以前ブログにも書いたが、僕の大好きな漫画家の1人に横山光輝がいる。この名前だけを言ってもピンと来ない人もかなり多いのでは無いかと思うが、「鉄人28号」、「ジャイアントロボ」「魔法使いサリー」、「コメットさん」、「バビル2世」、「伊賀の影丸」、「仮面の忍者赤影」、「三国志」などの原作者と言えばわかるかもしれない。彼は僕の中で、あの手塚治虫と並ぶ、昭和を代表する漫画界の巨匠で、僕の憧れていた漫画家の1人だ。
彼の初期作品の傑作、「音無しの剣」などの復刻版を4作品集めた「横山光輝初期作品集」は僕の宝物である。限定500部の生産で、彼の直筆サインが含まれているもので、発売当時はまだ小学生だった僕には9800円は大金だったが、お年玉で購入したのを良く覚えている。今では入手困難な代物だが、相当な値段で古本市場に出ているらしい。
この度、講談社より「横山光輝プレミアムマガジン」が発売になった。9月より発売開始となり、全8巻となる予定。既に9月に2巻が発売され、10月は1巻プラス全8巻を収納出来る特製バインダーが発売された。今後来年の3月までの間で残り5巻が発売となる予定だが、そのラインアップは下記の通り。
第1巻「三国志」
第2巻「バビル2世」
第3巻「伊賀の影丸と仮面の忍者赤影」
第4巻「ジャイアントロボ」
第5巻「織田信長」
第6巻「魔法使いサリーとコメットさん」
第7巻「音無しの剣と初期作品」
第8巻「鉄人28号」
彼を代表する作品の数々がピックアップされ、ファンにはたまらない、なかなか素晴らしいラインアップである。最後に満を持して鉄人28号を持ってくるあたりがなかなか憎い。全8巻を全て揃えるのが待ち遠しい限りである。このマニアックな雑誌にはそれぞれ作品の解説や裏話などが書かれており、また横山光輝の初期作品集の復刻版が付録として付いている点でも嬉しい企画である。
また、この横山光輝プレミアムマガジンの発売を記念して、護国寺にある講談社の本社で「巨匠、横山光輝の世界展」が10月29日から11月24日まで開催されているが、今回この展示会にも早速訪れた。会場には横山光輝の代表作の原画やグッズ、フィギュアが展示されており、かなり小粒な展示会ではあったが、ファンにはなかなか嬉しい展示であった。横山光輝作品の表紙を飾ったカラーイラストや当時のポスターなどを見ていると、キャラクターも丸み帯びていて可愛く、改めてその時代ならではの独特な魅力に気が付かされる。小学生の頃、良く横山光輝の漫画を見つけては買いあさっていたのが思い出される。
今最もほしいものの1つに、鉄人28号の等身大フィギュアがある。売られている最も大きいもので全長180cmというのがあるが、これだと僕よりも背が高い。しかも価格は30万円くらいで売られているらしい。そもそもこんな大きくて高いものを買ってどうするんだという気もするし、実際には色んな意味で(笑)買えないが、出来ればこれよりも少し小さめのものがあれば、いつかは購入したいものだ。以前のブログにも書いたが、とりあえず超合金版の鉄人28号と、鉄人のライバルであるブラックオックスの超合金は昨年購入したので、今はロフトに飾ってある。昔北海道旅行に行った時に、小樽の雑貨屋で見つけた鉄人28号のフィギュア(といっても1mくらいだったか?)がなかなか忘れられず、一度小樽のお店まで電話をして確認したこともあったが、どうやら1点ものだったらしく、既にもう在庫は無いようだった。僕の鉄人探しの旅はまだまだ終わりそうに無い。
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