石垣に生えるキランソウです。(3月17日、鹿児島市)
薬効が高く「地獄の釜の蓋」の異名を持ちます。
地獄に蓋をするほどの効き目ということ。
全草を乾燥させて煎じて飲みます。
生薬で筋骨草といいますが、漢方では使わないようです。
日本の民間薬です。
生薬と漢方薬の違いが気になって調べていたらwikipediaにえらく熱のこもった記述があったので引用します。
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生薬・民間薬と漢方薬
人が生薬を使い始めたときは1種類(いわゆる単味)の生薬を用いていた。これらは例えば柴胡は熱を下げる、杏仁は咳を止めるといった簡単な知識の集積となった。しかし、漢書『芸文志』ですでに指摘されているように、病気は、季節、気候、風土、体質などの遺伝的要因の影響を受け、他の病と併発するなど複雑化することもある。そこで2種類以上の生薬を組み合わせて用いられるようになった。2つ以上の生薬の組み合わせを薬対という。薬対は任意の生薬の組み合わせではなく、歴代の医薬専門家によって蓄積された臨床的治療効果の知識に基づく基本単位である。
漢方薬は一般的に複数の生薬をあらかじめ組み合わせた方剤をさす。この方剤により、効能が大きく変わる。甘草湯(かんぞうとう)のように甘草だけの方剤もあるが、希な例外である。
また漢方薬は東洋医学の理論に基づき処方されるのに対し、民間薬は経験的な民間伝承によるものである点で両者は異なるとされる。民間薬は多くの場合が単一の薬草で原料生薬の配合比率が厳格に決まっているわけではない。その効果は漢方薬においては比較的に限定的正確に働くのに対し、民間薬の効果は全般的で漠然と働くものが多いとされる。
「漢方薬=生薬」という解釈をしている人も多いが、上記からわかるように、これは誤解である。日常的に、「漢方薬ではない生薬」の例は非常に多い。ゲンノショウコやセンブリ、ドクダミなどを煎じて、症状の詳細も体質も考慮せずにただ飲むだけであれば、それを漢方(薬)と呼ぶことは決してできない。
なお、日本の漢方薬では、似て非なる生薬がしばしば混同されていることがある。例として白朮と蒼朮の混同、桂皮(肉桂)と桂枝の混同などがあり、生姜と乾姜の中国医学と日本漢方との定義揺れなどの問題もある。
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>>ゲンノショウコやセンブリ、ドクダミなどを煎じて、症状の詳細も体質も考慮せずにただ飲むだけであれば、それを漢方(薬)と呼ぶことは決してできない。
薬草茶の好きな日本人がなんと多いことか(笑)
十六茶とか。