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魅惑の『ジャイアントロボ』ワールド!

横山光輝原作のロボット漫画と言えばまず思い浮かぶのが『鉄人28号』だが、もう一つ忘れてはならない名作なのが、『ジャイアントロボ』である。この作品は、漫画版が1967年から少年サンデーでの連載が始まったのだが、漫画よりも、1968年から実写化されたテレビドラマを子供の頃に良く見ていた記憶があり、アメリカで過ごした小学生時代も、アメリカで『Johnny Sokko & His Flying Robot』としてテレビで放映されていたのだ。



そんな『ジャイアントロボ』だが、懐かしくなってテレビドラマ版のDVDを購入した。全26話が4枚のDVDに収録されているが、東映の特撮テレビドラマ、且つロボットものの実写化という意味では先駆的な作品で、後の作品に大きな影響を与えることとなった。とても懐かしいし、子供の頃に見ていたことを微かに懐かしく思い出す。特撮は、今見るとかなり陳腐に見えてしまうかもしれないが、当時の作品にしては結構良く出来ており、特撮で先行していた東宝にも引けを取らないようにも思う。



ジャイアントロボの映像作品として、異色で面白いのが1992年から1998年まで5年半にわたり全7話が放送された『ジャイアントロボTHE ANIMATION - 地球が静止する日』というOVA (オリジナルビデオアニメーション)作品。原案は横山光輝のジャイアントロボにしながらも、かなり独特で新しい世界観を創り出した作品で、他の横山アニメに登場するキャラクターなども多く出てくる点で、手塚治虫が得意とする“スターシステム”を採用している。また、使用している楽曲もオーケストラ演奏が採用されており、かなり大人っぽいアニメとなっている。




こちらの作品のDVDやブルーレイは結構高価なので、前回『太陽の使者 鉄人28号』でも紹介したように、米国版のブルーレイを安く購入した。画質も全く問題なく、オリジナルの日本語音声にも切り替えられるので、日本版DVDの1/3くらいの価格でブルーレイ版が買えるというのは、とてもお買い得なのである。



そして、鉄人のフィギュアをメインに集めてはいるが、ジャイアントロボのフィギュアも幾つか持っている。特にこの30cm級の迫力フィギュアはとても良く出来ており、お気に入りの一体である。






漫画版に関しては、横山作品の復刻版BOXも多く出版している小学館クリエイティブの『少年サンデー版/ジャイアントロボ』を持っているが、なかなか重厚感のあるBOXパッケージで、お気に入りの一つだ。



これ以外には、このBOXに未収録となっているエピソードが入った、アップルBOXクリエイトの『学年誌版/ジャイアントロボ』と、光プロ出版の『ジャイアントロボ資料編』を持っているが、前者はジャイアントロボの全エピソードを網羅する意味では貴重な1冊である。また後者はジャイアントロボに関する資料集になっており、かなり貴重なデータや情報などが盛り込まれている点で、こちらもファンには欠かせない1冊となっている。





ジャイアントロボは、その多彩なグッズや、発展し続ける映像作品群などどれも魅力的で、横山光輝ワールドならではの世界観と、そこからの更なる広がりを感じさせてくれる貴重な作品である。

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