カレーの余韻 ( θ Θ θ ) ノ

2007年8月13日スタート
カレーをメインに、和洋折衷数多の料理の話題を。立食いそば屋さんのカレー、大好きです。

【ネパール料理】GURUNG(江戸川区)

2011年12月31日 03時19分12秒 | ネパールカレー








いよいよ今年も残すところあとわずか。
本日はいつもお世話になっている業界新聞の編集長と2人で、お気に入りのネパール料理店でダルバートを食べて1年を締めくくることにしました。そのお店とは2年ほど前に訪れた平井の『GURUNG』。グルンといえば勇猛果敢なグルカ兵であり、そのシンボルであるグルカナイフ。ということで、その店名が示すように、かなり本気のネパール料理屋さんです。

もちろん頼んだのはダルバート。それと、せっかくのネパール料理店なのですから、モモも追加。ちなみにダルバートですが、ここでは「ネパールセット」という名前で供されています。主食はナンかライスの選択式。もちろんダルバートということでライスにしてもらいました。と、こう書くと様式に合わせた“こだわりチョイス”のように受け取られるかもしれませんが、実際のところは単にライス党なだけだったりします(笑)。

ダルバートを待っていると店内がもうもうたる煙で包まれてしまいました。どうやらチキンティッカを焼いた煙が換気扇がないために排気されず、店内に滞留してしまっているもよう。「うぷぷ」ともがいていたら、店員さんが入口のドアを開けて強制排気を始めました。おかげでかなり空気はクリヤーになりましたが、今度は寒い寒い(笑)。3年ほど前に訪れた西大島の『スワガツ』で同様の状況になったことを思い出しました(あそこもいいお店でした)。

さて、ダルバートですが、ダル(豆のカレー)、チキンカレー、タルカリ(カレー味のおかず)、アチャールがその内訳です。これに別皿でサラダが付きます。ライスは長粒米ではなく我がジャポニカ米。前回ランチで訪れたときはインディカ米だったのですが……。

ダルはキリリとした塩味が効いた理想的な味。チキンカレーも肉がたっぷりしているのと、思ったよりも塩分控えめな味で、ダルとのバランスがとれてます。とりあえず、ダルバートらしい食べ方を実践すべく、アチャールもタルカリも含めてまとめてライスの上に乗っけて、軽く混ぜ混ぜして口に運びます。うん、おいしい。インドやパキスタンのカレーとは異なり、全体的にあっさりとしているので、単体で食べるよりも全部を混ぜ混ぜした方が味が引き立ちます。各々の料理の味付けもそうした状態で食べて調和が得られるよう、味の強弱が付けられていますしね。計算された味、といったところでしょうか。

そうやってダルバートをハフハフと食べているとモモ登場。
皮が破けてしまっているのはご愛嬌(笑)。見た目通りのいわゆる「餃子」ですが、スパイシーなピリ辛のタレに浸けた途端に餃子からモモになります。見た目もプレーンな状態の味も紛れも無い餃子なのですが、ピリ辛のタレが一気にネパール色に染め上げてくれます。すんごくおいしい。ああ、もっと食べたいなー

全部食べ終わって、「なんとなく口寂しいなー」ということでサモサも追加。編集長とあんな話題やこんな話題で会話に花を咲かせ、気がつけば閉店時間ギリギリ。ちなみに後から家族連れやインド系のカップルなども入ってきて、店内は程よい活気に包まれていました。地元の人に愛されているお店なんですね。そういえば、前回訪店したときも、先客は2世代の家族連れでした。料理の味だけでなく、終始ニコニコと愛想のいい店員さんの人柄なども人気の秘密なのでしょう。外は身を切る寒さですが、少しだけ温かい気分で家路に着くことができそうです。


【インド料理】新インド料理 スパイシー タンドール(水戸)

2011年12月12日 18時07分24秒 | インドカリー








水戸へと出張。せっかく水戸までやってきたのだからと、カレーを食べていくことにしました。この日は電車による移動のため、できるだけ水戸駅に近いカレー屋という条件で検索したところ、ヒットしたのがこのお店です。

このお店が実に素晴らしかった。
まず、¥890でランチバイキングが利用できるのが素晴らしい。しかもカレー7種類(たぶん)、ターメリックライスとビリヤニ、チョウメン2種類、チキンパコラ(インド風鶏の唐揚げ)、ポテト料理数種、サブジ、パパド、種類が把握し切れないほどの野菜、数種のスイーツにチャイをはじめとしたドリンク類など、とにかくビュッフェの品目が豊富なのも嬉しい。加えて、数種のクルチャやナンなどもお願いすれば無料で焼いてくれるというのだから、ただただ頭が下がります。そしてなによりも「カレーが美味しい」というのが最大の感動ポイント。
今回食べたのはキーマカレーとマトンカレー、そして“シェフの日替わりカレー”と銘打たれた野菜&チキンのカレーの3種ですが、いずれも文句のつけようがないほどに美味しい。特にマトンカレーは、爽やかな酸味と力強い味付けと香りが引き立った理想的な味で、ちょっとした感動さえ感じてしまったほど。これが食べ放題だなんて到底信じられません。この日はついつい欲張りが過ぎてライスを大盛りでよそってしまったがために、この絶品マトンカレーをお代わりすることが叶わなかったのがただただ残念。あ~、思い出したらまた食べたくなってきた。

これまで「美味しい」と評させてもらったお店はいくつもありましたが、ここは味、量、楽しさ(豊富な種類のカレーが楽しめるという点で)、接客と、全てにおいて文句のつけようがない珠玉のお店。こんな名店に通える界隈の人々を心から羨ましく思います。ということで、また水戸に来ることがあれば、必ず寄らせてもらいます。ごちそうさまでした。


【パキスタンカレー】POTOHAR(西新宿)

2011年12月07日 14時19分47秒 | パキスタンカレー






前々から訪店を熱望していた西新宿のインド・パキスタン料理屋さん。カウンターのみの店内客よりも、テイクアウトのお客さんの方が多い、ちょっと不思議なお店です(ランチタイムにおいては)。

当たり前ですがランチタイムの訪店につき、メニューはランチメニューのみ。
チキンコーロマカレー(¥740)、キーママサラカレー(¥740)、チキンコーロマベジタブルカレー(¥950)、ダールチャナマサラカレー(¥840)、チキンカレーライス(¥690)、ヘルシーベジタリアンランチ(¥1,200)がその内訳。チキンコーロマかキーママサラで迷いましたが、「トマトベースのスパイシーなカレー」との説明書きに惹かれてキーママサラカレーをチョイスしました。ライスとナンがセットされるとのことですが、いつものようにライスのみにしてもらい、その分、ライスを多めにしてもらいました。

待つことしばしで、まずはサラダとスープが運ばれてきました。このスープがかなり風変わりで、見た目はラッサムっぽいのですが、酸味は殆ど感じず、炒めたガーリックの香ばしさとジュースのような甘みが一体となった、今まで味わったことのない不思議な味がします。美味しいかどうかは別として、“本場感”を強く感じさせてくれる点でかなりポイント高いです。なんという名前のスープ料理なんですかねえ。

そこからややあってカレー到着。パキスタン系のお店らしく、カレーは「カラヒ」に容れられてのお目見え。これだけでテンション3割増しです(笑)。ライスはメニュー上の写真を見るかぎりではクミンシードと一緒に炊きこまれたジーラライスでしたが、実際には普通のスチームライスでした。しかしながら嬉しいことに長粒米を使ってくれています。ランチタイムで長粒米が食べられるというのはかなりポイントが高いですね。

さて、肝心のカレーですが、すんごく美味しいです。
パキスタンのカレーらしく、肉々しさにあふれていて、香りも素晴らしい。ディナーで供されても満足できるカレーです。塩味もしっかり効いていてライスとの相性も抜群。これならば、間違いなく他のカレーも美味しいことでしょう。まさかここにこんな名店があったとは。ちょっとした感動を感じつつ、しっかりと完食させていただきました。

さて、最後に一つ悲しいお知らせをお伝えしなければなりません。
この近くにスリランカカレーの名店コートロッジ新宿店があったのですが、なんと10月10日をもって閉店したとのこと。中野坂上のお店は引き続き営業するとのことですが、まさか老舗にして有名店のコートロッジが閉店に憂き目に遭ってしまうとは思ってもみませんでした。聞くところによれば、『カフェハイチ』の新宿本店も閉店したとのことで、老舗の相次ぐ閉店にショックを禁じえません。まったくもって世知辛い時代になったもんです。


【サービスエリアカレー】 関越自動車道・上里SA・上州茶屋

2011年12月02日 16時21分19秒 | 高速道路・道の駅カレー






車にて出張先の長野から東京へと戻る帰路、立ち寄ったSAで食べたカレーです。
当初はカレーのみを食べるつもりでしたが、折しもこの日は冷え込みが激しく、軽井沢や碓氷あたりでは完全に白銀の世界。もちろん車中の人であろうと寒さは身体に応える訳でありまして、温蕎麦への欲求が極限にまで高まっていたことから、『かき揚げそばとミニカレーセット』を頼んでしまいました。こうしたヘビーなセットメニューを食べるのは久しぶりです。

カレーはやや甘みの強い、『富士そば』のカレーと似たテイストで可もなく不可もなくといったところ。何よりも冷え込みが激しかったのと、迅速性を重視し、あらかじめカレーライスだけをお盆に用意しておき、あとから蕎麦を作る手順を採っているからか、熱さに欠けていたことが残念です。対して、蕎麦の方は寒さも手伝いとても美味しかったですね。そば粉の香りがプンと感じられる平打ちの蕎麦で、歯ごたえもしっかり。天丼やラーメンはじめ、さまざまな食べ物が集うフードコートのなか、多くのお客さんが蕎麦を選んでいる理由もよく分かります。

食後は土産売り場を物色。残念ながらご当地レトルトカレーはありませんでしたが、タイミングよく信州の新そばを入手することができました。これに加え、上越のほうとうである『おっきりこみ』も購入。今週末あたり、寒さが一段と冷え込んだタイミングを狙って食べてみることにします。




【ネパール料理】Nepal RESTAURANT&BAR “KATHMANDOU”(信州松本)

2011年12月01日 23時15分48秒 | ネパールカレー






出張先で入ったネパール料理店です。

頼んだのはチキンカレーとキーマカレーのディナーセット。クライアントから「甘みが強いカレーだよ」と聞いていたのですが、確かにチキン、キーマともハチミツを加えたような甘さの際立ったカレーでした。プラウン系カレーなどによくある、甘みが一口目にやってくるテイストのカレー。ライスよりもナンと相性がいいんじゃないでしょうか。ちなみにライスはかなりやわらか目に炊いてありました。

このカレー2種に加え、ネパール料理のお店らしく、「ダルスープ」が付いてくるのですが、コレが思いのほか美味でした。ひき割り状になったクリーミーな豆のポタージュに、キリッと効いた絶妙な塩味。表面には香ばしいクミンシードが浮いています。素朴でありつつも奥深い味わいのあるスープで、一発で気に入ってしまいました。次回は、これだけを大盛りでもらって、ライスと一緒に食べてみたいなぁ。見た目よりもスパイシーで、サンバルが好きな人ならきっと気に入ることでしょう。



食後の腹ごなしに女鳥羽川沿いを散歩。

ここを歩いていると、5年ほど前に、この川沿いにあった『ばくばく亭』というお店で名物のハンバーグカレーを食べたことを思い出します。厚さ10cmはあろうかという分厚い焼きたてのハンバーグに、果実の甘みを思い切り効かせたフルーティーなルウをかけたなんともリッチなカレーで、界隈の人なら誰もが知る有名店でした。現在は残念がら沖縄に移転。ちなみに現地でも人気店として地域の人々に愛されているようですね。いつか沖縄に行くことがあったら、ぜひとも寄らせてもらい、あのリッチなハンバーグカレーを再び味わってみたいと思います。