年明け早々、珍しく仕事の関係で東海地方の掛川に行く機会があった。掛川へは東京から新幹線(こだま)で約1時間半。浜松の一つ手前の駅だ。あまり多くの観光スポットは無さそうだが、掛川城下町となっている。
夜到着し、地元で有名な老舗のうなぎ屋さん、うな専へ。とても柔らかくて美味しいうなぎであった。さすがうなぎで有名な浜松・掛川エリアだ。
翌日は昼に仕事が終わったので、東京に戻る前少し足を伸ばして、掛川城を訪れた。
東海地方は徳川家康所縁の地だが、掛川城は戦国時代に建てられた城で、山内一豊が長年城主であった。今川、徳川、武田軍による激しい戦の舞台としても有名で、後に江戸時代は徳川の領土であり続けた。そして、掛川エリアは江戸時代には東海道の宿場町としても栄えた場所でもある。
掛川城天守は、1994年になって再建された。歴史的な価値としてはあまり無いが、日本の城で初めて木造建築で再建された例としてはとても重要な城と言える。木造の内装も古さは若干足りないものの、とてもオリジナルに忠実に再現されている。
お堀や石垣などはなかなか立派である。また天守閣最上階からの眺めはなかなか見事。遠く浜松まで良く見渡せる。
天守閣の後は、本丸にある御殿へ。御殿は江戸時代からの現存建築らしく、重要文化財にしてされている。多くの部屋で構成されており、なかなか見事な建築だ。
掛川城の後は東海道本線で3駅の浜松駅へ。ここにはあの徳川家康が若い頃14年間住んだ浜松城がある。現存天守では無く、昭和に入って鉄筋コンクリートで再建された城である。ここは徳川家康の出世城としても有名で、お参りすると出世するとも言われており、多くの人が訪れる。
浜松城はまた掛川城とも少し違う趣があって、黒くてとてもカッコ良い。ここは荒々しい野面積みの石垣が特徴的。良くこんな雑に見える石垣で良く天守閣が建っているなと思ってしまうが、この石垣は400年以上も崩れずに残っているのだから、実に巧妙で理にかなった積まれ方で、芸術的ですらある。
浜松を後にして最後は浜名湖の弁天島で日の入りを観察。ここには秋の宮島に似た海の中にある鳥居があって、その鳥居の間にちょうど沈む夕日が実に美しかった。フォトスポットとして有名らしく、多くの観光客や地元民が写真を撮りに来ていた。
そして最後に弁天島で有名な牡蠣カバ丼を食べに、地元で有名な山本亭へ。牡蠣丼なのだが、うなぎの蒲焼のようなタレがかかっているローカルフード。初めて食べたが、これがなかなか美味かった!
短い時間だったが、駆け足で掛川城・浜松城を初めて訪れることが出来たのは新年早々ラッキーであった。これで訪れたことのある城は合計45城となった。
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