カレーの余韻 ( θ Θ θ ) ノ

2007年8月13日スタート
カレーをメインに、和洋折衷数多の料理の話題を。立食いそば屋さんのカレー、大好きです。

【ラーメン屋さんカレー】は ら や(燕三条)

2012年04月28日 22時52分02秒 | ラーメン屋・中華料理屋カレー










GWに新潟へと旅行。目的地である温泉宿に向かう途中、燕三条に寄って名物であるカレーラーメンを食べていくことにしました。訪問したお店、『はらや』さんはWEBでもお馴染みの有名店。カレーラーメンはもちろん、カレーライスやプレーンなラーメンなども美味しいと評判のお店です。
いつもなら迷うことなくカレーライスを選ぶのですが、さすがに名物のカレーラーメンを頼まずしてこの地を去ることはできません。しかしお米をこよなく愛する身としては、カレーライスへの未練がどうしても断ち切れず。ということで自分はカレーラーメンを頼み、同行の母にラーメンとカレーライスのセットを頼んでもらい、そのカレーライスをお裾分けさせてもらう、という方法で折半をつけることにしました。

やや時間を要してからカレーラーメン登場。嬉しいことにミニライスが付いています。これにラーメンの上に載っているカレーをかけたり、麺を食べ終わった後のスープを入れるなどすると二度楽しめるという塩梅。いかにもローカルフードという感じで嬉しくなってきちゃいますね。
味の方は見た目通りにカレーとラーメンが混ざった味。変化球などなしに、ただ実直にラーメンに手作りのカレーをかけただけのシンプルかつどこか家庭的な味わいが感じられて文句なしに美味しいです。特筆すべきは麺の食感。モチモチとしたやや太めの麺なのですが、まるでお米を練りこんだかのような独特の粘りを伴うモッチリ感があってなかなかに独創的です。適度に縮れておりカレーのスープがしっかりと絡んでくれるので食べやすい。う~ん、美味しい。

そしてカレーライスですが、おそらくカレーラーメンにかかっているものと同じルウがかけられています。肉は柔らかく煮こまれたブロック状のポークのバラ肉。塩分控えめ、刺激感抑えめの家庭的な味。これもどこか懐かしい風味があって、実家で母の手作りカレーを食べているかのような得も言えぬ安堵を感じさせてくれます。

ということで夢中で食べ食べ、あっという間の完食。新潟のカレーと言うと、万代シティバスセンターのカレーが筆頭に思い浮かびますが、あちらも家庭的でどこか昔懐かしさを感じさせるノスタルジックなカレーでした。すごくリッチで、すごくスパイシーで、すごく洗練されたカレーではないけれど、いつ、いかなる時でも食べたくなるのはこうした優しい味のカレー。一応、今回の主題はカレーラーメンですが、結局はカレーライスの方に話が落ちてきてしまうのはカレー野郎の性。こうしたカレーと出会えただけでも、新潟に来た甲斐がありました。







【洋食屋カレー】DAIKICHI(柳橋)

2012年04月27日 15時51分22秒 | 欧風・レストラン・洋食屋カレー







浅草橋からほど近く、かつて花街として名を馳せた柳橋にある洋食屋さん。あの池波正太郎のエッセイにも登場する下町の老舗店です。
名物は昭和天皇陛下ご献上の「岩中豚」を使ったロースカツやトンテキ。ランチメニューではメンチカツやハンバーグも人気とのこと。しかしカレー野郎の悲しい性よ、「洋食屋=甘みの効いたカレー&揚げ物のコラボ」という本能に基づく連想が脳内に出来上がってしまっており、本当はハンバーグを選ぶつもりが、オーダーを告げる段になって「カレーライスとメンチのセットください」と意中にないはずのメニューを口にしてしまう始末。やはりいかなる場合でも、自分にとっての「喉がお呼び」の筆頭はカレーのようです(笑)。

ランチタイムであるのと人気店であることから店内は満席ですが、思ったよりもサーブは早く、すぐにカレーが運ばれてきました。
前述のように「カレーライスとメンチのセット」なので、写真のようにカレーライスとメンチはそれぞれ別皿でやってきます。揚げ物は“後載せ派”の自分としては嬉しい限り。さっそく、カレーに載せるべくメンチの一片を切り取るためにナイフを入れると、これがすごい肉汁。「ジュワーッ」と切断面から止めどもなく透明な肉汁が流れ出でてきてテンション3割り増しです。メンチ自体の味もジューシーで実に美味。ランチメニューの中で圧倒的な人気を誇るのも頷けます。カレーは至って普通の味。奇をてらったところのない、実直なカレーといったところですが、入っているブロック肉がホロホロと柔らかい上にクセがなく、このカレーにリッチ感を与えています。カレーの自己主張が強くないぶん、メンチとの相性も抜群。文句なしに美味しかったです。


【レトルトカレー】エチオピア・ビーフカレー

2012年04月23日 10時51分06秒 | レトルトカレー






今更説明するまでもないほど有名な神保町の老舗カレー店『エチオピア』のレトルトカレーです。
大量の玉ネギのペーストが煮溶け込んでおり、かなり強めにクローブの風味を効かせているのが特徴。自分もスパイスを調合してカレーを作るのですが、素人作業の悲しさか、ここまでクローブを効かせると薬臭くなって萎えてしまうことがほとんど。しかしながらそこはさすが老舗。苦みと旨みを絶妙なバランスで同居させ、見事に個性あるカレーに仕上げています。余談ですが、『デリー』のカシミールカレーなどもクローブを巧に使いこなして独特の風味を生み出すことに成功したカレーですよね。素人が絶対に真似の出ないカレーです。
レトルト感なども感じさせず、お店で食べているのと遜色ない再現性はお見事。とっても味わい深いカレーにつき、余計なトッピング等なしにライスのみで味わいたいカレーです。


【中華定食】中国秘境華族 昇龍菜館(八王子)

2012年04月23日 01時48分57秒 | 中華・ラーメン






お気に入りの中華レストランでランチ。
豚肉と卵、タケノコ、青梗菜のピリ辛炒めの日替わりランチをオーダー。甜麺醤とオイスターソース(XO醤かも)、辣油による絶妙の味付けが成されており、ビックリするほど美味しいです。恥ずかしながら、こんなに美味しい炒めものを食べたのは久しぶりです。ここの料理はどれを食べても「絶品!」と叫びたくなるほどに美味しいのですが、この炒めものはその最たる例。ちょっとした感動を覚えるほどの味でした。

これに限らず麺料理、ご飯物いずれも美味しい。カレーほどではないにせよ、中華は大好きで、都内を中心にいろいろなお店を食べ歩いてきましたが、ここを超えるお店はそうそうはありませんよ。特に五目あんかけ焼きそばと担々麺はおすすめ度高し。五目あんかけ焼きそばは、しっかりと焼きを入れた中華麺の香ばしさとシャキシャキとした野菜の餡の絶妙なハーモニーが楽しく、担々麺は乳白色の芝麻醤の奥深くクリーミーなコクと辣油のピリリとした刺激のアクセントが病み付きになってしまう文句無しの逸品。色合いも鮮やかで見た目にも楽しいですしね。あ、あと焼き餃子や海老餃子なんかの点心も美味しいですよ。いずれも丁寧に作られており、見た目もキレイ(味付けも上品ですしね)。やや自宅から離れているのが難点ですが、かなり惚れ込んでしまったのでこれからも通わせてもらいますよ。






【沖縄料理】らふてー丼

2012年04月21日 01時08分16秒 | エスニック料理






新宿にてランチ。地下に降りてゆく焼酎の種類がやたらと豊富な沖縄料理やさんで“らふてー丼”を食べました。
器は小ぶりですが、らふてーが「これでもかっ」というほどに入っており、かなりの食べ応え。思ったよりも淡白な味付けなので、コーレグースなんぞを振りかけて味に変化をつけていかないと食べ進めることが難しい丼です。本当は練りがらしがあるとありがたいのですけどね。それだといつも食べている醤油炊きの角煮になっちゃうか(笑)。



【漫画喫茶カレー】自由空間(ビーフカレー)

2012年04月13日 20時43分40秒 | 喫茶店カレー







最近、少しハマっている漫画、『進撃の巨人』の第7巻を読みに行ったマンガ喫茶で食べたカレーです。クーポンかなんかが適用されていたらしく、¥200で食べられました。レトルトカレーだとは思うのですが、せせこましい空間のなか、肩をすぼめて食べると、なぜかコレが美味く感じるから不思議(笑)。ちょっとした“禁断の味”です。陽光射し込む開放的な空間や、薄暗い間接照明の重々しい空間で食べるカレーもいいけれど、こうした“巣ごもり”的な状況で食べるカレーもまたよし。ちなみ漫画を読みながらカレーを食べる、ということにも挑戦してみたのですが、自分にとってはあまりに難易度が高すぎてムリでした(笑)。



【レストランカレー】都内某病院のレストランにて

2012年04月12日 15時16分07秒 | 欧風・レストラン・洋食屋カレー







母の診察の付き添いで実家方面の病院へ。
思った以上に診察が長引き、お昼を跨ぐことになったので、病院内のレストランでランチを食べていくことにしました。
メニューを見たところによると、「カレー」「野菜カレー」「シーフードカレー」と3種類のカレーがあります。ここ最近、あまり魚介類を口にしていなかったことと、「たまにはちょっとリッチに」ということで(笑)、シーフードカレー(¥750)を頼むことにしました。

病院内の食堂だけに、あまり期待はしていなかったのですが、これが思いの外美味しく、スパイシーなカレーでした。やや塩っ気が強く、一般的なカレー屋ならば《辛口》と称して出てくるであろうほどにピリリとスパイスの効いたシャープな味。思わず「美味しい!」という言葉口を吐いてしまったほどです。シーフードもホタテ、エビ、イカ、貝とたっぷり。いずれもプリプリとしたフレッシュ感がありとっても美味しい。ルー自体の美味しさも併せてこれが¥750だなんて素晴らしすぎます(笑)。食器も素敵ですしね。次回は野菜カレーに挑戦してみよう。


【チェーン系カレー】カレーの王様 青山店

2012年04月11日 01時04分37秒 | チェーン系・スタンド系カレー







朝から青山のクライアント先にて仕事。
お昼を跨ぐことになったので、近くにある『カレーの王様』でランチを摂ることにしました。『カレーの王様』と聞いて真っ先に頭に思い浮かぶのは歌舞伎町店と市ヶ谷店。特に歌舞伎町店は中学生時代から利用しているかなりのヘビーユーザーだったりします(笑)。しかし誠に残念なことにその歌舞伎町店は2007年あたりにひっそりと閉店してしまったとのこと。30年近い(もしかしたらそれ以上?)の歴史を持つ老舗店舗であっただけに重ね重ね残念でなりません。先日のコートロッジやカフェハイチの閉店などと相まり、一つの時代の終焉を感じずにはいられません。

「チェーン系のカレー屋さんはメニューが豊富」と相場が決まっていますが、ここも御多分にもれず20種類近くのメニューがあって大いに悩ませてくれます。「迷ったときはいつもハンバーグカレー!」と決めているのですが、実は昨日の夕食が手作りのハンバーグカレーだったことでイマイチ食指が伸びません。ということで新メニューらしき「王様プレミアムカレー」なるメニューを頼んでみることにしました。

“プレミアム”の名が冠されるカレーだけに、ルウは憧れの金属製カレーポット入り。そして想像以上に大きな角切りのビーフが2~3片ゴロンと入っています。これは美味しそう。
味ですが、見た目通りに濃厚かつちょっとした高級感を感じさせる欧風カレー的なテイストです。大ぶりなビーフもトロトロに煮込まれておりとても柔らかい。見た目通りのリッチな美味しさを味わわせてくれるカレーです。ただいかんせんご飯が少なすぎます。200gにも満たない“お供え物”的なミニマムさで、少し大口で掻き込んだならば数口で食べ終わってしまうほど(笑)。大盛りにしなかったことを激しく後悔しました。

どことなく品川駅の京浜東北線のホームにある『常盤軒』のカレーライスを彷彿とさせる「王様プレミアムカレー」。スパイシーなカレーを好む自分としては、もう一レベル強い刺激が欲しかったりしますが、そこはテーブル備え付けの種々のパウダー(クミンパウダー、コショウ、ロイヤルマサラ、レモンペッパー、ローストガーリックなど)で自由に調整が可能なので良しとしておきましょう。これは余計なトッピングなどなしにぜひともプレーンで味わいたいカレー。次回はご飯を大盛りにしてもらい、サラダを組み合わせて食べてみようっと。


【排骨麺】花 吹 雪(千葉・幕張)

2012年04月01日 23時53分43秒 | 中華・ラーメン






カレーほどではないですが、ラーメンも大好きな自分。しかしそんな大好きなラーメンでも、タンメンやつけ麺など滅多に食べないメニューがいくつかあります。その一つが排骨麺。「嫌い」という訳ではなく、単に排骨麺を扱うお店に縁がないだけのことだったりするのですが、それなりに長い人生の中において、2~3回程度しか食べた記憶がありません。中華料理屋さんでも、意外と排骨麺をメニューに載せているお店って少ないんですよね。少なくとも自分が利用するお店においては滅多に「排骨麺」の名をメニュー上で見かけることはありません。

そんな滅多に食べることのない排骨麺を久々に食べるチャンスに恵まれました。千葉県・幕張にある『花吹雪』がそのお店。クライアントのオフィスからほど近く、なんとなく「ここでいいか」というノリで入店。そんな無心(?)の心持ちが吉と出たのか、ランチメニューには「排骨麺セット」との文字が。「これを逃したら当分食べるチャンスは来ない」ということでオーダーしました。本当は排骨がご飯に上に載った「排骨飯セット」と大きく迷ったんですけどね(笑)。

久々の排骨麺ですがとても美味しかったです。ほんのりカレー粉の風味香るしっかりと味の付いた揚げ排骨で、あっさりとした汁そばとよく合っています。嬉しいのはランチセットとは思えぬほど、その排骨が大きいこと。排骨を一齧りして麺を啜り、また排骨を一齧りして麺、と交互に食べてもまだまだ排骨が残ってくれる。おかげで最後まで排骨と麺を交互に食べる小さな贅沢を楽しむことができました。

久々に食べた本格的な排骨麺。期待した以上に美味しくリッチで、それでいてどこか懐かしい味でした。







【担々麺】中華レストラン(八王子)

2012年04月01日 01時22分56秒 | 中華・ラーメン






お気に入りの中華料理屋さんにてランチ。担々が評判のお店なのですが、これまでの訪店で頼んだのは、五目あんかけ飯、五目焼きそば、日替わり定食といずれも担々麺以外のメニューばかり。そんな訳で、「今回こそは名物メニューを」ということで、その担々麺を頼んでみました。

結論から述べると、とっても美味しい担々麺でした。芝麻醤の香ばしさを伴うクリーミーさとほのかな酸味、そして辣油のピリリとした刺激。これらが絶妙に絡まり合い、“極上”とも言えるスープへと仕上がっています。クラッシュしたピーナッツの食感がいいアクセントとなり挽肉の美味しさを見事に引き立たせているのも素晴らしい。なによりも乳白色のスープに辣油で紋様を描いたかのような彩りの鮮やかさが楽しいじゃないですか。食欲に直結するヴィジュアルとはこういうことなんだろうな、ということを実感させられます。
一つ残念なのは麺がやや柔らかめで、なおかつあまりに無個性な中細麺だったこと。もう少しプリプリとした歯ごたえのある細麺だったら言うことなし。とはいえ、これはあくまでも主観で、多くの人はこうした食べやすくクセのない麺を好むのでしょう。
ということで夢中になって食べ食べしっかりと完食。スープもほぼすべて飲み干しました。なかなかそんじょそこらでは食べられない、レベルの高い担々麺で大満足。一緒にオーダーした餃子がこれまた美味しくて感激。あらためてこのお店のファンになっちゃいました。いやぁ、本当に美味しかった。