カレーの余韻 ( θ Θ θ ) ノ

2007年8月13日スタート
カレーをメインに、和洋折衷数多の料理の話題を。立食いそば屋さんのカレー、大好きです。

【レトルトカレー】MCCインドカレー(ビーフ)

2009年10月29日 13時44分07秒 | レトルトカレー



「100時間かけたカレーシリーズ」や「鳥肌の立つカレー」、「100年前のビーフカレー」などでお馴染みのエム・シー・シー食品のレトルトカレーです。外箱なしのシンプルなパッケージを見ても分かるとおり、この「インドカレー」は業務用レトルトカレー。レストランなどで供することを目的に開発されたカレーだけに、その味がどれほどのものなのか、気になるところです。

いつものように10分と長めに湯煎を行いライスを盛ったカレー皿へ。おお、一般的なレトルトカレーとは異なり、トマトや玉ネギのペースト感を強く感じさせるいいドロドロ具合じゃないですか。肉の方も、意外にも大きな塊が3、4個入っており、そこはかとないリッチさを感じさせてくれます。これが業務用カレーたる所以でしょうか。

そんな外観に違わず味の方もなかなかイケます。野菜をふんだんに煮溶けさせているせいか、ドロドロ感が強くも意外とさっぱりした味です。また、スパイス感の方も市販のレトルトカレーよりは強めで、漂う香りも悪くありません。ややさっぱり目の味なので紅ショウガなどを薬味に添えるとなお美味しいかもしれませんね。

ということで夢中で食べ食べあっという間の完食。《業務用》を謳うだけあり、確かに市販向けのレトルトカレーにはないクオリティの高さを感じました。値段も安価で(店頭価格で¥150程度)満足度も高い。さすがレトルトカレーを知り尽くしたエム・シー・シー食品ならではのカレーといったところでしょうか。なかなか美味しかったです。ごちそうさまでした。


【ご当地レトルトカレー】しゃも地鶏カレー(広島県)

2009年10月23日 16時27分49秒 | レトルトカレー






広島県は帝釈峡のリゾート施設、「帝釈峡スコラ高原」によって作られたレトルトカレーです。『呉海軍亭・肉じゃがカレー』や『かきカレー』などと並ぶ、神石高原のミネラル豊富な天然水とその恵みを十分に受けた野菜や地鶏を用いて作られた、広島を代表するご当地カレーです。

いつものように10分と長めに湯煎を行い、熱々のご飯の横に盛ってできあがり。おお、パッケージの写真通り、立派なチキンレッグが2本も入っています。レトルトカレーのルックスとは思えないダイナミックさ。なかなかに壮観じゃないですか(笑)。

さっそく食べてみることにしましょう。
味の方は至ってマイルドです。素材に自信があるのでしょう、塩分やスパイス感なども低め。一口一口じっくり味わって食べるべきカレーですね。主役のチキンレッグはホロホロに柔らかく煮込まれていて、スプーンだけでチャッチャッと骨を外すことができます。地鶏だけにブロイラー臭なども皆無。とってもやわらかくて食べ応えも十分です(2本も入っているだけに)。

ということで夢中で食べ食べしっかり完食です。やや淡泊な味わいでしたが、メーカー製のレトルトカレーにはない強烈な個性があってなかなかに楽しめました。こうした個性あるカレーと巡り会えるのも「ご当地カレー」ならではの魅力。今度はもう一つの広島名物カレーである、「かきカレー」に挑戦してみたいですね。


【持ち帰りカレー】松屋・フレッシュトマトカレー

2009年10月21日 21時17分24秒 | 持ち帰りカレー


前々から「美味しい」と聞いていた松屋のフレッシュトマトカレー。牛丼も松屋党の自分としては、いち早く食べるべきカレーのはずでしたが、「松屋だし、いつでも行けるから」という安心感からついつい後回しになり、気がつけば6月の登場から半年近くを経過していました(笑)。

それが今回折良く、というか仕事がやや立て込んでいて、テイクアウトを買ってきてもらうことになったので、「ここぞ!」とばかりに豚めしと一緒に買ってきてもらいましたよ、焦がれ続けたフレッシュトマトカレー。

まずは外見のチェックから。
その名が示すとおり、実に鮮やかで美しい赤色をしていますね。赤い油が表面に浮き、見るからにトマトの酸味が効いていそう。我慢できません。さっそくいただきます。

おお! 口に入れた瞬間、トマトとガーリックの香りがプーンと口中に広がってきますね。やや遅れて強い辛さが追いかけてきます。スパイスの香りもかなり強く引き立っていて牛丼屋で食べるカレーの範疇を大きく超えています。これは美味しい。
トマトの酸味が強いものの、ガーリックがしっかり効いており、コク深さも併せ持っていることから、酸味の強いカレーが苦手な人でも十分にこのカレーの美味しさを堪能することができるでしょう。これはちょっと衝撃的な味ですよ。

なによりも素晴らしいのは、これほど美味しくて¥290(並の場合)と安価な点。レギュラーのビーフカレー(並)で¥350ですから、いかにおトクなのかがよく分かります。これに野菜サラダをセットさせても¥380。世知辛い昨今にあって、実にありがたい庶民派のカレーだと言えるでしょう。

さすが、数ある牛丼チェーンの中でも、カレーに定評のある松屋ならではの意欲溢れるカレー。ぜひ、これはレギュラーメニューに加えて、通年食べられるようにしてもらいたいですね。


【インド風カレー】印度屋(長野・伊那)

2009年10月16日 21時07分54秒 | カレー専門店







長野は伊那への出張の折、ランチで立ち寄ったカレー屋さんです。
南信州・飯田の『麓のカレー大原屋』同様、美しい山々と豊かな自然に囲まれた絶好のロケーションにあるお店。
『麓のカレー大原屋』のカレーがとても美味しかっただけに、どんなカレーを食べさせてくれるのか楽しみです。

お店に入ったのは12:30過ぎ。通常ならばそれなりに混み合う時間帯ですが、やや辺鄙な場所にあるためか(失礼!)、店内には2組の先客のみ。その店内ですが、大きな窓による採光豊かな開放感があり、シンプルに空間としての居心地の良さを感じさせてくれます。この辺りも『麓のカレー大原屋』に通ずるものを感じますね。店内には手作りによる食器の販売コーナーも併設されていて、「食を愉しむ」ことへの強いこだわりを感じさせてくれます。

ランチメニューですが、意外にもかなり豊富です。日替わりカレーを筆頭に、チキンカレー、ナスとひき肉カレー、シーフードのグリーンカレー、カツカレーなどのほか、定食類やパスタセットなどもあります。カレーの種類が多いのでかなり迷いましたが、初の訪店ということで、カレーの他に一品おかずが付く「日替わりカレー」を頼むことに。ちなみにこの日の日替わりカレーは、数種のスパイスを配合した「ブレンドカレー」。おかずは牡蠣フライと蒸し鶏のいずれかが選べるようになっていて、前者の牡蠣フライを選びました。

同行の仕事仲間たちとのおしゃべりに高じていると、程なくしてカレーとおかずが到着。おお、思った以上に牡蠣フライはボリュームがありますね。これにご飯と味噌汁を付ければ、そのまま牡蠣フライ定食として出せそうなほど(笑)。もっとこじんまりとしたものを想像していただけに、これは嬉しい誤算ですね。カレーの方もスパイスの粒々が目視ではっきり確認できる、“いかにも”なルックス。ちなみに辛さは「ノーマル」「中辛」「大辛」「激辛」の4段階からチョイス可能だったので、もちろん「激辛」を選ばせてもらいました。

そのカレーですが、見た目に違わずいい意味でスパイスのザラつきを感じる刺激的なテイストです。激辛にしてもらったことで辛さもほどよく、食べて2~3分でうっすらと身体が汗ばんでくるほど。寝不足気味の頭には、強烈なパンチを与えてくれるこの薬効感が実に嬉しいです(笑)。サラサラとしたタイプのカレーなのでライスとの相性も悪くありませんし、おかずの牡蠣フライをちょいと浸して食べるなんて裏技的な食べ方もできてしまう。ナンも選べるとのことでしたが、個人的にはこのカレー、ライスと組み合わせた方が存分に持ち味を発揮できると思うのですがいかがでしょう。

ということで夢中で食べ食べ、あっという間の完食です。旨い空気と豊かな自然の中で食べるカレーということで、評価も3割増。なかなかに美味しかったです。ごちそうさまでした。


【和風カレー】大衆割烹 松喜

2009年10月10日 21時49分17秒 | とんかつ・和食・居酒屋系カレー






50年前の伊勢湾台風に匹敵するほどの勢力を持つ台風18号に翻弄された青森出張。最終日にはあまりの豪雨により、宿から一歩も表に出ることができず。やむなくホテル併設の和食料亭で食事を摂ることにしました。

これが「灯台もと暗し」で、頼む料理いずれもが美味しくてしかも安い。この刺身定食で¥1、300そこそこですよ。刺し盛りの内訳は2種類のイカ刺しにホタテや根魚、甘エビに馬刺し。これを肴に焼酎で一杯呑れば、気になっていた台風の行方もいつしか忘却の彼方(笑)。現金なものです。

酩酊気味の頭でメニューを見やれば、なんと「カレーライス」の文字が。しかも¥530と安い。迷うことなく〆としていただくことにしました。味の方はやや薄めでどこか酸味の効いたちょっと珍しいテイスト。地元産のフルーツを煮込んでいるのでしょうか。カツカレーなど揚げ物のトッピングが合う味ですね。なかなかに美味しかったです。ごちそうさまでした。

【地魚料理】すし・割烹 福水(青森・三沢)

2009年10月10日 03時54分03秒 | 和食










青森へ出張した際、夕食を摂ったお店です。コース料理を頼んだのですが、これが地魚や山の物をふんだんに使った料理が中心となった絶品のオンパレード(本当はこの他にも刺し盛りやお寿司、デザート、碗物などがあったのですが、酔っ払っていて写真を撮るのを忘れてしまいました)。やっぱり魚介類の名産地だけに魚の美味しさは特筆モノですね。刺しで食べてもよし、焼いてよし、煮てよしでどれをとっても絶品。鍋も出たのですが、これが東北らしい甘みの強い味付けでなかなかに新鮮。関東ではこういった味の鍋はありませんからね。ということで飲んで食らって気がつけば夜の10時。なかなかに素敵な夕餉でした。お店の雰囲気もすばらしく、返す返すも刺し盛りやお寿司、碗物の写真を撮っておかなかったことが悔やまれます(笑)。

【駅弁】陸奥湾 てり焼ほたて弁当(東北新幹線・八戸駅)

2009年10月09日 19時11分24秒 | 弁当・テイクアウト




青森への出張の帰路、八戸駅で購入したお弁当です。肉厚のホタテの照り焼きが5つも入っていてなかなかに食べ応えがあります。一見すると濃いめの味付けを想像してしまいそうですが、意外にもあっさり目の味でとっても美味。味付けもさることながら、やっぱり新鮮なホタテを使っているがゆえのプリプリの弾力感と身の濃厚な旨味が際だっていますね。魚介類に限らず畜産物、農産物に恵まれた青森ならではの素材の旨味を活かしたお弁当だと言えるでしょう。美味しかったです。ごちそうさまでした。


【担々麺】 旨辛至福研究飯店 陳麻家 ・錦糸町北口店

2009年10月08日 22時28分12秒 | 中華・ラーメン

手軽かつ安価で大変美味しい担々麺を食べさせてくれるお気に入りのお店です。この日はランチタイムでの利用で、頼むはもちろん担々麺。量は(小)(並)(大)の3種類があるのですが、この日は腹ペコ状態ではなかったので(並)にしてもらいました。

ちなみにランチタイムだと、この(並)で¥500と非常にお手頃。激安にもかかわらず、麺は大好きなしなやか極細麺。スープも芝麻醤および炸醤の刺激と酢の爽やかさが程よく調和した胡麻の香り香ばしいクリーミーさを持つもので非常に美味しい。

これまで数多の担々麺を食べ歩いてきましたが、ここの、というか陳麻家の担々麺が一番お気に入り。スープ、麺ともにクオリティが高く、双方が高いレベルで調和していてなかなか侮りがたい味なんですよ。さすが専門店を謳うだけのことはありますね。

数ある店舗の中でも、もっともお気に入りだった亀戸店でしたが、残念なことに閉店してしまったんですよね。担々麺の美味しさもさることながら、家庭では決して作れないパラパラかつ油の香り香ばしいチャーハンがとっても美味でした。また復活してくれませんかね。

ということで夢中で食べ食べあっという間の完食。いつ食べても陳麻家の担々麺はとっても美味しい。自宅からも近いので、これからもちょくちょく利用させてもらうことにします。ごちそうさまでした。

【エスニックカレー】Hawkers(田 町)

2009年10月06日 21時46分27秒 | カレー専門店








「田町駅で美味しいカレーは?」と問うたら、真っ先にこの店の名前を挙げる人も多いでしょう。それほど芝浦地区では有名なカレー屋さんです。ちなみにこの裏には欧風カレーの名店『ボンディ』もあり、その隣にはインドカレー店『RAFI』が控えるなど、田町駅周辺は、何気に美味しいカレー屋が密集する地帯だったりします。

このHawkers、相当の人気店でありながら、値段の方も相当にリーズナブルという、今の時代にあって貴重なお店だったりします。ランチメニューで言えばチキンカリーが¥570、タイ式の『赤いカレー』で520。これらの2種盛りでも¥730ですからね。この界隈の人が羨ましいかぎりです。

頼んだのは一番辛いというチキンカレー。店員さんに「かなり辛いですが大丈夫ですか?」と念を押され一瞬及び腰になるも、せっかくここまで来たのだからとそのままオーダー。どれほど辛いのか楽しみですね。

待つことしばしでカレー到着。店員さんに忠告されたとおり確かに辛いです。ですが食べられないというほどでもなし。鶏肉がややブロイラー臭くバサバサとしています。良くも悪くも¥570なりのランチカレーといったところ。とりあえずお腹は満たすことができました。タイ式の『赤いカレー』はどうなんでしょうか。なんとなく、周囲のお客さんを見るとチキンカレーよりも『赤いカレー』を食べている人の割合が多かったように感じるので、もしかしたらそちらが“当たり”なのかもしれません。


【インド風カレー】KARAKATTA(中目黒)

2009年10月03日 12時24分43秒 | カレー専門店








とっても美味しいラムカレーを食べさせてくれるお店を発見しました。それが中目黒にあるこの店『KARAKATTA』さんです。

瀟洒な軒先の雰囲気や、カレーが金属製のカレーポットに入って供されるスタイルから、欧風カレーのお店を連想されるかもしれませんが、実はインド人顔負けのバリバリにスパイシーなカレーを出すお店だったりします。(シェフやスタッフは日本人)。

中目黒という土地柄でしょうか、店内は清潔で洒落ていて女性のお客さんの姿もちらほら。夕刻17:00過ぎという時間帯ですが、意外にも何組かの先客がいます。日頃の人気の高さを伺わせます。

メニューを見やれば、うれしいことに「仔羊のカレー」があるじゃあないですか。しかも相当に辛いとのこと。羊肉系のカレーをこよなく愛し、激辛好きを自称する身としては、頼まないわけにはいかないでしょう(笑)。

最初にキャベツのピクルスが供され、その後待つことしばしでカレー到着。うれしいことに「憧れ」のカレーポットに入っての提供です。インド料理店のカトリ皿も悪くはありませんが、やっぱりカレーライス好きの日本人としては、なまめかしいカーブを描く金属製のカレーポットには特別な思いを抱いてしまいます。なんというか、一杯のカレーをよりリッチに味あわせてくれる魔法のようなものがあると思うのですがいかがでしょう。

ノスタルジーに浸るのはここら辺にしておいて、さっそくカレーを味わうことにしましょう。
うん、美味しい。ラム肉はホロホロに柔らかく煮込まれていて、クセもなく食べやすいです。しかも一片一片が大きく、量も多い。これは嬉しすぎます。肝心のカレーですが、日本人シェフが作るカレーだけに、丁寧な調理に基づくしっかりとしたコクが感じられます。その上で各種のスパイスを加えて仕上げられたからなのでしょうか、コク深くもスパイスがしっかり立っていてとっても美味しい。羊肉系カレー特有のビター感がしっかり感じられる点もポイント高しです。

ということで夢中で食べ食べあっという間の完食。久々に美味しい羊肉系のカレーを食べることができて大満足でした。今回食べた仔羊のカレー以外にも、鶏肉、豚肉、シーフード、サグチキンなどメニューは豊富。次回はシーフードか豚肉のカレーを食べに再訪したいと思います。ごちそうさまでした。