ヴォイトレ、レッスン日。
11月の発表会、10月のセッションのスケジュールも決まって、
「夏は暑くてだるくて歌う気がしない」なんて言ってる場合じゃなくなってきた。
もう9月だしね。
そろそろピリッとしましょう。
発声はのどを開くように、なるべく横にも後頭部の空間にも声を響かせるようなイメージを持って
自分が一本の太い管になったような気持ちで。
多少音が取れなくてもそれは大丈夫。
のどを柔らかく、太く大きく開くことに集中する。
これはだいぶ安定した声が出るようになったそうだけど、
これが「歌」になかなかでないことが難しいところ。
そして「ナチュラル・ウーマン」。
昨日から得意の泥縄で必死で覚えました。
で、これを歌うぞ。と決めてから愕然としたんだけど、コレ、無茶苦茶フェイクが長い。
フェイク 元の歌の雰囲気を残しながら違うフレーズで歌うこと。
一応楽譜を見ながらピアノを弾きつつ先生が歌ってくれたんだけど、
「これは楽譜じゃわかんないから、耳コピだね」ということになった。
うぅぅぅ~~ かっこよく決まればすごいけど、はずしたら立ち直れないなぁ。。。
なんか私、いつも爆弾を抱えてる選曲ばかりしてるような気がする。
てゆうか、まだ「フェイクを歌う」ようなレベルじゃないんだよね。
ちょっとへこむ。。。
へこみながらも必死で耳コピ。
わずか一週間の間に2回もこむら返りで目が覚めた。
なんなんだ。この現象は。
長いこと生きてるけど、今までこむら返りを起したことなんか。。。。1回ぐらいかなぁ。遠い昔に。
初めて起きたときも明け方、まだ眠ってる時で、
あまりの痛さに目が覚めて、いったい何が起こったのか分からなかった。
一瞬、「金縛り」かと思った。
ふくらはぎだけ金縛りにあうはずもないんだけど、何しろ金縛りも経験がなかったもので。
それが突然、この1週間で2回も。
さすがに気味が悪いので調べてみた。
筋肉がなんらかの原因で緊張して弛緩しなくなった状態が「こむら返り」らしい。
それは分かった。
立ち仕事が多い人。運動不足。
それは多少思い当たる。
加齢。。。。。。。
これは。。。うっそぉぉぉ~
無理すんなよ。
少しは体のことを考えなさいよ。という合図なのかなぁ。
昨日からあの子猫一家の姿を見かけません。
おとといはお隣の庭の片隅で遊んでいるのを見かけたのに。。。
朝から気になって何度も窓に張り付いているのですが、姿は見えず、
ごみを捨てに行く途中も、どこかに潜んでいるのではないかと、よそのお宅の庭をキョロキョロ。
ほとんど挙動不審者です。
画像は、遊びつかれて、一塊になって眠る子猫を守るお母さん猫。
二階のベランダで洗濯物を干していた私の気配を感じたのか、私がベランダにいる間ずっと目を離すことはありませんでした。
かなり遠くだったのに。
全然怪しい者じゃないのに。
痛いぐらいの視線でした。
しっかりもののお母さんがついているから大丈夫だとは思うけど
お腹がすいてるんじゃないか、
カラスに襲われたりしてないか、
事故にあったりしてないか、
仕舞いには餌の好き嫌いなぞ、わがままを言うテツに嫌味を言ってみたりして。
わがままテツ。とんだとばっちり。
どうか元気でいますように。
昨年急逝した杉浦日向子さんの本が、先月3冊文庫になったので読んでみた。
もともと時代小説好きなので、江戸時代の生活には興味があった。
歴史の授業で習った江戸は「士農工商」という身分の格差があって、やけに堅苦しい世界のように思っていた。
でも、小説に描かれる江戸はちょっと違うんじゃないの?
この本がそんな疑問をさらっと解いてくれた。
17世紀の世界3大都市はロンドン、パリ、江戸。
そしてその中で水道が整備されていたり、庶民が旅をしたり安全に生活できて最も洗練されていたのが江戸。
儲かってる商店は社会に還元しないと非難され、
弱いものの面倒をみない町は、他の町の人に馬鹿にされ、
いたずらっ子はよその子でも叱り飛ばし、
使えるものは徹底的にリサイクルして使う。
江戸の人々は物に価値を置くのではなく、生きている時間に価値を置いた。
「人間一生、物見遊山」
生まれてきたのは、この世をあちこちより寄り道しながら見物するため。
生きてる間に見聞を広めて友達を増やし、死んでいけばいい。という考え方。
物に固執せず、自分の身の丈で楽しむ人生。
もしかしたら、時代は退行してるんじゃないか。
情報があふれ、便利にはなっているけど、ちょっと停電になったりすれば全く機能しなくなる生活。
自分のまったく手の届かないところでいろいろなことが動いてる不気味さも感じる。
自分の身の丈で生きる。
そんな江戸の人々がのびのびと見えて、複雑な機械を操る私達よりもずっと賢く思えて
なぜかうらやましい気がしてしまうのだ。
バイトに出たはずの娘からメールが来ている。
「DVDの返却期限が今日なの忘れてた。悪いけど返しておいて」
怒
頭の中はこれからするべきことでいっぱいだったのだ。
クリーニングを引き取って帰ったら残り物でザ~っとお昼を食べて、洗濯物とりこんで、病院に行って、主治医の先生と今後の打ちあわせをして、担任の先生に連絡を入れて、買い物して。。。。。帰り道は渋滞だなぁ。。。夕飯なに作ろう。。
自分なりにびっちり組み立てた予定に、これ以上入れる余地なんかない。
危険だ。
自分ひとりが忙しいような、犠牲になってるような被害妄想的な気持ちになってる。
深呼吸、深呼吸。
ここで残り物食べてたんじゃ、気が滅入るばかりなので洗濯物をざっと取り込んで、すぐ車に飛び乗った。
ちょっと、昼ご飯を食べる間だけ日常を離れてみる。
cafe 遊優
ちょうどエアポケットのような時間で誰もいない。
箸袋には
kokoro ni asobi wo karadani yasashisa wo
。。。。ちょっと気持ちが落ち着きました。