Moumoonは作詞とボーカルを担当するYukaと、作曲、ギター/ピアノを担当するまさきこうすけの2人からなる音楽ユニットだが、Yukaは慶応幼稚舎出身で、そのまま慶応女子高、慶応義塾大学文学部を卒業した25歳。かなりお嬢様では無いかと思うが、慶応文学部ということで僕の後輩に当たることも有り、勝手に親近感を覚えている。その透き通るような声はかなり魅力的なのだが、そのルックスもかなり可愛くて魅力的である。


こういったタイプの2人組音楽ユニットは結構これまでにも存在しているが、Moumoonはまた何とも言えない、透明感のある音楽を作り出しており、JャbプスながらもELTほどノリノリでも無く、フレンチャbプス的なおしゃれ感もあって、独特なテイストを持ったユニットである。

2007年にデビュー以来7枚のシングル、3枚のミニアルバム、1枚のフルアルバムをリリースしている。映画『カフーを待ちわびて』の主題歌となったシングル『EVERGREEN』をはじめ、今年は5月に資生堂ANESSAのCM曲として抜擢された『Sunshine Girl』など多少メディアにも登場しだしており、ややブレイクしそうな気配だが、これからの本格ブレイクが楽しみである。

今回、iTunesでMoumoonのベストアルバム『Moumoon Summer Selection』というのを見つけて、早速ダウンロードしたが、内容はシングルやアルバム曲などから夏に似合う爽やかな曲を集めたミニベストアルバムである。全8曲は次の通り。

1) On the right
2) MUSIC
3) Follow me
4) Sunday Morning
5) Kiss Me Baby
6) My darling
7) Cinderella
8) Myself
1曲目の『On the right』は5曲目のシングル。2曲目の『MUSIC』は相当に爽やかなバージョンの椎名林檎とでも言おうか、なかなか軽快なメロディーな味のあるフレンチャbプスに仕上がっている。僕は個人的には3曲目の『follow me』はこのアルバムの中で一番好きな曲。爽やかなJャbプスに仕上がっていて、Bonnie Pink的な曲でもある。4曲目の『Sunday Morning』はその曲名の通り、日曜日の朝目覚める時に聴きたいような爽やか& 元気な曲だ。5曲目『Kiss me Baby』はややスローでスケール感のある曲で、6曲目の『my darling』も軽快でテンモフ速い上質なャbプス。最もMoumoonらしい曲でも有り、このアルバムでは2番目に好きな曲である。7曲目の『Cinderella』はスローな癒し系で、『EVERGREEN』にも通じる映画音楽的なスケール感のある作品。8曲目は英語曲となっているが、英語の発音もかなりレベルが高いのには驚きであるが、Yukaはもしかすると海外に留学していたに違いない。

この『Moumoon Summer Selection』は、どうやらiTunesのみでの発売らしいが、これからの暑い夏を爽やかに過ごす為には最高の1枚で、ドライブのお供などにもお薦めの1枚である。そして、これからのMoumoonの本格ブレイクを楽しみにしたい。