク郊外を流れるベーグニツ河の畔に設けられた歌合戦の会場。マイスターたちが揃ったところでザックスが進み出て、騎士ヴァルターを求婚者として歌合戦に参加させるよう願い出て、これが許可される。
まず、ベックメッサーが、盗んだ歌詞で求婚の歌を歌うが、練習不足のため大失敗する。彼は詞を書いたザックスに責任を擦りつけようとするが、そこでヴァルターが、詞の本当の作者であることが明らかになる。ヴァルターの歌は素晴らしく、ついに栄冠とマイスターの称号を勝ち取る。これまでの成りゆきを知る人々から、ザックス万歳の声があがる。

オペラのあらすじのサイト。

http://www.and.or.tv/operaoperetta/43.htm