Cafe & Magazine 「旅遊亭」 of エセ男爵

志すは21世紀的ドンキホーテ?
はたまた車寅次郎先生を師に地球を迷走?
気儘な旅人の「三文オペラ」創作ノート

とある時期の開高先生にとって!?ピカソはほんまに天才か…

2010-04-18 01:28:08 | 趣味の話&本と雑学メモ
 久しぶりに本の話です。

といっても、読書感想や書評ではありませんぞ。

「今から読むぞぉ~」と、エセ男爵からトーマス青木への檄文ですな、、、。

その実、
とある読書仲間から電話入り、

「ブックオフで良い本見つけた」

「!?…!…?」

「ヌヌ?それはないよ、100円じゃなくもうひとランク上の金額(3~400円位?)を払ったかな、覚えていないこともないが数冊買ったからな」

 中古本を買う場合は厳しく料金を調べたくなる吾輩は、ついつい(いつもの癖で)値段を聞いたのだ。

 「シナモノは?」

 そう、

 「もちろん、YOU:エセ男爵好み。かの開高健先生著『ピカソはほんまに天才か』美術評論本だよ」とか何とか、「わたくしいささか難しけれど、YOU的には波長ぴったり開高的芸術世界の本ですよ」ときた。
 
 一晩明けて、無性にブツが欲しくなった。
 ネット注文での時差が待ちきれなくて一昨日、広島市内の紀伊国屋で買ってしまった。   
    
ピカソはほんまに天才か―文学・映画・絵画… (中公文庫)
開高 健
中央公論社

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 で、久しぶりにヒットァポン(Hit upon!)。 つまり「的を得た買い物」をしたので嬉しくなり、その読書仲間にメールを出しましたので、以下、そのメールを紹介します。

     ---------------------

----- Original Message -----
From: KT
To: TH
Cc: 1tdocomo
Sent: Thursday, April 15, 2010 11:43 PM
Subject: ピカソはほんまに天才か、、

今朝紀伊国屋で大枚660円支払って新本を買ってきました。
いや実は出版社と著者&著書名をレジの女性に告げ、数ある文庫本の中から探してきてもらったのです。とてもとても、この一冊を探すためにBookOffでウロツクことは耐えられないです。
思わぬ大金を使ったから外食など厳禁。午後の早い時間に帰宅して、遅い昼食を自宅でとりました。
そして先刻ご承知、いつも通り最後の個所「解説」から読み始めようと、後ろから開けば案の定、かの谷沢永一大先生がのたまわっておられるではありませんか。「オモシロイ!」と予感しながら、あれこれ午後及び早い夜のあれこれ済ませて、今、この時間、おもむろに最初のページを開くやいなや、確実に面白い一冊だという事が判明しました。
ゆるりと1ヶ月位懸けて完読すれば、これでまた、不肖トーマス青木めの『書く力量』の増幅に貢献するというもの。
なにはともあれ、
またもや素晴らしい一冊をご紹介下さった!
感謝です、、、。

   --------------------〔メールのコピーはここまで…〕

 いやいや、実は毎週第3水曜日に『読書会:夏目漱石を読む』開催され始め、4月の題目が「夢十夜」なのだ。とんでもないテーマで(はすかしながら)未だかつて読んだこと無い夏目漱石の短編小説。
  
夢十夜 他二篇 (ワイド版岩波文庫)
夏目 漱石
岩波書店

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 余裕をもってアマゾンで注文すればいいものを、急遽今直ぐ欲しくなり、且つ、アマゾンで注文するとついつい直ぐに読まないものまで注文する悪癖あるから経費節減の折、たった一冊限り購入する覚悟をもって地元書店にて購う事にする。
 だから昨日午前中、外出には到底不向きの天候のなか?具体的にはつまり冬が舞い戻った如く寒風吹きすさび氷雨ならぬ小雨降りしきる中、わざわざ「それを探すため」に市内に繰り出した。 そして結果的には、開高大兄著作+夏目漱石もの+文芸春秋〔立ち上がれ日本結党宣言特集〕の3冊を買ってしまったのだ。
 「……!?」
 「そんなことで良いのか?!ですって? ま、いいでしょう……」