同じメーカー(と言っても規模もカテゴリも諸々の状況が全く違いますが・・・)として、ここまで強気になれるのは羨ましい。。。
勿論、スカイマークの方の見通しの甘さがそもそも問題ですが、どこかの業界なら買い手がやっぱり要らないとキャンセルされて終わり。
諸々の状況は全く違うといえども、メーカーの方から会社の経営方法を変えろ、そうでないとお前に売るのは止める、支払われた代金も返さない、加えてその何倍かの違約金も払え、ですから、こっちの方が飛行機を売るより商売になるのでは???

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<スカイマーク、A380解約通告される>
読売新聞 http://www.yomiuri.co.jp/ 2014年07月29日
新興航空会社のスカイマークは29日、欧州旅客機大手エアバスから導入予定の大型旅客機「A380」について、購入契約の解除を通告されたと発表した。
燃料費の高騰や格安航空会社(LCC)との競争激化などで業績が悪化し、代金支払いのメドが立たないと判断されたためとみられる。エアバスが700億円規模の違約金の支払いを求める損害賠償訴訟に発展する可能性も出ている。
スカイマークの西久保慎一社長が29日に記者会見し、エアバスから27日にファクスで契約解除の通告があったことを明らかにした。契約解除に至った理由として、資金調達の能力が疑問視されたと分析し、「円安による(円換算の機体価格の上昇などの)コスト高を読み切れなかった経営の甘さがあった」と述べた。
スカイマークは2011年、エアバスと「A380」6機を約1900億円で購入する契約を結び、14年10月から19年12月までに順次受け取る予定だった。新たな収益源とするため、LCCと競合しにくい長距離の国際定期便への参入を目指しており、A380を運航する考えだった。
だが、円安で購入価格の負担が増えたことなどから、スカイマークは6機のうち2機の導入時期を先延ばしし、残り4機を解約する案をエアバスに打診し、今年4月から協議を続けていた。
エアバスは契約を変更する場合の条件として、スカイマークが大手航空会社の傘下に入ることを求めた。スカイマークの経営を安定させ、確実に支払いが行われるようにするためとみられる。
エアバスはさらに、スカイマークが要求を拒否し、購入もしない場合には、違約金の支払いを求めた。そもそも購入契約の変更を求めたのはスカイマークだからだ。
スカイマークはエアバスに引き続き交渉を求める考えだ。ただ、エアバスの通告通りになった場合、スカイマークはA380を1機も購入できず、前払いした代金計265億円も「(スカイマークに)戻る可能性はかなり薄い」(西久保社長)という。さらに、エアバスが求める違約金は700億円規模に上ることが想定され、スカイマークの経営が悪化する恐れがある。
西久保社長は、国際定期便への参入計画を見直す考えを明らかにしたうえで、「どんなに会社を縮小しても、負債を背負うことになっても、自立した経営を継続していきたい」と語った。
勿論、スカイマークの方の見通しの甘さがそもそも問題ですが、どこかの業界なら買い手がやっぱり要らないとキャンセルされて終わり。
諸々の状況は全く違うといえども、メーカーの方から会社の経営方法を変えろ、そうでないとお前に売るのは止める、支払われた代金も返さない、加えてその何倍かの違約金も払え、ですから、こっちの方が飛行機を売るより商売になるのでは???

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<スカイマーク、A380解約通告される>
読売新聞 http://www.yomiuri.co.jp/ 2014年07月29日
新興航空会社のスカイマークは29日、欧州旅客機大手エアバスから導入予定の大型旅客機「A380」について、購入契約の解除を通告されたと発表した。
燃料費の高騰や格安航空会社(LCC)との競争激化などで業績が悪化し、代金支払いのメドが立たないと判断されたためとみられる。エアバスが700億円規模の違約金の支払いを求める損害賠償訴訟に発展する可能性も出ている。
スカイマークの西久保慎一社長が29日に記者会見し、エアバスから27日にファクスで契約解除の通告があったことを明らかにした。契約解除に至った理由として、資金調達の能力が疑問視されたと分析し、「円安による(円換算の機体価格の上昇などの)コスト高を読み切れなかった経営の甘さがあった」と述べた。
スカイマークは2011年、エアバスと「A380」6機を約1900億円で購入する契約を結び、14年10月から19年12月までに順次受け取る予定だった。新たな収益源とするため、LCCと競合しにくい長距離の国際定期便への参入を目指しており、A380を運航する考えだった。
だが、円安で購入価格の負担が増えたことなどから、スカイマークは6機のうち2機の導入時期を先延ばしし、残り4機を解約する案をエアバスに打診し、今年4月から協議を続けていた。
エアバスは契約を変更する場合の条件として、スカイマークが大手航空会社の傘下に入ることを求めた。スカイマークの経営を安定させ、確実に支払いが行われるようにするためとみられる。
エアバスはさらに、スカイマークが要求を拒否し、購入もしない場合には、違約金の支払いを求めた。そもそも購入契約の変更を求めたのはスカイマークだからだ。
スカイマークはエアバスに引き続き交渉を求める考えだ。ただ、エアバスの通告通りになった場合、スカイマークはA380を1機も購入できず、前払いした代金計265億円も「(スカイマークに)戻る可能性はかなり薄い」(西久保社長)という。さらに、エアバスが求める違約金は700億円規模に上ることが想定され、スカイマークの経営が悪化する恐れがある。
西久保社長は、国際定期便への参入計画を見直す考えを明らかにしたうえで、「どんなに会社を縮小しても、負債を背負うことになっても、自立した経営を継続していきたい」と語った。