脊髄内腫瘍でした! ただいま療養中です。

坐骨神経痛だと思ってたら、脊髄に腫瘍が出来ていました。
珍しい病気なのでブログ書いてみました。

動かない足

2015-01-30 19:59:46 | 病室
術後、毎朝脳外科の先生が回診に来るのですが、その際に、

『早くリハビリを…』

とは言うものの、年末年始の休みに入ってしまい何も出来ませんでした。

足や腰に感覚がなく、寝返りも打てないのは本当に辛いことでした。

おしっこは管がつけられていたのであまり気になりませんでしたが、
便意があるのに、出す感覚が分からない、また、起き上がれないのにベッドの上では出来ないという状態でしばらく苦しみました。

足はどうなってるのかが不安でナースコールで何度も

少し足を動かしてみてもらえますか?とお願いしました。

すると、少し膝を曲げてくれたり、ふくらはぎをマッサージしてくれたり、股関節を回してくれたりして、楽になったような気がしました。

個室にて

2015-01-30 19:25:06 | 病室
確か、29日には一般の病室に移されましたが病院の都合で個室でした。

そこでは、
下半身に違和感を覚えながらも、上体は起こせず、足に圧をかけられ固定され、非常に苦しかったのを覚えています。
夜は悪夢にうなされ、どうしようもありませんでした。

メンタルなお薬を飲まなかったせいでしょうか。

朝になっても、朦朧として、
自分が縦だか横だか天地もよくわかりませんでした。

病室にはカレンダーも時計もなく、朝に回って来た看護師さんに、

今日は何日ですか?

と聞くのが精一杯でした。

『今日は12月の29日ですよ』
と言われ、

思いのほか日にちが経っていないことに驚きました。

となりの人

2015-01-30 19:14:55 | ICU
私がICUに移された時、救急で運ばれたらしき隣のおばあさんに面会がありました。

そのおばあさんにはご主人や子供はいないようで、お姉さんが自分のお孫さんと来たようでした。

『大丈夫だからね~。よく頑張ったね~。覚えてる?甥っ子の○○くんも来たのよ。大きくなったでしょう~』

カーテン越しにそんな言葉を聞いていました。
すると、

『こんな話はしたくないんだけどさ、大事なことだから。
お金がなきゃどうにもならないのよ。
通帳のある場所と暗唱番号わかる?』

手術後間もない私はあまり聞きたくありませんでした。

ベッドで…

2015-01-29 13:57:35 | ICU
手術用のベッド(またはストレッチャーだったか)からICUのベッドに移された時の下半身の奇妙な感覚は今でも覚えています。

麻痺しているのですが、何も感じないというのではなく、
何時間も正座をして感覚がなくなったときのもっとすごい感じでした。

感覚がないのに触られたり動かされたりするとどうにも変な感じがする。

分かりづらいかも知れませんがおしっこを漏らした時のような感触に似ていました。

手術は無事に済んだとは言え、何だか複雑な気持ちでした。

ICU

2015-01-29 12:25:30 | ICU
覚悟はしていましたが、ほとんど眠れませんでした。

もともと私はメンタルクリニックでもらっていた薬を飲んでいたのですが、手術前後には一切飲むのを禁じらます。

いつも飲んでいる薬がないのはとても不安で、早く再開してくれないかな、と思っていました。

眠剤がないせいかわかりませんが術後2日は気が狂ったかと思うような夢ばかり見ていました。

昔のこどもの数え歌みたいなのが永遠にループしたり、目の見えない自分の子供のために『赤色』をひたすら研究しているお医者さんの夢とかを見てとても辛かった。

次第に眠れるようになると悪夢からは解放されましたが、今でもハッキリと覚えていて思い出すとまだ少し怖いです。