最近結構頻繁に通っている近所の中古レコード店『TACHIBANA』さんで、先日また3枚のLPレコードを購入した。松田聖子の『Windy Shadow』、中森明菜の『バリエーション<変奏曲>』、そして小泉今日子の『BEAT POP』。まさに80年代を代表する3人のアイドルの懐かしいLPたちである。
1984年にリリースされた松田聖子10枚目のアルバム『Windy Shadow』は、当時ニューヨークの紀伊國屋書店でカセットテープを買ってアメリカで良く聴いていたので、とても懐かしい思い出のアルバム。聖子ちゃんならではの安定したハイクオリティはさすがで、明るくポップなアルバムだ。聖子ちゃんの他のアルバムは結構LPで持っていたが、このアルバムのLPは持っていなかったし、当時のカセットテープは既に紛失してしまったようで、今回改めてLPとして買い直した。
『BEAT POP』は小泉今日子12枚目のアルバムで、今回購入した3枚の中では一番新しく、1988年のリリース。以前思い出の曲シリーズでも取り上げた思い出のアルバムとなっているが、リリースされた当時はまさに大学一年生になったばかりの年で、このアルバムを聴くと、日吉で過ごした大学時代の思い出が鮮明に蘇ってくる。小室哲哉、久保田利伸、サンプラザ中野等による提供曲が多く収録されたかなり異色のアルバムになっている。こちらも中古CDは持っていたのだが、今回改めて大きなジャケットで楽しみたいと思い、LPを買い直した。
そして1982年リリースされた中森明菜の『バリエーション<変奏曲>』だが、実はこの当時僕は中森明菜のアルバムは殆ど購入したことがなく、かなり後になってからレンタルCD等で聴いていた感じなので、当然このアルバムも持っていなかった。これは中森明菜のセカンドアルバムで、ベスト盤を除くと現在でも彼女の最も売れたアルバム(74万枚)となっている。タイトルの通り、バリエーションに富んだアルバムで昔から気になってはいたので、今回ついに念願のLP購入である。シングルとしては、『少女A』が収録されているアルバムだ。
なんとこのアルバムには当時特製カレンダーが付属しており、今回中古で買ったLPにもカレンダーがしっかりと良い状態で同封されていた。当時のまだ初々しい明菜ちゃんの写真が満載で、中には貴重な水着ショットまである。
やっぱり不思議とLPで聴く音と、CDで聴く音が違う。なんとなくLPの方が抜け感のある軽やかな音のように聴こえて、80年代当時に聴いていた音に近いような気もするのだ。これもまたレコードの良さ再発見、そしてレコードの大きな魅力と言えるかもしれない。また30 x 30cmという大きなジャケットも魅力的で、このサイズ感で見る聖子ちゃんや明菜ちゃんはやっぱりCDとは比べ物にならないくらい素晴らしい。
またこれからもちょくちょく『TACHIBANA』さんを訪れては、懐かしいLPやEPをコレクションしていきたい。