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カレーの余韻 ( θ Θ θ ) ノ

2007年8月13日スタート
カレーをメインに、和洋折衷数多の料理の話題を。立食いそば屋さんのカレー、大好きです。

【洋食屋カレー】洋食屋さんでカツカレー

2013年02月24日 20時11分50秒 | 欧風・レストラン・洋食屋カレー


相模湖畔にあるレストハウスというかドライブイン風の洋食屋で食事。
今回は2回目の訪問となります。
ここの名物はポ―ク・シチュ―。前回はオススメに従いそのポ―ク・シチュ―を食べたので、
今回はカレーを食べてみることにしました。
カレーはカツカレー(¥900)とドライカレー(¥800)とカレーライス(¥750)の3種類。
洋食屋だけに、ここはカツカレーで決まりでしょう。



カツはオーダーを受けてからスジ切りをし、叩いた後、衣をまとわせて揚げるのでアツアツです。
熱々ですがカツ自体は薄くてややチープ。カレーと合わせることを考慮してのこのカツなのでしょう。
カレーは大量の玉ねぎを煮溶けさせたであろう甘くて優しい味。刺激感とは無縁の老若男女誰もが食べられるカレーです。
手作り感があって悪くありません。観光地ですから、たまにはこんなカツカレーもいいんじゃないでしょうか。



食後は湖周辺を軽くドライブ。
これは相模湖大橋。
小学生の頃、ここまで自転車を漕いでやってきたことを思い出しました。
近所に住む年上のサイクリストに伴走してもらってここまでたどり着き、
この橋の袂でご飯を炊いて、焼いた豚肉をおかずにランチを食べたんだっけ。
はじめて《エバラ焼肉のタレ》で食べる焼肉の美味さに妙な感動を覚えたあの日。
小学校4年生の頃でした。



かつての《クィーンエリザベス石庭》と並び、
相模湖のランドマーク的存在であった《相模湖ローヤル》を眼下に望む高台にて。
調べたトコロによると、この《相模湖ローヤル》、かなりの昔に営業を停止しており、
解体に要するコストが嵩むのか、建物だけが残っている状態が長らく続いているようです。
おそらくは10年前、いや20年近く前から廃墟としての歴史を歩み続けているものと思われますが、
思ったよりも風化が進んでおらず、建物自体は営業中かと見紛うほどに綺麗です。
余談ですが、対岸にあった《クィーンエリザベス石庭》が80年代の深夜帯に頻繁に流していた
佐藤蛾次郎出演のCM、アレ大好きでした(笑)。

野菜カレー

2013年01月21日 23時41分05秒 | 欧風・レストラン・洋食屋カレー



某総合病院のレストランのカレーです。
「病院のカレーなんて……」と侮る事なかれ。これが思ったよりもスパイシーで味もしっかりしています。
妙な甘みや酸味などもなく、ストレートに「カレー」という食べ物の美味しさを感じさせてくれます。
香りも素晴らしく、何よりも見た目でハッピーさせてくれます。
誰かと一緒に食事に行ったなら、カレー以外のメニューを頼んだ友達(または恋人や家族)が、
「あぁ、やっぱりカレーにしておけば良かった……」と後悔の念に駆られること必至のカレーです(笑)。



【洋食屋さんカレー】TENSUI(神奈川・相模湖)

2012年07月07日 00時53分38秒 | 欧風・レストラン・洋食屋カレー


相模湖の畔でひっそりと営業する“隠れた名店”との評判高い洋食屋さん。
ハンバーグやスパゲティなどとともに、カレーが名物とのことで食べてきました。

お店が建つのはまさに相模湖を一望できる崖の縁。それゆえ見晴らしは抜群。
しかし残念なことに、この日は湖畔側の席が埋まっていましたので、已む無く国道側のボックス席に座を確保しました。

入り口のレジ前には可愛らしいお婆ちゃん。
いそいそと給仕に動きまわるのはそのお孫さんでしょうか。若い男性が料理を運び、オーダーを受けています。

もちろん頼むはカツカレーで決まり、と言いたいところですが、実は他のお客さんたちが頼んでいたハンバーグにも強く惹かれました。
値段も手頃でかなりのボリューム。そして実に美味しそう。

しかし、やはりカレー野郎としては、いかなる場合であってもカレーに軍配を上げてしまうのが性。
自分の要求、というより“本能”に従い、ハンバーグは見なかったことにしてカレーをオーダーすることにしました。
ちなみにランチのカレーメニューは『ポークカレー』と『ポークカツカレー』の2つがあるのですが、前者が¥900、後者が¥950と、その差わずか¥50。
そうとくれば迷うことなくカツカレーを選んでしまうのがカレー野郎でありつつも食いしん坊の性。
いや、貧乏性の性、といった方が正しいかもしれません。
ちなみにポークカレーの場合は、大振りなポークソテーが載せられているらしいです。
次回はそっちかな。

やや時間を要してからカレー到着。
やってきたのは、サラダ、ライス、ルウ、カツレツが一つの皿に盛りつけられた、個人経営の喫茶店などでよく見るタイプのカレーです。

ルウは洋食屋さんのカレーらしく、漆黒感ある深い色合い。
漂ってくる香ばしい香りとあいまりとっても美味しそうです。

見た目に違わず、味の方もなかなか。
カレーは思ったよりもさっぱりめ。奥深さはあるのですが、果実やカラメル等による妙な甘味がなく、ストレートにカレーの風味や味を感じさせてくれます。こういったカレーは大好き。

揚げたてのカツですが、ところどころ焦げらしきものがあるのはご愛嬌(笑)。ちょっとしたアマチュアリズムを感じさせるカツ、といったところでしょうか。
そんなサクサクと香ばしいカレーを程よい粘度のカレーに浸しつつ食べる幸せ……。
そして窓の外には静かな佇まいの相模湖(自分たちは国道側でしたが…)。
「う~ん、最高!」
そんな言葉が自然と口を吐いて出てしまうほどにゴキゲンなカツカレーです。

自分にとってはかなりのボリュームでしたが、中弛みすることなく最後まで美味しく食べ切ることができました。
食後はコーヒーでも、と行きたいところですが、まだ先を急ぐ必要があったので会計を済ませてお店を後に。
ちなみにこの近くには、コーヒーが美味しく、雰囲気のいい喫茶店もあり、食後はそちらで一息吐くのが界隈の人々のスタイルとのこと。

今度はそっちにも寄ってみようっと。


【洋食屋カレー】Cing tetes(新潟・阿賀野)

2012年05月02日 15時44分08秒 | 欧風・レストラン・洋食屋カレー










GW旅行で新潟の五頭温泉に行った際、投宿した宿のご主人に教えてもらったお店です。
洋菓子のお店なのですが、ちょっとした軽食が食べられるカフェが併設されており、そこで供される「カツサンド」がなかなかに評判とのこと。これは聞き捨てならぬと赴いてみたところ、なんとお店の前に《カレー》の幟が立っているではありませんか。本当はカツサンドをテイクアウトし、付近の景色のいい場所で食べるつもりだったのですが、カレーが食べられるならば話は別。急遽予定変更です(笑)。

カレーは「カレー&ライス」と「カツカレー」の2種類。やや迷って「カレー&ライス」をチョイス。宿の朝食が美味しくて、ご飯を3膳も食べてしまい正直なところカツカレーは今の自分にとってヘビー過ぎるのと、カツサンドもテイクアウトする予定なのでここはプレーンなカレーを選ぶべきだとの判断により、このチョイスとなりました。

待つこと15分。やや時間を要してカレーがやって来ました。おお、カレーは“憧れのカレーポット”に容れられています。これだけでテンション3割増し。手作りのものとおぼしき刻んだピクルスが添えられていますね。さっそくレードルでカレーを掬い、ライスにかけていただきます。

おお、爽やかな酸味の後に強めの刺激がやってきて思ったよりもパンチがありますね。酸味とスパイスがしっかりと立ったメリハリの効いた味。こういったカレーは大好きです。具は大ぶりなチキンがゴロゴロと入っており、リッチ感もあります。みじん切りのピクルスを混ぜ込んで食べると、また異なるアクセントが生まれてさらに美味。昨日のカレーラーメンに引き続き、文句なしに美味しいカレーです。これで¥600なのですから頭が下がるというもの。いつにも増して夢中で食べ食べ、あっという間の完食。まさか宿泊先の近くにこんな美味しいカレーが食べられるお店があるとは。

食後は近辺をドライブした後、宿泊先の近くまで戻って山歩き。存分に森林浴を楽しんだ後は、宿の露天風呂で汗を流し、心身ともにリラックス。いやぁ、至福です。











【洋食屋カレー】DAIKICHI(柳橋)

2012年04月27日 15時51分22秒 | 欧風・レストラン・洋食屋カレー







浅草橋からほど近く、かつて花街として名を馳せた柳橋にある洋食屋さん。あの池波正太郎のエッセイにも登場する下町の老舗店です。
名物は昭和天皇陛下ご献上の「岩中豚」を使ったロースカツやトンテキ。ランチメニューではメンチカツやハンバーグも人気とのこと。しかしカレー野郎の悲しい性よ、「洋食屋=甘みの効いたカレー&揚げ物のコラボ」という本能に基づく連想が脳内に出来上がってしまっており、本当はハンバーグを選ぶつもりが、オーダーを告げる段になって「カレーライスとメンチのセットください」と意中にないはずのメニューを口にしてしまう始末。やはりいかなる場合でも、自分にとっての「喉がお呼び」の筆頭はカレーのようです(笑)。

ランチタイムであるのと人気店であることから店内は満席ですが、思ったよりもサーブは早く、すぐにカレーが運ばれてきました。
前述のように「カレーライスとメンチのセット」なので、写真のようにカレーライスとメンチはそれぞれ別皿でやってきます。揚げ物は“後載せ派”の自分としては嬉しい限り。さっそく、カレーに載せるべくメンチの一片を切り取るためにナイフを入れると、これがすごい肉汁。「ジュワーッ」と切断面から止めどもなく透明な肉汁が流れ出でてきてテンション3割り増しです。メンチ自体の味もジューシーで実に美味。ランチメニューの中で圧倒的な人気を誇るのも頷けます。カレーは至って普通の味。奇をてらったところのない、実直なカレーといったところですが、入っているブロック肉がホロホロと柔らかい上にクセがなく、このカレーにリッチ感を与えています。カレーの自己主張が強くないぶん、メンチとの相性も抜群。文句なしに美味しかったです。


【レストランカレー】都内某病院のレストランにて

2012年04月12日 15時16分07秒 | 欧風・レストラン・洋食屋カレー







母の診察の付き添いで実家方面の病院へ。
思った以上に診察が長引き、お昼を跨ぐことになったので、病院内のレストランでランチを食べていくことにしました。
メニューを見たところによると、「カレー」「野菜カレー」「シーフードカレー」と3種類のカレーがあります。ここ最近、あまり魚介類を口にしていなかったことと、「たまにはちょっとリッチに」ということで(笑)、シーフードカレー(¥750)を頼むことにしました。

病院内の食堂だけに、あまり期待はしていなかったのですが、これが思いの外美味しく、スパイシーなカレーでした。やや塩っ気が強く、一般的なカレー屋ならば《辛口》と称して出てくるであろうほどにピリリとスパイスの効いたシャープな味。思わず「美味しい!」という言葉口を吐いてしまったほどです。シーフードもホタテ、エビ、イカ、貝とたっぷり。いずれもプリプリとしたフレッシュ感がありとっても美味しい。ルー自体の美味しさも併せてこれが¥750だなんて素晴らしすぎます(笑)。食器も素敵ですしね。次回は野菜カレーに挑戦してみよう。


【焼きカレー】FUJIYAMA軒(東京・代々木)

2011年11月15日 21時26分47秒 | 欧風・レストラン・洋食屋カレー






参宮橋にあるハンバーグと焼きカレーのお店。焼いてないカレーはありません。そしてこのカレーが実に美味でした。
自分は「ハンバーグとチーズの焼きカレー」をオーダーしたのですが、まずカレーそのものがすごく美味しい。ご飯もしっかり立っている。上に載っかるハンバーグはボリュームたっぷりの肉汁たっぷり。そして下味にも過剰さがなく、さらに歯ごたえのある粗挽きで肉の旨みを存分に楽しませてくれます。つまり、カレー、ハンバーグ、お米いずれもがそれ単体でも非常に美味い。それらが相乗的に積み重なり、「美味しさ爆発」といった感動を生み出しています。肉や乳製品をはじめとする素材もいいものを使っているんでしょうね。久々に「美味い!」と声を上げてしまいました(笑)。近くに来る用事があったら、ぜひ再訪したいと思います。ごちそうさまでした。


こちらは同行者が頼んだ“ナスとチーズの焼きカレー”。これも美味。



【PUB・RESTAURANT CURRY】Fjord(Roppongi・Tokyo)

2011年07月26日 16時48分10秒 | 欧風・レストラン・洋食屋カレー






六本木にて仕事。クライアント先に向かう途中、いい雰囲気の洋食屋さんがあり、軒先のメニューボードに「カレー」の文字を発見。《…ここは間違いなく美味しいはず》と確信するものがあり、帰りに寄ってみることにしました。

その外観に違わず、店内は古き良き時代の重厚で落ち着いた雰囲気が漂っています。自分のような若輩者(でもないか)かつ一見の人間がこう言うのもおこがましいのですが、なんというか“偽りのない本物の雰囲気”みたいなものを感じます。それでいて敷居の高さも排他的な雰囲気もなく、居心地もいい。店員さんの対応もいいですしね。

そんな名店の雰囲気漂うお店なのですから、供されるカレーが美味しくないわけがありません。
頼んだのはポークカレー(¥1,000)。サラダ、ゆで卵、コーヒーがセットになった大皿のプレートメニューです。カレーはご覧の通りの漆黒感。味の方もこのビジュアルに違わず、奥深くビターなテイストで、食べた瞬間「美味い」という言葉が自然と口を吐いて出てしまいました(笑)。果実やらチョコレートやらカラメルやらのわざとらしい甘みなどもなく、いい素材を使い・時間をかけて丁重に作られたカレーという感じがします。

ちなみに具であるポークと玉ネギは後から炒めて加えられたもの。なので肉も玉ネギもシャッキリとしています。これが意外にもこのカレーに合っています。ルウが奥深くビターでスパイスもしっかり立っているので、“上質なソース”とも受け取れ、シャッキリ炒められた肉と玉ネギを見事に引き立たせています。他のルウでは双方が喧嘩してしまってこうはいかないでしょう。いやぁ、お見事。文句なしに美味しいカレーでした。


【レストランカレー】 肉の万世・TRIM (東京・秋葉原)

2011年03月02日 21時56分11秒 | 欧風・レストラン・洋食屋カレー






『肉の万世』の隠れた名物メニュー、「排骨麺」(パーコーメン)。
「排骨」(パーコー)とは、豚のあばら肉の唐揚げのことで、本来はその名が示すとおり、あばら骨が付いたままを衣を纏わせてカラッと揚げるのですが、ここのは食べやすさを考慮してか、とんかつのようにリッチに大ぶりの骨なし一枚肉を揚げているのが特徴です。
冒頭の「排骨麺」は、これをラーメンの上に載せたもので、日比谷や有楽町、霞ヶ関、新宿にはこの「排骨麺」の専門店まであったりします。ちなみにかつては八重洲にも同様の専門店があり、自転車での通勤でほぼ毎日のように通りかかっていたこともあって、勝手に親しみを寄せていたのですが、残念なことに一昨年に閉店してしまいました。

で、この排骨、実はラーメンだけでなく、カレーとも組み合わされ供されていたりします。
これが食べられるのは秋葉原の本店ビルの1Fにある、『TRIM』というモダンなカフェ・バー。
なんでも、もともとランチタイムのみ限定で提供していたところ、これが大変な好評を博し、グランドメニューに格上げになったとのこと。カレー好きとしては見逃すわけにはいきませんよね。ということで神田で仕事仲間と落ち合い、打ち合わせがてら行ってみることにしました。

入店したのは16:00近く。
当然のことながら、他のお客さんはお茶を飲んでいる時間帯ですよね(笑)。
他の店は軒並みディナータイム前の中休みですから、この時間でもカレーが食べられることに感謝です。
もちろん頼むは排骨とカレーが一緒になった「パーコーカレーライス」で決まりです。

さすがにオーダーを受けてから調理を行なうだけに、やや時間を要してからカレー到着。
おお、カレーは憧れのカレーポット入り。排骨の揚げ色も鮮やかでとっても美味しそう。さっそくいただきます。

うーん、美味しい。
カレーは甘みの強い、洋食屋テイストに溢れるもの。個人的に甘みの強いカレーは好みではありませんが、ここのカレーは別。むしろ万世ならではの「ハイカラさ」が色濃く感じられて好ましさすら感じます。揚げ物との相性もいいですしね。
そしてもう一つの主役である排骨。カレーとの相性が考慮されてか、塩分控えめが嬉しい。そして上品な肉汁をしっかり含んでいます。これに少しカレーをかけてかぶりつくといや最高。ポーッと惚けてしまうほどの美味しさです。辛さはほとんど感じないので、辛いの苦手な人はもちろん、年配の人でも美味しく食べられることでしょう。だからか、お店にいるほとんどのお客さんは年配の老婦人や老紳士、または老夫婦といった年配の方ばかり。いにしえの味と雰囲気に惹かれてご来店されているのでしょう。なかなかに素敵な光景でした。

ということで夢中で食べ食べ、しっかりと完食。
まさに精肉を知り尽くした万世ならではの意欲的なカレーでした。帰りにはお土産用にハヤシソースとハンバーグの冷蔵パックを購入。このハヤシがまた美味しいんですよ。こちらは明日のお楽しみにしておくことにしましょう。


【洋食屋カレー】潮 騒(松本)

2010年04月06日 23時17分40秒 | 欧風・レストラン・洋食屋カレー




久々の信州・松本への出張。仕事でお世話になっている人がこちらに赴任しているので、「一緒に昼メシでも食べませんか」とTELしたところ、「ちょうどこれからランチを摂りに行くところだった」という返答。ということで久々の再会を祝して、これまた久々の『潮騒』にてカレーを食べようということになりました。

前回食べた『ガーリック・チキンカレー』が思いの外美味しかったので、今回もそれにしようかと思ったのですが、生憎とこれから取材を控えているのであまり匂いのきついカレーはパス。加えて前日寝るタイミングを逸してしまい、この日はほぼ徹夜。よってあまり脂っこい系統のカレーも避けたいところ。そうやって消去法的に選んだのが、このチキンカレーです。

来てみてビックリ。ご飯が見えないほどお皿のすべてをカレーが覆っています。なんという力強く頼もしいカレーでしょうか(笑)。この“惜しげもない”ボリューム感が、サラリーマンだけでなく、ティーンエイジャーからも高い支持を受ける所以なのでしょう。

もちろん、ボリュームだけでなく味も悪くありません。洋食店ではありますが、カレーはそういった店にありがちな甘味が先に来るタイプとは対極の、家庭的な優しさを感じるいにしえの味。ガーリックがやや強めに効いていて、食欲に直接的に訴えかけてくるようなカレーです。なんというか、かしこまって食べるというよりも、「さァ、喰うぞ!」という感じでがっつり食べたくなるカレーとでもいうのでしょうか。そういったカレー好きの本能を強く刺激するかのようなカレーです。

主役のチキンの美味しさも特筆もの。チキンをカレーと一緒に煮込むのではなく、供する直前に炒めて加えているため、とっても香ばしくてジューシー。カレーが濃厚なだけに、それに負けない風味の強さを纏っています。しかもそんな美味しいチキンがゴロゴロと“惜しげもなく”入っているのですから嬉しくなってきちゃいます。

ということで夢中で食べ食べあっという間の完食。2年ぶりの潮騒でしたが、以前と変わらぬ美味しくも力強いカレーを堪能させてもらいました。これからもちょくちょくこの松本を訪れることになるので、近いうちにまたお世話になることでしょう。次回訪店したときは、ぜひとも未だ食べたことのない揚げ物系のカレーを食べてみたいですね。ごちそうさまでした。