学研の子供向け教材“メタルキットシリーズの『カブトムシ』と『クワガタムシ』が売られていた。ちょうどかぶとむしのことを考えていたところでこの教材キットを発見したので、思わず組み立ててみようと衝動買いしてしまった。一応、対象は8歳から大人までと書いてあったが、まさに大人も惹かれてしまうデザインである。

そして週末早速組み立ててみた。
すぐに出来るだろうと甘くみていたが、実際に組み立ててみると意外にも難しかった。細かいメタルパーツがたくさん入っており、巧みなデザインになっている。これならマニアックな小学生にもそこそこチャレンジングで面白いだろうし、自分のような大人も充分楽しめるキットであった。

まずはカブトムシから。キットの中には簡単なカブトムシ図鑑も入っていて面白い。

メタリックに輝くカブトムシは堂々とした見事なフォルム。
6本の足は可動式、羽の部分は開く構造になっていて、かなり凝っている。

ちょうどリアルカブトムシと実寸大くらいだろうか。

さて、カブトムシのライバル、クワガタムシ。こちらもクワガタムシ図鑑が付属。


クワガタムシも、カブトムシ同様メタリックに輝く見事なカッコよさ。羽の部分も同じように開く構造。丸っこいフォルムが特徴のカブトムシに比べ、クワガタムシはシャープで切れ味のあるデザイン。

カブトムシが鉄人28号のようであり、クワガタムシはまさにライバルのブラックオックスのようでもあり、昆虫界での永遠のライバルである。特徴的なカブトムシとクワガタムシは並べても引けを取らず、お互いに良く似合う。



程良い組み立ての複雑さで、大人も充分に楽しめる見事なキットであったが、ひさしぶりにプラモデルでも組み立てたかのような充実感を味わうことが出来てとても面白かった。僕のささやかな夏休み課題であった。