カレーの余韻 ( θ Θ θ ) ノ

2007年8月13日スタート
カレーをメインに、和洋折衷数多の料理の話題を。立食いそば屋さんのカレー、大好きです。

【ラーメン】 上野 戸みら伊本舗・上野

2009年12月31日 12時31分44秒 | 中華・ラーメン






アメ横で年の瀬の買い物。小腹が空いたのでラーメンを食べることにしました。入ったのはアメ横に向かう途中の道にある「上野 戸みら伊本舗」。上野は「うえの」と読むのではなく、「こうずけ」と読むとのこと。上州とゆかりのあるお店なのでしょうか。

担々麺がわりと有名らしいのですが、ここのところ担々麺ばかりを食べ続けてきたこともあって、この日はそれ以外のメニューを頼むことにしました。一通りメニューをみたところ、『戸みら伊 辛みそ豚骨らぁめん』というのが美味しそうだったのでそれを頼むことに。ご飯ものも食べたかったので併せて『チャーシュー丼』(¥250)もオーダー。

やや待った後にラーメン到着。スープの上に載っている辛味噌をよくかき混ぜると、白濁色のスープがみるみる赤身を帯びてきます。これは美味しそう。さっそくいただきます。

まずはスープを一口。かなり濃厚なドロドロ系のスープですね。ゲンコツを徹底的に煮出したせいでしょうか、コラーゲン質がしっかり溶け出ていてポタージュスープのような口当たり。こに辛味噌のキレのいい辛さが加わることで小気味いいアクセントを生み出しています。スープの底を浚うと柚子の皮が浮き上がってきます。このおかげで濃厚なスープの後味がさっぱりとしたものに。なかなか考えられていますね。

麺の方ですが、しっかりとコシのある中細の縮れ麺で、このスープが程よく絡んでくれます。自己主張の強い極太麺全盛期の現在ですが、やっぱりこうしたしなやかでコシのある中細麺の方がスープとのほどよい調和感があってラーメンらしいですよね。ややぬるいことが難点ですが、総体的に見ればなかなか美味しいラーメンだと思います。

アメ横入り口という場所も良ければ、屋台で食べているかのようなわびさびあるお店の雰囲気の雰囲気も悪くありません。また上野近辺を散策中、とんこつラーメンが食べたくなったときは寄らせてもらいます。




【中華】 星 宿 飯 店 ・ 錦 糸 町

2009年12月28日 18時52分44秒 | 中華・ラーメン










底冷えのする日。こんな日は無性に温かい汁物が恋しくなります。ということで夕暮れの街へ出てラーメンを食べることにしました。しかしながら16:00過ぎという中途半端な時間につき、めぼしい中華料理店は軒並み「準備中」の看板が。ならばとやってきたのが中華料理店が多く集まる錦糸町。特に蔵前橋通りの都営大平南アパート前は中華料理店とラーメン屋が軒を連ねる“ミニ中華街”とも呼べる様相を呈していて、この界隈の中華料理屋だけは中休みを取ることなく営業を続けてくれています。

このお店もそんな勤勉(?)な中華料理屋の一つ。店の前でメニューを見ていたら、中からお姉さんが出てきて、半ば拉致されるように店内へと引きずりこまれてしまいました(笑)。この時間帯だと、食事というよりは一杯引っかけにきたお客さんが多く、後から入ってきたサラリーマンの団体さんたちはそのまま忘年会モードへ突入。年の瀬ですねい。

当初は激しく味噌ラーメン気分だったのですが、「中華料理屋で味噌ラーメンもなんだかなぁ」ということで考え直し、店頭に立てかけてあったセットメニューの中から、「担々麺と半チャーハンのセット」を選ぶことに。結局、なんだかんだで担々麺を選んでしまうところに自分の宿業を感じます(笑)。

待つことしばしでまず担々麺が運ばれてきました。麺の上には挽肉と干しエビを揚げたものが載っており、いい香り。麺は大好きな細麺ではなく中細のちぢれ麺。スープはかなり甘みの強い独特の味ですね。写真だけ見ればかなり濃厚なスープのように見えますが、その実あっさりめというか豆乳を薄めたような味です。

それよりも大収穫だったのがチャーハン。パラパラとしていながらもパサついた感じがなく絶妙な食感が素晴らしい。味付けの麺類との組み合わせが考慮されているからか、薄めなのが嬉しいですね。「さすが」と唸らざるを得ないチャーハンでした。さぞや腕のいい料理人なのでしょうね。

ああだこうだと書き連ねましたが、この店、なによりも素晴らしいのが、このセットで¥650と非常にリーズナブルなところ。定食類なんか軒並み¥500台ですからね。それでいてちゃんとした手作りの中華料理が食べられるというのは素晴らしい限り。これからもちょくちょく利用させてもらうことにします。


【イタリア料理】 I t a l i a n o (品川)

2009年12月26日 01時20分36秒 | 洋食






仕事の打ち合わせがてら、ランチを摂ったお店です。食べたのはトマトとホタテのペペロンチーノのランチセット(パン、サラダ、スープ、ドリンク付き)。

本当は「辛さに挑戦!」と銘打ち、1~無限段階までの辛さ指定が可能なペンネアラビアータとペペロンチーノのどちらかにしようと思っていたのですが、生憎とそちらはパンが付かないメニューとのことで、パン気分が最高に高まっていた身としては泣く泣く断念せざるを得ませんでした。まぁ、イタリア料理に辛さを求めるのもなんですしね。

味の方は、さすがに専門店だけあって、とっても美味しいです。コシのあるパスタはもちろん、ガーリックの風味がしっかり染み出た濃いめの味付けのオイルがたまりません。このオイルにパンをつけて食べればちょっとしたガーリックトーストに。「一度で二度美味しい」とはこのことを言うのでしょう(笑)。

ちなみにスープとサラダは食べ放題となっていますが、パスタを食べ終わると半ば強制的にそちらの方のお皿も下げられてしまうのが残念なところ。スープはミネストローネ風のトマトスープでした。

と言うことで夢中で食べ食べあっという間の完食です。ランチタイムですが、あまり混んでいないので、食後の余韻に浸りつつアイスティーをゆっくりと飲むことができるのが嬉しいですね。聞くところによればピッツァの方も美味しいらしいので、今度はそちらを食べに再訪したいと思います。ごちそうさまでした。





【インドカレー】 マ ロ テ ィ ( 神 田 )

2009年12月20日 23時59分26秒 | インドカリー






神田駅ガード下はちょっとしたインドカレー激戦区。中央通り沿いに『クイックキッチン』、その裏に同店の姉妹店『サモサ』、その横に『マロティ』、その対面にタイカレーおよびインドカレーが食べられるエスニック料理店『Shapla』といった具合に、50m四方に3軒のインド料理屋が軒を接してシノギを削る、仁義なき戦いが繰り広げられる世界だったりします(笑)。

基本的に神田ガード下でカレーと言えば、安価で迅速な『クイックキッチン』のマトンカレーが自分にとっての定番。しかしこの日は仕事仲間と打ち合わせを兼ねてのランチということもあり、ある程度ゆったり座れる『マロティ』で食べることにしました。

『マロティ』と言えば、¥600円台でランチカレーが食べられるリーズナブルさで『クイックキッチン』と共に重宝していたお店ですが、久々に訪れてみたら、そうしたリーズナブルなランチセットは廃され、ランチバイキングのみとなっていました。それにしても¥800程度で食べられるのですから安いもんです。

この日のカレーはチキン、豆、野菜の3種。ライスはタマネギやセロリを混ぜ込んだターメリックライス。ナンもあるようですがとりあえず自分はパス。その他、サラダ、冷えて恐ろしく硬い揚げイモ、デザートなどが食べ放題。ナンやタンドリーチキンも注文すると焼いてくれます。

味に関してはノーコメント。ですがタマネギ・セロリ入りライスやカレーを見ても分かるとおり野菜はしっかり摂ることができます。カレーの濃度もかなり薄いので胃もたれもなし。スパイス感も皆無に近いので刺激的なカレーが苦手な人でも口にすることはできそう。そういった意味ではこの界隈のサラリーマン諸氏のビタミン補給源としては悪くないのかもしれませんね。やっぱりこれからは『クイックキッチン』にします。




【インド・ネパールカレー】THE HERB(本郷)

2009年12月18日 20時00分49秒 | ネパールカレー








 「学生街にはカレー屋が多い」と言われていますが、その中でもとりわけ多くのカレー屋が集うのが本郷三丁目を中心とする本郷地区です。

 『プティフ』や『アルルカン』といった欧風カレーの名店から、『ルオー』や『万定フルーツパーラー』、『カフェテラス本郷』といったカレーの美味しい喫茶店、『ムンバイ』や『ダージリン』といったインドカレーの名店などを筆頭に、各ジャンルのカレー屋が街中に適度な間隔を以て散在する、東京を代表するカレータウンです。特に最近はインド系料理店の台頭がめざましく、丸ノ内線本郷三丁目駅前の『ナマステ』や『サモサ』、大江戸線本郷三丁目駅横の『パーラス』など、街中いたるところで「インド・パキスタン料理」の看板をみかけるようになりました。

 この『THE HERB』も、そんな新興インド料理店の一つ。ある日、この界隈にあるクライアント先に向かう途中、ひっそりと営業しているのを発見して以来、訪店のチャンスをうかがっていたお店です。店内にエベレストの写真があることからネパール系の方が営むお店なのかもしれません。

 訪れたのは15:00すぎという、思いっきり中途半端な時間帯。一般的な飲食店ならばランチタイムも終わって中休みとなる時間帯ですが、嬉しいことにこのお店は17:00までがランチタイム。カレー激戦区ならではの嬉しい時間設定だと言えるでしょう。

 もちろんこの時間帯だけに、店内に先客の姿はなし。採光の良い窓際に席を確保し、メニューを開きます。ランチメニューは以下の通り。

《Aセット》:カレー1種とナン&ライス、サラダ、ドリンク――¥780
《Bセット》:カレー2種とナン&ライス、サラダ、タンドリーチキン、ドリンク――¥980
《Cセット》:カレー2種とナン&ライス、サラダ、タンドリーチキン、フィッシュティッカ、ドリンク――¥1,200
《Dセット》:カレー3種とナン&ライス、サラダ、タンドリーチキン、フィッシュティッカ、ドリンク――¥1,500


 カレーはチキン/マトン/野菜/日替わり/シーフードのいずれかをチョイスするようになっています。もちろん選ぶは好物のマトン。ちなみにこの日の日替わりはサグチキンカレーでした。これも好物なのですが、マトンの魅力の前には抗えず(笑)。それにしてもシーフードカレーがランチカレーとして選択できるようになっているのは珍しいですね。次回ぜひとも試してみたいと思います。

 オーダーを告げて待つことしばしでカレー到着。おお、ライスの盛りがいいですね。本当はナンもセットされるのですが、この日は断然ライス気分なので、ナンを外してその分ライスを多めにしてもらいました。ちなみにナンもライスもおかわり自由。腹ぺこヤングにとっては嬉しすぎます(笑)。

 それにしても美しい色合いのカレーですね。辛みの強いマトンカレーらしく実に鮮やかな赤色。その上でさら辛くしてもらっているので表面にチリペーストの模様も見えます。自分にとってもっとも“そそられる”色合いのカレー。我慢できません。さっそくいただくことにしましょう。

 やや強い甘みを感じ、すぐにマトンカレーらしい酸味と強い辛さが追いかけてきます。そして豊かなスパイスの風味が口いっぱいに広がり、スッとノドを通っていく。マトンも柔らかく煮込まれていて臭みも適度に抑えられています。これは文句なしに美味しいカレーです。
 なによりも素晴らしいのは、ご飯が丁重に炊かれており、しっかりと米が“立っている”こと。お米の一粒一粒に空気が行き渡り、軽やかな食感でこのカレーに実に合っています。さぞや丁重な仕事が成されているのでしょう。非常にレベルの高いカレー屋だと感じました。

 そんな美味しいカレーとご飯の相乗効果で、あっという間にライスを食べ終えてしまいました。あまりにも美味しいライスだったので、ついつい「お代わり! 大盛りで」と頼んだのですが、来てみてビックリ。ココイチの1000gはあろうかという激盛りでやってきてしまいました(笑)。

 頼んだ以上は残すわけにはいきません。かなり苦戦するも、ライスの美味しさに助けられてなんとか完食。先に食べたライスでも400g近い盛りだったのでさすがにダウン寸前。次回からは気をつけることにします(笑)。

 カレーも美味しいですし、盛りも抜群。いいカレー屋と巡り会うことができました。ぜひこれからも贔屓にしていきたいお店です。ご馳走様でした。


【インドカレー】SITAARA DINER(品川)

2009年12月16日 21時17分26秒 | インドカリー






 リーズナブルにかなり本格的なインドカレーを食べることができる貴重なお店。それが、この『SITAARA DINER』さんです。

 品川駅構内『ecute』の中にある,いわゆる「エキナカ」にあるお店で、幅広い人が利用できるよう、カジュアルで開放感あるお店作りが成されています。
自分にとってかなりお気に入り度の高い店で、これまで訪店すること数多。その理由は「バスマティ米でカレーを食べられるお店だから」。長粒米を供してくれるお店すらも少ない中で、その中の最高品種であるバスマティ米が食べられ、その上でカレーの味も申し分なしと来るのですから、南インド系カレーをこよなく愛する自分としては足を向けて寝ることが出来ない存在だと言えます(笑)。しかも値段の方もそれなりにリーズナブルですしね。

 このお店でのお気に入りはラムカレー。基本的にここでは、初訪店時にチキンカレーを頼んだ以外はずっとこのラムカレー一筋。ということでこの日も迷うことなくそのラムカレーをチョイスしました。そして付け合わせるはもちろんバスマティ米です。これもいつもの選択。ナンも美味しいらしいのですが、やはりどうしてもここではライスを選択したくなってしまいます。

 オーダーを告げ終え待つことしばし。愛しきカレーが運ばれてきました。いつもながらに鮮やかな色合いのカレーです。乳白色の輝きが美しいバスマティ米や透明感ある雪白の食器と相まって、ちょっとした興奮すら覚えるオレンジと乳白色のコントラストですね。
 端の方にちょこんと載るのはデザート用のヨーグルトではなく、ご飯と混ぜ合わせて食べる塩気の強いヨーグルト「ライタ」。カレーの辛さをマイルドにしてくれるのと同時に、ちょっとした“箸休め”的に食べるとGoodです。自分の場合は、これをご飯に塗した上にカレーをかけて食べるのが好きですね。
 レタスの横にある茶色い揚げ物は、タマネギのスパイス揚げ「オニオンバジル」。いわゆるサモサ的な味わいのお総菜で、非常に香ばしいです。カレーをかけて食べるのもよし、ライタをかけて食べるのもよし。なかなかの(カレーとの)好取組です。

 味の方は言わずもがなでとっても美味しい。適度に酸味があって、辛さもしっかりあって、コクもある。そしてなによりもバスマティ米にサッと馴染むサラサラ感がなかなかに絶妙です。水っぽすぎず、もっそりすぎずでかなり自分の中の理想に近い粘度と味。ああ、本当に幸せですね。このカレーだったらもう1プレート追加でも余裕です(笑)。ということで夢中で食べて気がつけばお皿が空。いつも通りに大満足のカレーでした。ごちそうさま。


【タイ風カレー】Monsoon cafe(京橋)

2009年12月04日 22時19分37秒 | タイ・ベトナム系カレー




京橋での取材の帰り、遅めの昼食を摂りに、『Monsoon Cafe』に入ったのですが、カレーの味などよりもこの店が入る西京橋ビルがなかなかに面白かったのでレポートすることします。

京橋側の入り口をくぐるといきなりヤシやら竹やらの植物がお出迎え。さらに通路を進むと各店の案内板が見えてきます。目指す『Monsoon Cafe』はまだまだ先のようですね。

案内板の指示に従い、角を左へと曲がってみることにしましょう。なんだかワクワクしてきますね。

角を曲がるとそこには古代神殿の内部のような見事な柱廊が。どうやらこの柱廊に左手にあるお店が『Monnsoon Cafe』のようです。


16:00過ぎというアイドルタイムだからか、先客は2組のみ。にも関わらず全ての組を相席に近い形でくっつけてサーブするのはいかがなもんでしょう。広い店内に3組の見知らぬ客同士が一つ所に固まって座る。俯瞰で見たらさぞや珍妙な光景でしょう。


頼んだのは7種類の野菜のレッドカレーのランチセット。カレーに加え、ベトナム風春巻きと海老シューマイとドリンクがセットになっています。


カレーはタイ風のレッドカレー。レッドカレーといえば甘さと辛さのコントラストに妙味がありますが、このカレーは完全に甘みが辛さを上回ってしまっています。辛みは皆無。年配客を考慮しての味付けでしょうか。

ライスはジャスミン米ではありませんが、ちゃんとタイの長粒米です。しかしながらお茶碗一杯分以下と、ライスの量が少なすぎてカレーが余ってしまいました(スープとして食べ切りましたが)。

スターターで出てきたベトナム風春巻きは美味しかったです。

帰りは入ってきた京橋側ではなく、銀座側の出口から出ることにします。このお店は『Monsoon Cafe』の隣にあるアメリカンダイニング風のレストラン。よく見ると2階にも席がありますね。


さらに通路は続きます。妖艶な香り漂うエリアを通り抜けて先へと進むことにします。



まだまだ通路はまっすぐに続きます。今度はイタリア料理店の区画に出くわしました。夜の部の開店前だけに、もちろんお客さんの姿はありません。


おお、やっと出口らしき光が見えてきました。


と思いきや、最後の最後で分かれ道。左はまた別のレストランなのでしょうか。もちろん進むは右です。


やっと表へ。いやぁ、なかなかにワクワクさせられるような空間でした。今度は『Monsoon Cafe』ではなく、イタリアンのお店にでも訪れてみることにします。


【懐石割烹】馳走 紺屋(神楽坂)

2009年12月02日 19時20分27秒 | 和食




師走が近づくにつれ、仕事で関わる人たちとの「プレ忘年会」的な宴が多くなってきました。“年末進行”という宿命がある出版業界だけに、「忘年会は出来るウチにやっておけ」という格言というか合言葉のようなものがあり(自分たちだけかも知れませんが)、この日がまさに吉日ということで仕事仲間と神楽坂へ繰り出すことにしました。

暖簾をたぐるは、「産地、自然にこだわった昭和スローフード」とのキャッチフレーズにそこはかとない粋と確かな味を感じさせる『馳走 紺屋』。石畳の路地沿いにある神楽坂らしい風情あるお店です。

店に入るとすぐに三味線の調べが聞こえてきます。スピーカーから流れるBGMかと思いきや、なんと生演奏。木挽町の裏路地を思わせるしっとりとした調べ。神楽坂らしい演出ですね。

とうことで舞台も整ったところで、仲間と日頃の労をねぎらって乾杯です。料理は刺し盛りに焼き物、豚の角煮、鶏つくね、公魚の唐揚げ&川海老の唐揚げなど。この日も早々と酒が回ってしまって、例によって撮影したのはごく一部。一体、何度同じ轍を踏めば気が済むのか自分でもほとほと呆れてしまいます(笑)。

お酒はウーロンハイでスタートし、どこかの地酒(大吟醸でしたが失念)へとチェンジ。あんな話やこんな話盛り上がって本当にいい気持ちです。鍋も頼んだような気がするのですがこの段階だともはや記憶はありませんね。自慢じゃないですが、相当に酒に呑まれてしまう体質のようです。



ということで気がつけば夜も更けていい時間。本当は〆としてお店オススメの「特選岩船産コシヒカリ銀シャリ御飯 味噌汁 香の物」のセットを頼みたかったのですが、かなりお腹の方がくちくなりすぎてしまって泣く泣く断念。これは次回のお楽しみということにしておきまよう。

今年も残るところ30日を切ってしまいました。今度の忘年会こそは、必ずや全品撮影を成し遂げたいと思います(そこまで肩肘張って掲げる目標でもありませんが)。ごちそうさまでした。


【もつ鍋】たけなわ(神保町)

2009年12月01日 22時17分33秒 | 和食






ちょっとした忘年会がてら、いつも仕事でお世話になっているクライアントの方々とモツ鍋を突いてきました。

皆で訪れたのは神保町の居酒屋、『たけなわ』さん。神保町のかなり奥まった場所にある隠れ家的なお店で、店員さんの話によればガロ系の漫画家(ネモタカとか)も頻繁に訪れるのだとか。

本当はこの他にも名物メニューの「ホルモン“ジュージュー焼”」や刺し盛り、数種の焼き物などいろいろ頼んだのですが、例によって相当に酔っぱらっていたのと、出口王仁三郎や戸来村のキリスト伝説、山窩といったオカルト的な話題で盛り上がっていたために撮影をすっかり忘れてしまいました(笑)。

もつ鍋に使われるのは豚モツではなく牛モツ。厚木のシロコロのように、脂身をあえて残し、フワフワとした食感を愉しむための“今風”のモツ鍋です。

こうした今風のモツ鍋を食べるのは初めてだったのですが、とっても美味しいですね。フワフワとしていてかなりの濃厚感があり、コリコリとした筋肉質のモツとはまったく別物の印象です。そうしたコラーゲン質が溶け出したスープがまた絶品。〆としてこのスープの中にご飯を入れて雑炊にしてもらったのですが、すべての旨味が凝縮された誠に濃厚でツルツルとした絶品雑炊でございました。

ということで鍋が美味しい季節になってきました。次は家からほど近い両国でちゃんこ鍋か、大久保あたりでチゲなんてのもいいですね。