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NHKドラマ10『しあわせは食べて寝て待て』が面白い!

4月1日(火)から、NHKドラマ10の枠で新ドラマ『しあわせは食べて寝て待て』が始まった。なんとなくタイトルだけをみて面白そうな予感があったので録画を開始したのだが、第1回の放送を観て、やっぱり面白いドラマだと確信した。同名の漫画が原作だ。

このドラマは、一生付き合わないといけない病気(膠原病)にかかった女性の物語。ドラマ全体としては決して明るいわけではないのだが、どこかほのぼのとしたドラマで、同じNHKドラマの『団地のふたり』にも通じる雰囲気が漂うドラマ。それもその筈、どうやら同じ団地を舞台に撮影しているようなのだ。

僕は最近、この手のNHKドラマが妙に心地いい。例えば、昨年2月にシーズン2が放送された『作りたい女、食べたい女』や、昨年の秋にNHK BSで放送された『団地のふたり』など、どこかほのぼのとして、じんわりと暖かい、オーガニックなドラマが最近好きなのである。おやじなのに(笑)、どこか女性が好むようなドラマにハマってしまう。そして今回の『しあわせは食べて寝て待て』も同じ匂いのするドラマである。

主人公は桜井ユキが演じる女性、麦巻さとこ。週4日のパートで質素に暮らす38歳、独身。 「一生つきあわなくてはならない」病気にかかったことから生活が一変してしまい、会社を辞め、収入が減ったことで新しい住まい探しを余儀なくされる。見つけたのは築45年、家賃5万円の団地。隣に住む大家さんの鈴さん(加賀まりこ)と、鈴さんと同居する訳あり料理番の司(宮沢氷魚)を通じて、旬の食材を取り入れた食事で体調を整える【薬膳】と出会う。地味だけど身体においしそうな薬膳ご飯とたおやかな団地の人間関係を通して、心身を取り戻していくさとこは、身近にあった自分次第のしあわせに気づいていく、という物語だ。

桜井ユキもなかなか個性的な演技とルックスで、前から気になっている女優だ。これまではちょっとエキセントリックな役や、過激な役が多かったし、最近で言えば昨年10-12期のTBSドラマ『ライオンの隠れ家』で演じた刑事役が記憶に新しい。しかし、今回は見るからに心身ともに元気をなくしている独身女性を見事に演じており、また新たな一面を楽しめそうだ。初回を観た印象では、これから期待が持てそうである。

宮沢氷魚もユニークな俳優だが、昨年黒島結菜と結婚したばかり。2人が共演していた2022年のNHK朝ドラ『ちむどんどん』が色々な意味で印象的だったが(正直、朝ドラとしては最悪の作品だったが、それがゆえに爪痕を残したと言える)、昨年はTBSドラマ、『さよならマエストロ』や、映画『52ヘルツのクジラたち』にも出演しており、また現在は大河ドラマ『べらぼう』にも出演中。コンスタントにドラマや映画をこなしている俳優である。

ベテラン女優の加賀まりこも、いつもとは違う90歳のおばあさん、鈴さん役を演じているのも面白い。『団地のふたり』でも名取裕子などのベテラン女優が多数出ていたが、やっぱりこういう年配者の役をベテラン女優が勤めるとドラマが引き締まる。

料理をテーマにしているという点では、『作りたい女、食べたい女』にも通じるし、薬膳というのもなかなか興味深い。これから毎回色々な薬膳料理が出てくるだろう。また、団地での人間関係という意味では、『団地のふたり』にも通じるところで、もしかするとこの2つのドラマを美味しいとこ取りをしたようなドラマになるかもしれない。全9話のドラマシリーズのまだ第1話を観ただけだが、これからの桜井ユキ演じるさとこがどう変わっていくのか、そして司との関係性もどうなって行くのか、これからどんなゲストが出演するのか等、今後の展開がとても楽しみなドラマである (やっぱりNHKはいいドラマを作るなあ~(笑))。

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