僕は漫画家、横山光輝が大好きで、彼の代表作である『鉄人28号』や『伊賀の影丸』は多くの異なる出版バージョンをコレクションしていることはこれまでに何度も取り上げているが、昨年の6月に入手した小学館クリエイティブ『伊賀の影丸』復刻版限定BOX 2に続き、今回限定BOX 3を入手した。
限定BOX 3は伊賀の影丸ブーム絶頂期の1964年に雑誌サイズで刊行された「東邦図書ホームランブックス」版「闇一族の巻」を各巻巻頭の4色、2色を初めて完全再現し、A5サイズ単行本全4巻にまとめて復刻したものだ。読本も付いている。実は1964年に出版された「東邦図書ホームランブックス」版も貴重なオリジナルをコレクションしているのだが、今回の限定BOX 3はかなり忠実に再現されている。オリジナルは5冊あるのだが、これを4冊のA5サイズ単行本にまとめている。
「闇一族の巻」は、山城の国で待ち受ける謎の集団・闇一族を対手に服部半蔵の命を受け秘術を尽くして戦う影丸や村雨兄弟の活躍が描かれており、ファンの中では伊賀の影丸で一番の傑作とも言われており、人気のあるエピソードである。
復刻版限定BOXはあくまでも復刻版なので、当然ながら歴史的価値は無いのだが、これだけキレイに、しかも忠実に復刻しているシリーズであり、また復刻版といえども最近ではなかなか出回っている数も少なくなっていることから、それなりにレアで定価よりも高く売られているケースも多い。しかし、そんな中で今回は中古ながら状態も新品同様にキレイで、しかも定価よりもかなり安くゲットすることが出来たのは本当にラッキーであった。
伊賀の影丸も数年に1回というサイクルでむしょうに読みたくなる衝動が訪れるが、今回の限定BOX 3購入を機に、また伊賀の影丸マイブームが到来したかもしれない。これで限定BOX 1, 2 3を入手することに成功し、コンプリートするには、残すところ限定BOX 4のみ。しかし、4は結構出回っている数も少ないようでまだ手に入れられていない。何とかまた良い状態のものに出会えることを願うばかりである。
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