カレーの余韻 ( θ Θ θ ) ノ

2007年8月13日スタート
カレーをメインに、和洋折衷数多の料理の話題を。立食いそば屋さんのカレー、大好きです。

【欧風カレー】 プティフ(本郷三丁目)・コーロカレー(大辛)

2009年11月29日 22時35分21秒 | 欧風・レストラン・洋食屋カレー




「欧風カレーの名店」といえば、まず筆頭に思い浮かぶのが神田界隈の『ボンディ』や『ペルソナ』、四谷三丁目の『オーベルジーヌ』あたりですが、この本郷三丁目にある『プティフ』もまた、そんな欧風カレーの名店の一つに数えられるお店です。

正直なところ、欧風カレーと聞くと、甘みが強くバタ臭い印象で、インドカレーのように積極的に食べに行くことはあまりなかったのですが、先日訪れたさいたま市の『gii』のチキンカレーの美味しさにちょっとした衝撃を受けて、その考えを改めさせられることになりました。

前回の『gii』からやや間隔は開いてしまいましたが、そんな欧風カレーの美味しさを再び味わいにやってきたのがこの本郷三丁目の『プティフ』です。

12:50というお昼休みが終わる時間だからか、意外にも店内は空いています。これはラッキー、と思いきや、入口近辺に空き席がたくさんあるにも関わらず、なぜか通されたのは一番奥まった厨房横の席。やや理解に苦しみますが美味しい欧風カレーが食べられるのなら小さなことです。

さっそくメニューを開いてオーダーを決めることにしましょう。おお、かなりメニューが豊富ですね。10種類どころではありません。全てを挙げるのは到底ムリですが、その一部を列挙してみましょう。

ビーフカレー
こだわりの国産牛使用
¥1,050   コーロカレー
黒豚のやわらか煮
¥850
チキンカレー
地鶏もも肉を使用
¥850   チーズカレー
とろけるチーズ
¥850
エビカレー
天然小エビ使用
¥850   野菜カレー
厳選野菜を使用
¥850
きのこカレー
季節のきのこを美味しくソテー
¥1,000   薬膳カレー
無農薬の明日葉がたっぷり
¥1,050
豆腐ステーキカレー
熱々の鉄板の上で特製豆腐とキーマルーがジュ~!
¥1,050   ドライチャーハンカレー
カレーチャーハンとカレールーの絶妙なコンビ
¥900
コーロカツカレー
大人気のコーロをサクサクのカツに♪
¥1,100   旬の魚ソテーカレー
八丈島より直送されてきた魚を使用
¥1,050


まだまだあるのですが、キリがないのでここら辺にしておきます(笑)。さすがにこれだけ種類があるとカレー選びも大いに悩みますね。インドカレーで迷った場合は、とりあえずチキンカレーにしておくことが多いのですが(マトンカレーがない場合など)、欧風カレーだとチキンよりもトロトロに煮込まれた大きめの肉入りカレーが食べたくなります。ということで、選んだのはコーロカレー。「黒豚のやわらか煮」というコピーに惹かれてのチョイスです。ちなみに辛さ指定が可能とのことでもちろんMAXの大辛を指定。ライスに関しても発芽米入りライスかバターライスいずれかを選ぶようになっており、欧風カレーということでなんとなく後者をチョイス。カレーが濃厚そうなだけに、できればシンプルに白飯で食べたかったのですがこればかりはお店の流儀なので仕方ありません。

オーダーし終えるとすぐに蒸かしたジャガイモが運ばれてきます。『gii』や『ボンディ』のそれと比べるとかなり小ぶりですね。ここら辺は女性のお客さんを意識してのことでしょうか。次いですぐにカレーが運ばれてきます。嬉しい嬉しいカレーポット入り。いついつどんな時でもカレーポットで供されるカレーというのはちょっとした興奮を覚えますね。これだけで美味さ3割り増しです(笑)。

そんなカレーポットからレードルでカレーをすくい、ライスにかけて一口――
まずは甘みがやってきて、すぐにやや強めの酸味が追いかけてきます。そこで2,3咀嚼しているとかなり強烈な辛さがガツンとやってくる。これは強烈。それ以降は甘みと心地よい酸味と強烈な辛さの三重奏でスプーンが止まらなくなります。「欧風カレー」という属性だけを考えれば激辛とのマッチングは成立しそうにないのですが、甘みが強くてマイルドな分、全体にいいアクセントが生まれてこれが意外にも好相性。この「甘み・酸味・辛みの三重奏」、病みつきになりそうです。

ということで夢中で食べ食べあっという間の完食です。最後はカレー完食まで我慢していた冷水の一気飲みでフィニッシュ。これがまた美味しい。強烈な辛さの余韻に浸りつつ、お水をお代わりしてうっすらとかいた汗がひくのを待つことにしましょう。久々の欧風カレー、本当に美味しかったです。これはぜひとも再訪せずにはいられませんね。次回は魚系のカレーを食べてみたいと思います。ごちそうさまでした。


【海外レトルトカレー】OTTOGI COOKED RICE AND COOL CURRY

2009年11月28日 23時05分18秒 | レトルトカレー





韓国旅行のお土産にといただいたレトルトカレーです。ハングルが読めないので詳しい製品名は分かりませんが、パッケージ表面には「OTTOGI COOKED RICE AND COOL CURRY」とありますので、とりあえずこれが製品名であることを前提に話しを進めていくことにします。

このカレー、ちょっと変わっていて、カレーだけでなくパックのレンジご飯も同梱されていたりします。大塚食品の『あ!あれたべよ』のカレーシリーズと同様のコンセプトですが、あちらはワントレー。こちらは完全にカレーとライスが分かれていて、お皿に盛って食べることが前提となっています。個人的にはカレーはお皿で食べたい派なので、この方式は大歓迎です。

ライスをレンジで温め、カレーはいつものように長めの湯煎。これを愛用のカレー皿に盛ってできあがりです。おお、なかなかに鮮やかな色合いのカレーですね。韓国では、レトルトカレーといえば懐古感溢れる真っ黄色のカレーが定番らしいのですが、この製品に関しては日本のレトルトカレーとさほど変わらない色合いです。立ち上ってくる香りもボンカレーやククレカレーに近いものがありますね。

さっそく一口――
見た目通りにボンカレーやククレカレーに近い味ですが、さすが韓国のカレーということでコチュジャンらしき鼻に抜ける辛みを感じます。コレが意外とマイルドなカレーにいいアクセントを生み出していて、なおかつしっかりとしたコクもあってなかなかに美味しい。ジャガイモやニンジン等の具材もゴロゴロしていて食べ応えの方もしっかり。そしてなによりも素晴らしいと思ったのが、ライスがきちんと“立って”いてカレーと合っている点。正直なところ、“べちゃっ”としてしまう日本のレンジライスよりもよっぽどカレーに合っていますよ。

ということで初めての韓国レトルトカレー。思った以上にレベルが高くてちょっとした驚きを感じてしまいました。今年初旬の香港のレトルトカレーの美味しさといい、やはりアジアの食はレベルが高いですね。これ以外にもいくつかの韓国レトルトカレーを頂いたので、そちらの方も近日中にレポートさせてもらうことにします。


【レトルトカレー】MCC ジャワカレー

2009年11月28日 02時19分43秒 | レトルトカレー




またまたMCCの業務用レトルトカレーシリーズです。今回頂くのは“じっくりと炒めた玉ねぎをベースに、パイナップル、マンゴチャツネの風味を活かしたトロピカルなビーフカレーです”とのコピーが爽やかな酸味を予感させる「ジャワカレー」。さて、実際のところやいかに。

いつものように10分間と長目の湯煎を行い、いつものカレー皿に盛ってできあがり。おお、前回の「インドカレー」とは全く異なる鮮やかな色合いのカレーですね。この色合いだけを見ても、確かな酸味と甘みを感じ取ることができます。これは美味しそう。早速いただきます。

むっほ。確かに強めの甘みと酸味が感じられますね。しかしながらあまりに過剰なものではなく、カレーとしてのバランスが壊れないギリギリのレベルにとどめてあるので軽快に食べ進めていくことができます。これは悪くありません。いや、むしろかなり美味しい。見た目通りの味と風味で、強めの酸味を持つことから、揚げ物とのトッピングにおいてもいい相性を発揮してくれそうです。

前回の「インドカレー」に引き続き、またまたMCCの実力とセンスを思い知らされることとなりました。さすがレトルトカレーを知り尽くしたメーカーだけありますね。


【自作カレー】おでんカレー

2009年11月21日 14時19分31秒 | 自作カレー


竹内真著「カレーライフ」の中に登場してきたおでんカレーを作ってみました。
「カレーライフ」の中のおでんカレーは、普通のカレーを作る行程の終盤に、出汁入りのおでんパックを加えるというものでしたが、これは完全におでんがメインとなったカレー。つまり、おでんにそのままカレールウを投入して煮込んだ、いわば「カレー味のおでん」ともいうべきカレーです。

とっても簡単でやったことといえば、食べやすいよう、具材を小さめに切り揃えて、ヱスビーのカレールウを投入しただけ。ものの10分もかからずに完成です。

味の方もダシがしっかり出ていて、各具材に深く浸透しているので、見た目よりもはるかに美味しいです。ごらん通りのボリュームなので食べ応えも十分。おでんを大量に作りすぎて、食べ切るのに困ったときがチャンスです(笑)。

【レトルトカレー】明治 銀座カリー「ビイフ1.5倍」

2009年11月20日 08時00分16秒 | レトルトカレー







発売15周年を記念して、期間限定のプレミアムカレーとして登場したのが、この『銀座カリー ビイフ1.5倍』です。

商品情報によれば、「高温焙煎唐辛子と粗挽き黒胡椒を効かせて、ほんのりスパイシーに仕上げました。評判のやわらか薄切り牛肉の量を1.5倍にしたボリューム感と、肉のうま味が溶け込んだ濃厚ソースをお楽しみください」とのことで、従来品よりもかなりのレベルでブラッシュアップが成されていることが伺えます。これは期待できそうですね。

いつものように10分と長めに湯煎を行い、皿に盛ってできあがり。
余談ですが、レトルトポーチにはいろは歌留多ならぬ「銀座歌留多」の読み句が印刷されているのが面白いですね。ハイカラナな銀座カリーゆえの粋といったところでしょうか。

味の方ですが、かなり美味しいです。
中辛なのですが、これが意外にもスパイス感が強く辛さもしっかり。銀座カリー伝統の濃厚ソースがベースとなった上でこのスパイス感なのですから美味しくないわけがありません。
そしてネーミング上の特徴ともなっている増量されたビイフ(ビヰフの方がよりそれらしい?)。そのネーミングに偽りなしで、本当にたっぷりと入っていますね。牛肉だけでなくシャキシャキしたタマネギもたっぷり入っているので、食感に適度なアクセントが生まれてなかなかに楽しい。ちょっと並のレトルトカレーにはないリッチ感を感じますね。これは揚げ物などをトッピングすることなく、ご飯だけで食べたいカレーです。

こんな美味しいレトルトカレーが期間限定なんて悲しすぎます。ぜひともレギュラー商品への格上げを強く、そして切に熱願いたします(笑)。


【レトルトカレー】ハウス ローストスパイスのビーフカレー

2009年11月18日 22時35分43秒 | レトルトカレー




「カシミール風ポークのスパイシーブラックカレー」
に続く、ハウスレストラン用カレーシリーズ第2弾です。

今回食べたのは「ローストスパイスのビーフカレー」と銘打たれた、香りに重点を置いたと思われるレストランカレー。とはいうものの、実際にところは至ってマイルドかつレトルトの王道を行く慎ましやかでシンプルな味わいのカレーでした。

前回の「カシミール風ポークのスパイシーブラックカレー」のインパクトがあまりに大きかっただけに、このカレーにも相応の個性を期待したのですが、どうやらオーセンティックな方向性を狙った万人向けのカレーのようです。具に関しても野菜類は全て煮溶けていて、小さな牛肉の欠片が2、3片とかなりの割り切りを感じます。マンガ喫茶なんかで供されるカレーに近いですね。