カレーの余韻 ( θ Θ θ ) ノ

2007年8月13日スタート
カレーをメインに、和洋折衷数多の料理の話題を。立食いそば屋さんのカレー、大好きです。

【厚木ラーメン】麺や食堂(厚木)

2013年03月14日 01時39分05秒 | 中華・ラーメン


前々から訪れてみたいと思っていたラーメン屋さん。
今回、車でこのお店がある厚木まで行く用事があったので、「チャンス!」とばかりに寄っていくことにしました。
厚木でも一位二位を争う人気店なので、それなりの順番待ちを覚悟していたのですが、
11:30頃の訪店だったので、すんなりと入店することができました。
もっとも、その直後から続々と後続が続き、すぐに満席になってしまいました。

お店は昭和時代の懐古グッズでデコレートされたレトロな空間に仕立て上げられています。
そしてレジ横には駄菓子の販売コーナー。まさかこんな遊び心満点のお店だったとは(笑)。

さて、ラーメンをいただくことにしましょう。
初訪店なので、“(一番人気) おすすめ!”との口上が付された「味玉そば」をオーダー。
相方はこれの塩バージョンである「味玉しおそば」に決定した模様。



待つことしばしでやってきた「味玉そば」。なんという美しいラーメンでしょうか。
食欲に直結する、実に官能的なヴィジュアルじゃないですか。
これほど見た目だけで“そそって”くれるラーメンを見たことがありません。
否が応にもテンションを掻き立てられてしまいますね。
我慢できません。さっそくいただくことにしましょう。



スープは魚粉の香りを効かせた昨今よく口にするテイスト。しかし、それが極端ではなく品の良いレベルに
抑えられており、なおかつ鶏ガラダシとのバランスが絶妙に保たれています。
口に含んだ瞬間に「フワッ」と口中に上品な香りが広がり、「スッ」と胃の腑へと落ちてゆく、奥深くも
上品なスープです。
そして美しいストレートの細麺。しなやかでありつつも、プリプリとしっかりとしたコシがあります。
素晴らしいのは、麺、スープ、さらに言うならばチャーシューや味玉子、メンマ、ネギなど、すべてが
不協和音を発することなく、絶妙に調和していること。どれかの要素一つが突出するというのではなく、
すべてが高いレベルで一つにまとまっており、問答無用の美味しさをバーンと突きつけてくれます。
噂には聞いていましたが、まさかここまで美味しいとは……

ということでアッという間の完食でした。食後の余韻に浸りつつ、サービスで供してくれた
黒烏龍茶を飲む。いや、満足、そして幸せ。
家からは遠いですが、遠路はるばるに食べに行く価値があるラーメン。これからも通わせてもらいますよ。




こちらは相方が頼んだ「味玉しおそば」。今度はこっちを食べてみよう。

【立ち食いそば屋カレー】名代富士そば(JR神田駅前)

2013年03月08日 18時36分05秒 | そば屋・立ち食いそば屋カレー


久々に「富士そば」のカレーライスを食べました。
久々ですが、「これだよ、この味!」といった感慨など湧くべくもなく、
ただひたすらに迅速性と大抵の駅前にある利便性に有り難みを感じつつパクつくカレーです。

と、無下な評価で斬り捨てていますが、実はこのカレーには相当にお世話になっています。
古くはン十年前のシステムエンジニア時代、仕事が立て込んで徹夜が決定すると、
決まって同僚たちと連れ立って恵比寿にあるクライアントのビルそばの店舗で夜食を摂るために利用していました。
同行の仲間がほぼ全員そばかうどんを頼む中、自分だけは常にカレーライス。
連夜訪れるので、店員のおじさんと仲良くなり、そば用の天ぷらトッピングしてもらって、
「かき揚げカレー」や「イカ天カレー」といった珍妙なカレーを作ってもらっていたことを思い出します。
「どうする? 今晩も富士そばる?」が合言葉でした。

現在の仕事に移ってからは、外出や出張の頻度が大幅に増え、移動の合間に駅前の店舗に飛び込み、
パッと食べられるここのカレーライスが実に重宝しています。
さすがに現在ではカレーに天ぷらをトッピングするようなことはしなくなりましたが、
「さすが富士そば」と言うべきか、『カツ丼カレー』なる、
かつての自分の珍妙カレーを超える奇天烈カレーを供していたりします。
いわゆるカツ丼の「アタマ」をライスに載せ、その上にカレーをかけたモノで、結構な人気なんだとか。
自分にはヘビー過ぎるというか、クドすぎて一度だけで十分でしたが。

そんなワケでこの日もクライアントで長い打ち合わせの予定があり、
しかも昼食に割ける時間が限りなくゼロに近いほどわずかなものだったので、
迷うことなく飛び込ませてもらいました。そしていつものカレーライスの食券を購入。
待ち時間1分でありつくことができました。これもいつも通りです。
レトルトテイスト満点で塩っ気を強く感じる味は、
どんなに時を経ても、そしてどの店舗でもまったくブレることがありません。
その頑なさは、ある意味老舗の名店の心意気にも通ずるところがあります(笑)。
これからもこの富士そば、「多忙な日常のありがたき“友”」として、末永く利用させてもらいます。


【インド料理】GHUNGROO(新浦安)

2013年03月07日 02時03分25秒 | インドカリー




東京ディズニーランドからほど近くの新浦安駅にあるインド料理屋さんです。
この日は朝から何も食べておらず、しかも何故かランチタイムに昼食を摂るタイミングを逃してしまい、
「お昼を食べよう」となったのがほぼ夕刻。ほとんどのインド料理店は15:00から中休みに入ってしまうので、
「ココだ!」というインド料理店を見つけても、訪れるお店全てに「Close」のサイン看板がかけられている始末。

そうやって何軒ものお店にフラれてやっとことさ辿り付いたのがこのお店です。
嬉しいことに17:00までランチタイムが設定されており、
夜の帳が下りようとする時間であってもリーズナブルなランチメニューが食べられます。
訪店時刻が16:30ほどですから、ギリギリ駆け込みセーフといったところですかね。

ランチメニューはA~Fまでの6種類。内訳は以下の通り。

 A. チキンカレー
 B. マトンカレー
 C. ベジタブルカレー
 D. ダールカレー 
 E. エッグカレー
 F. キーマカレー

値段はすべて¥950(ドリンク付き)

羊肉好きとしてはマトンを外すことはできません。そしていつものようにナンではなくライスにしてもらいました。

待つことしばしでやってきた愛しきマトンカレー。
トマトがベースとなったさわやかな酸味と、チリの辛さを強めに効かせた自分好みのマトンカレーです。
塩もキリリと効いており、ライスとの相性も抜群。思わず「美味い!」という言葉が口を吐きます。
この日は、朝から何も食べていないこともあって、ライスを大盛りにしてもらったのですが、
カレーの美味しさもあって、ペロリと平らげてしまいました。
ちなみに相方が頼んだキーマカレーも、鶏肉ではなくマトンの挽肉を使っており、
羊肉好きにはたまらない滋味と風味に満ちた実に美味しいカレーでした。今度はこっちを食べてみよう。

食後のドリンクはマンゴージュース。
爽やかな甘みと酸味が口中の火照りを優しく冷ましてくれます。
あ~幸せ。

何軒ものお店にフラれ、半ばヤケっぱちで入ったお店でしたが、まさか、まさかの逆転ホームラン。
紛うことなき名店。またこの近くに来ることがあったら、必ず寄らせてもらいます。




【キムチラーメン】―龍(多摩)

2013年03月01日 00時32分57秒 | 中華・ラーメン


多摩センタ―からほど近くにあるお気に入りの中華料理屋さんでラ―メンを食べていくことにしました。
このお店、ご覧のように「中華料理店」と名乗りつつも、店頭には「石焼きビビンバ」「プルコギ」
「キムチチャ―ハン」といった言葉が踊りまくる、中華+韓国のハイブリッドなラ―メン屋さんです。



そんな韓国色の強いラ―メン屋さんだけに、「キムチラ―メン」なるものがあります。
この日は今冬一番の暖かさに包まれる小春日和だったものの、日が暮れてからはそれなりに冷え込んだため、
いかにも身体が温まりそうなそのキムチラ―メンを食べることにしました。



コレがそのキムチラ―メン。この色合いがいかにも韓国風です。
そして何よりも凄いのがボリュ―ム。普通のラ―メン屋さんの大盛りに相当する量があり、
「果たして食べきれるだろうか……」という不安を感じさせるほど。写真だとわかりにくいんですけどね。
具はみじん切りのキムチや ぶつ切りのネギ、ニラ、そして大量の挽肉。
それらがキムチの赤色に染まり、実に辛そう。



味はキムチの酸味と甘みの効いたいかにも韓国的な味。
口に含んだ最初に強めの甘みを感じる、チゲのス―プに通ずるテイストのス―プです。
味噌ベ―スではなく、あくまでもキムチがベ―スとなったス―プなので、
意外とさっぱりとした口当たりです。
辛さはあくまでもキムチの辛味だけにとどまっている感じで、決して《激辛》といったものではありません。
これは意外。見た目は血の池地獄なんですけどね(笑)
麺は中細で硬すぎず柔らかすぎず。先にも述べたように、キムチとともに大量の挽肉が入っており、
これがス―プにいいコクを与えています。うん、美味しい。
しかし如何せんこのボリュ―ム。食べても食べても減りません。
普通のラ―メンならばほぼ食べ終わるであろう頃合いでも、まだ丼の中にはなみなみと麺とス―プが残っています。
結局、麺や具はあらかた食べきったのですが、ス―プは残ってしまいました。
チゲ風のス―プで塩分も控えめ。最後まで飲み干せるタイプのス―プだったんですけどね。



こちらは一緒に頼んだ油淋鶏。
カリカリと香ばしく揚げられた鶏モモの一枚肉の唐揚げが絶品。すんごくクリスピ―です。
酢醤油のタレも、甘すぎず、酸っぱすぎず、塩辛すぎずのちょうどいい塩梅。
これまで食べたどの唐揚げタイプの油淋鶏よりも美味しかったです。