カレーの余韻 ( θ Θ θ ) ノ

2007年8月13日スタート
カレーをメインに、和洋折衷数多の料理の話題を。立食いそば屋さんのカレー、大好きです。

【けんちんそば】手打ちそば よ志乃 (茨城・水戸)

2010年11月30日 02時01分38秒 | そば・うどん






水戸へと出張。
水戸と言えば、先日視聴していた『秘密のケンミンショー』の中で紹介されたいた『けんちん汁そば』なる郷土料理。読んで字の如しで“けんちん汁”をつけ汁としたそばなのですが、これが実に美味しそうなんですよ。「そば」と言えば真っ黒な“かえし”のそばつゆに付けて食す、というのが自分の中の常識でしたが、よくよく考えてみれば、けんちん汁も「プン」と香る出汁をベースとした汁料理だけにそばとの相性はいいはず。なによりも栄養バランスがよさそうでいかにもヘルシーな感じじゃないですか。

そんな感じで、しばらく頭の片隅からこの郷土料理のヴィジュアルが離れずにいた矢先、折良く水戸を訪れる機会が訪れたため、時宜得たりということで食べていくことにしました。

お邪魔したのは茨城県庁から近い『手打ちそば よ志乃』。
相当の人気店なのでしょう。まだお昼前だというのにお店は満席に近い状態。メニューは『ゴマ味噌汁そば』『ざるそば』、そして『けんちんそば』のみ。ちなみにそばをうどんにすることもできますとのこと。もちろん頼むは『けんちんそば』です。

そうこうしているうちに完全にお店は満席。くどいようですがまだ12:00前ですよ。しかもドアの外には行列までできています。さだめし名店なのでしょう。どうやら味は間違いなさそうです。これも日頃の行いかな(笑)。

待つことしばしでお目当ての『けんちんそば』到着。頼んだのは普通盛りですが、一般的なもりそばの1.5倍のボリュームはありますね。そのそば自体もうどんと見紛うほどにぶっとくて、かなりインパクトあるビジュアルです。これは美味しそう。さっそくいただきます。

おお、見た目通りにコシの強いそばですね。シコシコというよりブリンブリンといった食感で、とっても力強い。そして主役のけんちん汁ですが、これが思ったよりもあっさりしていて身体に優しそうな味。よって、そばの風味がつゆの濃さに覆われてしまうことなく、しっかりとそばの旨味を味わうことができるのが素晴らしい。あっさりとしているだけに、塩分を気にすることなく飲み干すことができるのもいいですね。とはいいつつも大根や里芋、こんにゃく、ゴボウといった具には、しっかりと醤油味が染み込んでいます。これだけで食べても間違いなく美味しいことでしょう。

ボリュームがあるので、完食まではやや時間を要しましたが、とっても美味しかったですし、夜まで何も食べる必要がないほどお腹いっぱいにもなりました(笑)。何から何まで東京で食べるそばとは異なる、郷土色が色濃く反映された意欲作。ぜひ、今度はそば好きの知り合いを誘って再訪したいと思います。ごちそうさまでした。


【ご当地レトルトカレー】小岩井農場厳選素材カレー・クリームチーズカレー(岩手県)

2010年11月20日 21時10分47秒 | レトルトカレー





前回の小岩井農場厳選素材カレー・カマンベールチーズカレーに引き続いてのチーズ系小岩井農場レトルトカレーです。今回は「クリームチーズ」。前回は独特の風味に思い切り意表を突かれましたが、果たして今回はどうか。

いつものように湯煎は10分と長めに。ライスをよそったお気に入りのカレー皿に盛ってできあがりです。

『カマンベールチーズカレー』よりも幾分チーズの匂いは抑えられていますが、それでもチーズとしての主張は強い方です。味はマイルドめで刺激が苦手な人でもするすると食べていけるでしょう。例によって濃厚なので、ライスだけでなくパスタと合わせてもいいかも。また、『焼きカレー』なんかにしちゃっても美味しいかもしれません。そういった意味では、いろいろと発展性を持ったカレーだと言えるでしょう。

農場ならではの新鮮な乳製品をふんだんに使った、ご当地カレーらしいレトルトカレー。そしてこの小岩井農場擁する岩手県は前沢牛や三陸の豊富な魚介類など食材の宝庫として知られる県でもあります。きっとこれ以外にも美味しいご当地カレーはたくさんあるはず。ぜひ、そうした未だ見ぬご当地カレーも発掘していきたいですね。


【インドカレー】セラ・ラ(東神奈川)

2010年11月17日 00時51分43秒 | インドカリー






東神奈川へと出張。

出張先へ向かう途中、いい感じのインド料理屋さんがあるのを発見。出張先での仕事がお昼をまたぐことになったので、ここぞとばかりに飛び込まさせていただきました(笑)。

ランチメニューはタンドリーチキンやサラダ、ドリンクなどがセットになったセットメニューが中心。しかしそこまでお腹ペコペコという訳ではなかったので、プレーンなカレー&ライスメニューを頼むことにしました。
カレーは1.チキンカレー、2.ベジタブルカレー、3.日替わりカレー(この日はキーマ)の3つから選ぶようになっています。ここはベーシックにチキンカレーをチョイス。ちなみに1~10段階で辛さが選べるようになっており、やや強い刺激が欲しかったので6辛を選ばせていただきました。

待つことしばしでカレー到着。おお、実に鮮やかな色合いのチキンカレーです。これは美味しそう。さっそくいただきます。

塩分が控えめながらスパイス感がしっかり立っていてとっても美味しい。6辛だけにいきなりガツンとした辛さが口中に斬り込んできますが、これがいいアクセントになっていてライスが進みますね。妙な甘さもなく素材重視の味でとっても美味しい。やっぱりインドカレーはこうでなくちゃ、というストレートな味わいのカレーです。気に入りました。

お店も意外に広くて落ち着けますし、店員さんもキビキビとしていて気持ちよくカレーを愉しむことができました。間違いなくディナータイムの方も期待できることでしょう。また横浜方面に来ることがあったら、ぜひ再訪したいと思います。ごちそうさまでした。


【インドカレー】MUGAL・PALACE (名古屋)

2010年11月12日 01時52分38秒 | インドカリー


四日市へと出張。
一緒に行ったクライアント氏が大のカレー好きということで、帰京する前に名古屋でカレーを食べていきましょう、ということになりました。
さっそく、手持ちのモバイル機器で名古屋市内のカレー屋を検索。その中で筆頭として挙がってきたのが東区にある『モリ』というお店。なんでも創業30年の歴史を持つインドカレーの専門店で、名古屋を代表する人気店とのこと。これは行くしかないでしょう、ということでクライアント氏と共にバスに乗り、夕闇に包まれた名古屋の街をお目当てのカレー屋さんに向けて歩くことにしました。


「メ~テレ」こと名古屋テレビ。10月11日からのCOP10名古屋開催に合わせてグリーンにライトアップされています。


そうやって歩くこと30分。やってたどり着いた『モリ』ですが、なんと閉店! 後に調べたところによると、9月30日をもって30年の歴史の幕を閉じたとのこと。本当に本当に残念。結局、その自慢のカレーを口にすることはできませんでしたが、カレーを愛する人間として「長い間お疲れ様」と言わせていただきます。


ということであらためてカレー屋探し。『MORI』から徒歩15分程度の場所にあったのがこのお店。ネットでの評判も上々でしたのでお伺いさせていただくことにしました。


18:00という本格的なディナーには早い時間だからでしょうか、店内に先客の姿なし。適当なテーブルに座を確保してメニューを確認。カレー1種とライスorナン、パパド、サラダ、ドリンクが付く『特別セット』を頼むことに。カレーですが、ここはベーシックにチキンカレーをオーダーすることにしました。クライアント氏はサグマトンをオーダー。


で、やってきたカレー。チキンカレーですが、ハチミツを加えているのかかなり甘いです。甘みが強いカレーが苦手な自分としてはやや残念と言わざるを得ません。対してクライアント氏のサグマトンは妙な甘みもなくコク深さとキレのいいスパイス感のバランスが絶妙で実に美味。ああ、こっちにしておけばよかったなあ(笑)。


            *            *            *


ということでクライアント氏とカレーをシェアしつつしっかりと完食。甘みの強いチキンカレーを除けば、なかなか美味しいカレーでした。お店の雰囲気もいいですし、店員さんもキビキビしていていい気分でカレーを愉しめました。残念ながら『モリ』のカレーは幻となってしまいましたが、全国に名だたるグルメタウンである名古屋。まだまだ美味しいカレー屋さんはたくさんあるはず。ぜひ、今度はカレー屋探訪を目的に名古屋を再訪したいですね。


【ラーメン】けん軒(月島) ピリ辛味噌ラーメン

2010年11月03日 01時08分58秒 | 中華・ラーメン










晴海のトリトンスクエアにて仕事があり、夕刻近くの帰り道、小腹が減ったのでラーメンを食べていくことにしました。

本当はカレーが食べたかったのですが、いくら探せどそれらしき店はなし。洋食屋さんっぽいお店を発見したとしても軒並みディナータイム前の中休み中。そう、月島・勝ちどきというのは、自分にとって「普通の飲食店」探しにやたらと難儀する土地だったりします(家からも近い“準地元”ということもあって馴染み深い街ではありますが)。

ならばと嗅覚に頼って鼻をクンクンさせながら“もんじゃ以外の食べ物の匂い”を求めて彷徨すること30分、ありましたよ、ラーメン屋さんが。手前の鼻も捨てたもんじゃないですね(笑)。

それがこのお店『けん軒』さん。
夕刻のアイドルタイムだけにお店は空いています。どっこらしょ、と座ってメニューを見ることしまよう。

メニューはけっこう充実しています。定番の『しょうゆらーめん』にはじまり、『しおらーめん』『エビワンタン麺』『とろとろ角煮ラーメン』『酒粕みそらーめん』『ピリ辛味噌らーめん』など。味噌ラーメン派としては後者2つが気になるところ。やや寒い日でしたので、『酒粕みそらーめん』にかなり惹かれるも、辛党の性ゆえ、気がつけば『ピリ辛味噌らーめん』をオーダーしていました(笑)。なんと言っても決め手は(並辛)(中辛)(大辛)と3つの辛さが選べること。もちろん、ここは(大辛)で決まりでしょう。

待つことしばしでラーメン到着。いい色してます。
具はチャーシューとメンマにモヤシ。いずれも少量で至ってシンプルな外見。さっそくいただくことにしましょう。

ラーメンを強く求めていたこともあって美味しいです。コク味よりもやや塩っ気が勝っている部分はありますが、ピリリとした刺激もあってスルスルと食べ進めていけます。寒さもあって美味しさ3割り増し。なんといってももんじゃ屋以外の飲食店が極端に少ない中でこうしてラーメンが食べられってのはありがたいもんです。ということであっという間の完食。ごちそうさまでした。

お店を出る頃にはいい具合に日も暮れなずみ、月島橋から望む夕日に照らされたトリトンスクエアの美しいこと。せっかくですから今日は地下鉄ではなく、バスで帰ることにします。


【レトルトスープカレー】PICANTE チキンスープカリー[月の恵み]

2010年11月01日 02時16分10秒 | レトルトカレー




北海道在住のクリエイターさんにいただいたレトルトスープカレーです。

この『PICANTE(ピカンティ)』というお店、自分は知らなかったのですが、札幌のスープカリー好きにはそれなりに有名なお店とのこと。残念ながら東京への店舗展開は行っていないようなので、尚更のこと期待のボルテージは高まります。

温め方は湯煎ではなくレンジ式。我が家のレンジだと5:00が適正所要時間です。蒸気穴を開ける必要もなく、箱からパウチを取り出してそのままレンジに入れるだけ。これは楽でいいですね。写真を見たところ、ゆで卵やシメジ等を好みで追加するようですが、今回はレビューのつもりなのでストレートで味わってみることにします。

しかし美しい色のカレーですね。思い切りカレー好きの本能に訴えかけてくる深みのあるオレンジ色。ちなみにパッケージ内には「香りのスパイス」と「辛さ調整用のチリペッパー」が入っており、好みで追加するようになっています。尖った刺激を好む自分だけに、もちろん全て投入で決まりです(笑)。我慢できません、さっそく一口――

うーん、美味しい。
ピリリと抜けるキレのいいスパイシーさとしっかりとしたコク。一般的なスープカレーより一段深みある味で個人的にかなりツボです。具はジャガイモとチキン、ごぼう、ひよこ豆など。特に秀逸なのがジャガイモの美味しさ。いい具合にカレーの旨味が染み込んでおり、それだけで食べてもとっても美味しい。できればあと2~3個食べたいくらいです(笑)。チキンもホロホロと柔らかくしこれまた美味し。そして底の方には沈殿したひよこ豆。「次から次」という感じで具が現れてくるのがとっても楽しい。「これぞスープカレー!」といったところでしょうか。

とうことで夢中で食べ食べあっという間の完食です。
普段、あまりスープカリーを食べることはないのですが、これほど美味しいのならばもっと積極的に食べまくる必要がありそうですね。お次はどこのスープカリーを狙ってみましょうか。