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第56回光陽展広島展鑑賞雑感(1)

2008-06-12 14:45:05 | 怒素人的美術蘊蓄録
<添付画像>:「ビエモンテ風景」(作・竹村克男)


 平成20年度第56回光陽展広島展のご紹介の筆頭は「悠々さん作品」……

 昨年と比べて、がらりと一変したコンセプトが表現されています。 


 「驚いた!?」

   というよりも、

        作品を一見して、納得し安堵したという表現が正しい!!!


 まずは、昨年作品と見比べていただきたく、(第55回(昨年度平成19年)作品はこちらから入れます…)テーマや切り口は一転し、スポットを一点集中的『和風なる自然の美』から、壮大且つ鳥瞰図的な『北イタリアの自然の美』に転じておられるのだ。

 頂いた『絵葉書』よりも、展覧会に直接赴いて切り取った『この画像』(上記添付画像)よりも何よりも、横長のキャンバス=P120サイズによってのみ表現される壮大な北イタリアの冬の景色から広がる欧羅巴アルプスの遠景の描かれ方は実にみごとでした、、、。

 鑑賞し終えた今、壮大にして爽快な気分です。

 つきつめて思い起こせば、、
 我輩の第二の故郷ハンガリーの地に、最初に降り立った頃、かれこれ15年前の10月下旬のことを振り返りつつ、そして今、冬のハンガリーの風情を回想しつつ郷愁を感じています。

 そう、たぶん、何度見ても見飽きることのない作品の一つです。

 観れば観るほどに、郷愁を思い浮かべさせられる「風景画の秀作」でして、ここに至っては「日本人離れ」した絵心をお持ちの悠々さんを再認識し、且つ(我輩にとっては隠された部分の)いまだ知らなかった(悠々さんの内面に存在するであろう)壮大なる芸術的境地を見出した気分です。

                    <…続く…>

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作品紹介メモ:

No. 55

資 格: (光陽会)会員 

題 名: 『ビエモンテ風景』

作者氏名: 竹村克男 (埼玉)

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