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布袋寅泰、待望のニューアルバム『GUITARHYTHM VIII』リリース!

4月16日、布袋寅泰待望の最新アルバム、『GUITARHYTHM VIII』がリリースされた。このギターリズムシリーズもついに第8弾となったわけだ。まずはジャケットのアートワークがインパクト大!これまではどちらかというとモノトーンなカラーをベースにしたクールで落ち着いた雰囲気のジャケ写が多かったと思うが、今回は鮮やかな緑の背景に、オレンジの衣装を着た布袋の姿が・・。顔はいたってシリアスでちょっと怖いが(笑)、何とも明るいポップなトーンのジャケ写である。そしてアルバムのタイトルロゴとなっているGVIIIのレターリングもシンプルで何ともカッコいいデザインだ。この明るさから、アルバムの選曲としてもかなり期待が高まった。

布袋寅泰も今年で63歳。僕はBOOWY時代から長年聴いてきたし、ロンドンや日本でも頻繁にライブに参戦。ファンクラブにも入っており、昨年はCOMPLEXのライブ、今年はジェフベックトリビュートにも参戦したので、ここ数年は毎年布袋をライブで満喫しているが、やっぱりニューアルバムというのもファンとしては毎回楽しみなものだ。アルバムとしては前作、『GUITARTHYTHM VII』に次ぐ2年ぶりのアルバムである。

リリース日にダウンロードして早速聴いたところ、全体の印象としてはかなり好印象!ロック色が強く、シンセなども多投したサウンドながら、変に未来的にもなっておらず、純粋にカッコよくて活きのいいロック・ポップサウンドとなっており、カッコいいリフをしっかり盛り込むことも忘れていない。

収録されているのは下記12曲。とてもカラフルで充実した内容になっている。

  • Jump
  • No More Killing
  • 憂鬱なジキル
  • Love is
  • Side by Side (feat. Char)
  • Finally
  • Falling
  • オフィーリア
  • Boggie Woogie Under Moonlight
  • Move Your Body (feat. 石野卓球)
  • Funk It Up
  • Ghost of Pain (G8 ver.)

1曲目の「Jump」からカッコいいシンセとギターサウンドでアルバムはスタート。「No More Killing」もギターリフがカッコいい布袋らしい王道のロックで、初期のギターリズムを思い起こさせるようなシンセの使い方もGOOD。「憂鬱なジキル」はちょっと「スリル」や、『GUITARTHYTHM VI』の「Thanks a Lot」などをを思い起こさせるようなノリの良いサウンド。「Love is」はちょっと切ないメロディとシンセのベースサウンドを入れた小粋なサウンド。「Side by Side」は先行リリースされていたシングルで、Charとの迸るギター競演。ジェフ・ベックトリビュートでも2人の競演が実現したばかりだが、今回2人による新曲ギターインスト曲がリリースされたのは何とも感動的だ。「Stereocaster」を思い出してしまうが、ずっと聴いていたくなるような曲だ。

「Finally」は「バンビーナ」的なノリノリのパーティソングで楽しい。そして兎に角明るいので、ライブで盛り上がること必至。一転して「Falling」では布袋らしいバラード曲で、ちょっとBOOWY時代の面影もある曲だ。「Boggie Woogie Under Moonlight」はまたカッコいいシンセで始まる未来派サウンド。これまで「Dancing with the Moonlight」という曲もあるが、布袋は本当にMoonlight (月明かり)が好きなようだ(笑)。「Move Your Body」はちょっと「Materials」にも似たビートのサウンドで、石野卓球らしいサウンドと言えるのかもしれない。「Funk It Up」はタイトルの通り、アルバムの中ではちょっと異色なファンキーサウンドが面白いし、過去の曲の歌詞が登場する。

そして、このアルバムで特に素晴らしいと感じたのは、「Side by Side」以外にも、なんとも美しいギターインスト曲が2曲も収録されていることだ。「オフィーリア」は、ある意味布袋寅泰らしさを消して、まるで角松敏生のギターを聴いているかのような、マイルドで何とも美しいギターの音色と、フュージョン的なサウンドが心に染みる名曲となっている。そして、ラストの「Ghost of Pain」もかなり美しいギターインスト曲に仕上がっている。この2曲も必聴である。これまでにもアルバムにはギターのインスト曲も度々収録してきたが、一度インスト曲だけ集めた企画アルバムもぜひリリースして欲しいものである。

布袋のギターの素晴らしさはもちろんだが、何よりも作曲・サウンドクリエイターとしてその音楽センスは素晴らしい。正直に言うと、ボーカルは決して美しくはないし、歌詞の内容も決して素晴らしいわけではないが、何だか今ではすっかり布袋の声やその歌詞の世界観も慣れ親しんだ感じもあり、今は味わい深く、特に違和感もない。しかし、やっぱり声質の良さという意味では、過去にタッグを組んだ氷室京介や吉川晃司には到底かなわない領域だろう。よって、ギターインストで勝負するアルバムがあってもいい気がする。

総合的に、今回の『GUITARTHYTHM VIII』はかなり素晴らしい出来栄えだと感じた。王道ロックに加え、インスト曲の入れ具合などカラフルな選曲も含め、とてもバランスの良いアルバムとなっている。そして何よりも全体的に明るく、楽しい曲調がアルバムを支配している。良い意味でこれまでのアルバムとはちょっと違うような雰囲気を感じたが、明るい未来を予感させるアルバムとなっている。これから暫くはヘビロテで楽しみたいアルバムである。

そして明日4月18日のあさイチプレミアムトークに布袋が登場予定なので、こちらでもニューアルバムについて語ると思われるので楽しみにしたい!

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