カレーの余韻 ( θ Θ θ ) ノ

2007年8月13日スタート
カレーをメインに、和洋折衷数多の料理の話題を。立食いそば屋さんのカレー、大好きです。

【ラーメン】横濱ラーメン博物館

2011年07月13日 18時47分55秒 | 中華・ラーメン






暑い日が続きますね。
こんな暑い日には、ピリリと辛みの効いたタイカレーとソムタムで心地よい汗を、というのがカレー好きの栄養補給方となるのでしょうが、出張先があの『ラーメン博物館』の目の前だったことで、ほぼ満場一致でラーメンのはしごを楽しんでいくことになりました。カレーほどではないにせよ、ラーメンも好物の一つですし、いつもは混雑している“ラー博”も、この暑さで空いているだろうという目算もあっての入場。やや動機が不純ですが、とりあえず行ってみましょう。



とんこつスープ好きとしては九州系ラーメンは外せません。ということで真っ先に飛び込んだのが熊本ラーメンの『こむらさき』。

この日は何件がはしごを楽しむ予定なので、並盛りではなくハーフサイズのミニラーメン(¥550)をオーダーすることにしました。
九州ラーメンらしく、あまり待たされずにラーメンが運ばれてきます。やはりラーメンはサッと供されサッと食べたいもの。こうした点も含めて九州ラーメンが大好きです。

しっかりとした乳化を感じさせるミルキーホワイトのスープに、キクラゲ、メンマ、ネギ、そして香ばしく揚げられたニンニクチップ。雑誌やテレビで見る熊本ラーメンの典型的なルックスです。それもそのはず、この『こむらさき』こそが、熊本ラーメンの発祥であり、こうしたスタイルを確立させた“元祖”なのですから。

味わいの方もクリーミーそのもの。豚骨を徹底的に煮焚いているのですからまろんとした深いコクがありますが、脂っこいクドさなどは全くなく、するすると食べ進めていけます。麺は自分好みの中細麺。シコシコとした歯応えがあり、このコク深くキレのあるスープとよく合っています。これは美味しい。お腹が空いていたこともあり、文字通りの「あっ」という間の完食です。ごちそうさま。



食後の腹ごなしに館内をしばし探検の後、次に暖簾を手繰ったのはつけ麺の名店『頑者』。埼玉は川越にある行列店で、自分の知り合いにもこのお店をお気に入りの筆頭に挙げる人が何人かいます。頼むはもっともスタンダードなメニューである「つけめん」(¥900!)。噂で聞く通りの、うどんと見紛うほどの極太面。色もうどんに通ずる透明感ある乳白色で、艶々とした輝きを放っているのがたまりません。つけ汁は写真とはかなり違っていますが(笑)、巷の噂通りに魚粉の香りがかなり強く漂ってきて思わずニヤリ。さっそくいただくことにします。
麺ですが思った以上に歯応えと食べ応えがあります。一本一本のマッシブ感がものすごく、自分の肺活量ごときでは一回の咀嚼では啜りきれません(笑)。これほど自己主張の強い麺だと軟弱なスープでは力負けしてしまうのでしょうが、ここのつけ汁はむせ返るような強烈な魚粉の風味が効き、ポタージュスープの如く濃厚なスープがベースとなっているので見事な調和感が生まれています。かなり力強い個性的な一品という印象。これは病みつきになる人が続出というのも頷けますね。食べ応えの方もバッチリ。「つけ麺」ということでミニではなく普通盛りを頼んだですが、これだけストロングだと十分にお腹が膨れます。本当はさらなる連食を予定していたのですが、あえなく撃沈。いやぁ、実に食べ応えのあるつけ麺でした。



暑い最中の“ラー博”でしたが、空いていたことと、館内のレトロ演出が思ったよりも凝っていたことでかなり楽しめました。館内も涼しく、我々と同様、スーツ姿のサラリーマンの姿も多いことから、オフィス街のちょっとしたオアシスになっているようですね。さて、お腹もこなれたし、東京駅あたりでスタンドカレーでも食べていくことにしますか。いや、冗談です。


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