先日偶然にもTOMOOというシンガーソングライターのPVを見る機会があり、思わずロックインされてしまった!“TOMOO”という名前で、男性アーティストだと思われるかもしれないが、実は何とも可愛い28歳の女性シンガーソングライターなのである。
まずはその瑞々しい歌声とリアルな歌詞の世界観に思わず取りつかれてしまったのだが、彼女のPVなどを色々と見ていくと、そのルックスも抜群に可愛い!橋本環奈にもかなり似ている。角度によって時々違ったようにも見えるが、総じて環奈ちゃんに似てると思ってしまうような見事なキュートさである。それでいて歌が上手く、作詞作曲の才能もあって、もう既に最強である。
(左が橋本環奈、右がTOMOO。に、似てる~)
実は彼女、2014年頃から活動しているらしいのだが、本格的に注目されたのは2021年にシングル『Ginger』という曲がヒットしてかららしい。そして、昨年9月に『TWO MOON』というファーストアルバムがリリースされており、このアルバムを聴いてみたところ、その素晴らしさに感動!この衝撃のレベル感は藤井風を初めて聴いた時以来かもしれない。自分の中では久々の大ヒット、また新たな秀逸シンガーソングライターとの遭遇である。アルバムジャケットも眼差しをモチーフにしており、少女の目が印象的である。
ファーストアルバム『TWO MOON』には下記13曲が収録されている。注目されたシングル『Ginger』など数年前のシングルから、最新のヒット曲なども収録されているが、どの曲もかなりキャッチーで魅力的な曲ばかり。繊細ながらキラキラしたアルバムだ。
- Super Ball
- オセロ
- Ginger
- 酸ひもせす
- Grapefruit Moon
- 17
- ベーコンエビ
- Cinderella
- Mellow
- 夢はさめても
- HONEY BOY
- 窓
- 夜明けの君へ
この13曲は全て素晴らしいのだが、特に好きなのが『Super Ball』、『オセロ』、『Ginger』、『Grapefruit Moon』、『17』の5曲。
『Super Ball』はPVもセンス良く、曲もちょっと切ないメロディーながら耳に残るキャッチーな曲。”尖ってなくてもいい、丸いままでつらぬいて”と歌う歌詞はかなり目から鱗なメッセージであり、思わずハッとした。飛び跳ねる丸いスーパーボールを象徴的にテーマとして使っているところにも作詞のセンスを感じさせる。
『オセロ』は明るくキャッチーな曲で、こちらもPVがなかなか実験的に凝っていて素晴らしい出来栄えだ。そして『Ginger』はちょっと可愛い感じのハッピーな曲で、PVではTOMOOのキュートさが全開である。『Grapefruit Moon』もその高い作詞・作曲センスが音楽関係者の間で高い評価を受けている1曲。そして最後に『17』はとても切ないラブソングで、メロディーの良さではお気に入りの中でもイチオシである。
上記以外の曲もかなり粒揃いだ。全体としてもかなりバランスが取れたアルバムで、ファーストアルバムにしてかなりの傑作アルバムである。
昨年からライブなども慣行しているみたいなので、まさにこれから更なるブレイク必至である。昨年は80年代の昭和アーティストを中心に良く聴いた一年となったが、今年はフレッシュな若手アーティストから幸先の良いスタートである。これから彼女の益々の活躍を楽しみに応援したい。