ビター☆チョコ

店じまい後も変わらずご訪問ありがとう。
新居をかまえましたので
お近くにお越しの際はお寄りくださいませ。

ロクシタンからソングーへ  (ホーチミン旅行 11)

2008-05-31 | 

ニューワールドホテルを目指したのは、エステの予約をしてあったからだ。
旅の計画を練り始めたときから
エステは絶対行こうよね♪と話し合ってた。
数あるエステの中で、ダントツに行きたかったのは「サイゴン・スパ」というエステだった。
ここは専用ボートで向かう、白亜のヴィラ。
ぜったいぜったい行きたかったのに、なんと突然のクローズ。。。。
叶わない夢になってしまったのだった。(泣)

さあ、どうしよう。
ワタシたちが選んだのは、ロクシタンのエステだった。
日本にも店舗はあるし、ここの商品は大好きで、自分へのご褒美と称して(笑)
何度か買ったこともある。
ただ。。やっぱ、日常的にばんばん使えるような値段ではないんだよね。
そのお店のエステが、ベトナムで格安で出来るならいいチャンスだと思ったのだ。

限られた時間を有効に使うために、日本から予約を入れようとしたのだけど
ここはHPがなくて、コンタクトするには直接電話をかけるしかないらしい。
汗~。。。日本語は通じなくて、ベトナム語か英語のみ。。だって。
利用した旅行会社も、提携先でないから。。という理由で予約を代行してくれなかったのだけど
オプショナルツアーをお願いしたJTBベトナム支店さんのご厚意で、めでたく日本から予約完了♪
良かった。良かった。JTBさんありがとう♪
英語で電話をかけるなんて、去年のような、あんな冷や汗たらたらの経験はしたくないもんね。

ところが。。電話をかけるはめになってしまった。
ニューワールドホテルに着いてみたら、通りに面したロクシタンの店舗が
がら~んとしてて、看板は出てるものの もぬけの殻なのだ。
汗~。。。。
tomozoさんが控えていた(さすが!!)電話番号に、即!電話をかける。
番号を押してから気がついた。。英語しか通じないんだ。。ワタシってば、なんてバカ。
自慢じゃないけど英語は小学生レベルだ。
いや、もしかしたら今どきの小学生のほうがずっとレベルが上かもしれない。
でも、なんとか、ロクシタンはニューワールドホテルの1階にちゃんと存在する、ということと、
ちゃんとワタシの名前で3時から2名の予約が入ってる、ということがわかった。
それ以上は無理。!!!
ホテルの中に入っていって、インフォメーションのおねえさんに事情を説明したら(日本語通じた)
あっけなく、ロクシタンのお店まで連れて行ってくれた。



最初から、こうすりゃー余計な苦労することなかったんだよね。ホント、おバカである。

で、やっと肝心のエステの感想なんだけど(苦笑)
エステの感想を書くのは、むずかしい。
なぜって、ほとんどの場合、あまりの気持ちよさに眠ってしまうからね。
もし、いちいちの手順をずーっと克明に覚えていたら、
それはきっとエステとしては、あまり良いものじゃなかったんじゃないかな。
今回も、ワタシ、眠りました。
ほとんど記憶ありません(爆) だからエステとして合格点ってことです。

ワタシたちが受けたコースは、フェイシャルはアンチエイジング。ボディーはリラックス。。とか、そんなんだった。
3時少し前に入って、シャワーを浴びて、ぜんぶ終わって会計をしてお店を出たのが6時近かったから
3時間近くかかったことになるね。
それで50$!!!!日本じゃ考えられない値段だ。
ロクシタンのローションのいい香りが体にまとわりついて、なかなか良い感じだった。
。。ただ。。難をいえば、お店の奥にある小さな部屋でのエステだったので
「姫気分」を味わうところまではいかなかったかな。
今度行く機会があったら、インテリアから思いっきりゴージャスなところに行ってみるのもいいね。
普段は、エステなんて恐れ多くて近寄れない場所である。
たまの機会に「姫気分」を味わってみたいという一主婦のささやかな願いを、どうか笑わないでほしい。

ホーチミンで最後の夕ご飯は、ここから歩いてすぐのはずの「ソングー」へ。
もしや迷った?。。と不安になったけど、無事、到着。
すごいぞ、ワタシたち!



。。が、お店の前で迎えてくれる綺麗なアオザイのおねえさんと
このネオン。。
とてもレストランには見えないんだけど。。

 




 


ラップ&ロール (ホーチミン旅行 10)

2008-05-30 | 

ホーチミンで過ごす最後の1日。
エアーは深夜便なので、ピックアップの夜9時半まではたっぷり時間がある。
でも、やっぱりこの日もちゃんと早起き。
だって、まだまだ予定は入ってるんだもん。

朝ご飯のあと、いつも上から眺めていたメコン川の近くまで散歩に行ってみた。
メコン川は、ホテルのすぐ向かい側を流れているのだけど
川岸に渡る道路が、上から見てると道幅も広くて大型の車の往来も激しいので
渡るのをビビッてたのだ。
でも、この日は日曜日だったせいか、トラックもバイクもやや少なそう。
ワタシたちの道路横断術も順調に上達してるし、今だったら渡れそうな気がしたのだ。

近くで見るメコンは、やっぱりミルクコーヒーの色をしていた。



上から見るよりも、ずっと流れは早かった。
この日は、お祭りなんだそうだ。
話しかけてきたベトナム人のおじさんが教えてくれた。

それにしても、日本語を話す人が多いのに驚いてしまう。
ドンコイ通りの店は、ほとんど(片言ながら)日本語で大丈夫だし
バイタク(バイクタクシー)のおっさんのつかみときたら「どんだけ~~」。。だ。
ここで反応すると、得意げに次々とギャグを披露してくれる。
バイタクのおじさんみんなが同じギャグを連発するので、だんだんイラついてきたけどね(苦笑)
中にはためになることを教えてくれるおじさんもいたけど。
ホーチミンってベトナムの首都かと思ってたんだけど(恥)
首都はハノイで、ホーチミンは、日本にたとえれば大阪みたいなものなんだって。
あ~なんか説得力あるなぁ~
ホーチミンは大阪!!(笑) 納得しちゃうよ。

まだ、人通りの少ないドンコイ通りを歩く。



 街でくつろぐ。。そんな文化がある街。

 たんぽぽ、とんぼ、日本語名のお店も。

 朝に限らず、お掃除はいつも誰かが。

 グランドホテル。映画の舞台にも。

何度も通った店の前を歩きながら
また、この通りを歩く日が来ることを願っていた。

ホテルのチェックアウトが12時なので
散歩を早めに切り上げて、パッキング。
そしてチェックアウトしてフロントにスーツケースを預ける。
貴重品はホテルのセーフティーボックスに預ける。
ここから、この日の予定が本格的に始まる。

まずはお昼ごはん(笑)
「ラップ&ロール」というお店で
揚げ春巻きと、やっと念願のバインセオ。

揚げ春巻き。
海老、見えますか?たっぷり入ってます♪
これを、山盛り出てきた葉っぱで包んでタレをつけて食べる♪
。。。まずいはずがないでしょ。



スープの中のブロッコリーにもお肉が巻いてある。
芸が細かいぞ!「ラップ&ロール」



これがバインセオ。



ベトナム版お好み焼き、とでも言うといいのだろうか。
うすーくパリパリに焼いた生地の中に
もやしや海老がたっぷり~♪
ホントは、専門店に行きたかったんだけど
ちょっと街から外れてるので、行けなかったんだよね(泣)
でも、良かった。食べられて。

これもチェー。。
前の晩のに比べると、なんだかパッとしない色合いだ。



tomozoさんのチェーは、もっと怪しい。。。(画像、奥)
ニューラン(パン屋さん)の食品ケースの中に
まるで理科室の標本。。ホルマリン漬けになってるみたいな(爆)
薄茶の液体の中に浮いてる小さいクラゲみたいなものがあったんだけど、
ここで、やっとその正体がわかった。
この、tomozoさんのチェーに入ってたんだ。
干しライチ?だったっけ?
別に干さなくたって良さそうなものだけどなー。。というのが正直な感想。
チェーって奥が深いスイーツだ。

ここから、ワタシたちは、またベンタイン市場方向に歩き出す。
めざすのは、ベンタイン市場近くにあるニューワールドホテル。
この日のメインイベントだ。
 


ブンタ  (ホーチミン旅行 9)

2008-05-29 | 

ホーチミンに着いてから3度目の晩御飯。
行きたい店がありすぎて、ぜったいに全制覇は無理。
いったい何度ホーチミンに行けば、食べたいもの全制覇ができるんだろう。

ワタシの一番の願い、ソフトシェルクラブの唐揚げ(クア・ロット)はまずは初日に制覇した。
次は、なんとしてもtomozoさんの一番の願い、でっかいシャコ、を制覇したい。
その願いを叶えるために選んだお店は「クアンアン・ゴン」。

初日にtomozoさんが洋服をオーダーした店から歩いても行けそうだったんで
出来上がった洋服を受け取ってから、小雨が降ってたけど、また、歩いてお店を探す。
だんだん街のつくりに慣れてきたのか
薄暗い道を迷いもせずに、ちゃんと着けたのは、すごいぞ、ワタシたち。

しかーし。。「クアンアン・ゴン」はかなりの人気店らしく、お店の前は順番待ちの人たちが沢山。
。。。多少なら待ってもよかったんだけど
ベトナムに何度も来ている知り合いに訊いた話を思い出した。

夜、混んでる時は、品切れになってしまうメニューもある。
もし、週末の夜で、ものすごく混んでそうだったら、隣の「ブンタ」も悪くないから
そっちに行ったほうがいいかも。。。

小雨の中、待つのをあっさりやめて
隣の「ブンタ」に急遽、変更。

あら。。空いてるんだけど大丈夫かしら。。
。。でも、お店のインテリアの感じは悪くない。

リゾートな雰囲気と、抑え目の照明が落ち着ける。
ここも窓はやっぱりフランス窓♪
ホーチミンって、こういうお店のインテリアとか、とっても洒落てる。

。。。が、メニューを見て、愕然とする。
ぜんぶベトナム語じゃん。。。料理の写真もない。
知り合いに聞いた話では、古ぼけた日本語メニューがあった。。ということなのに
お店の人に訊いてみたら、ジャパニーズメニューはない、と言う。が~ん。。

読めないってホントに哀しい。
でも、オーダーしなきゃ、ご飯には永遠にありつけないんだ。
苦肉の策が
持っていたガイドブックに、ベトナムの代表的な料理が、写真つき、ベトナム語つき、で4ページ分載ってたので
それをお店の人に見せて
「これなら、うちのメニューにもあるわよ」というものを、見繕ってもらった。

やれやれ、やっとご飯にありつける。

これが、見繕ってもらった晩御飯。



ゲウ・ハップ・サー
はまぐりのレモングラス蒸し。
少しこぶりのはまぐりだけど、日本じゃ、はまぐりをこんなに一度に沢山食べたことないなぁ。
せいぜい、アサリだよね。



ゴイ・クォン
本場ベトナムで食べる生春巻きは
ライスペーパーが固いので、揚げ春巻きのほうがおススメ。。という噂だったのだけど
ここのは、巻かれた状態で出て来たせいか、ライスペーパーも固すぎることもなく♪♪
(ライスペーパーと具が別々で出てきて、手巻きで食べるスタイルのお店もあるらしい。)
ボリュームもありました。

ちょっと画像、暗いですね。
お店の照明が、抑え目だったせいです。
お店の中でフラッシュは たかないので。。ごめんなさいね。



バイン・クォン
米粉の皮で、ひき肉、キクラゲなどを包んだ蒸し餃子
ハムをのせて食べる。。。。と、ガイドブックに書いてある(笑)

前の日食べたバイン・ベオの生地で餃子作った。。で感じだね。
つるつるもちもちしている♪
この時点で
ワタシたち、この料理の食べ方、まったく知りませんでした。
だから、このハムと餃子、別々に食べてました。
魚肉ソーセージみたい。とか言いながら。
あとで、ガイドブック、よ~く見たら、「ハムにのせて」食べるものだったんですね。
どーりで、お店の人が不思議そうに見てたわけです。
見てたんなら、教えてくれたってよさそうなもんだけど。
でも、別々に食べてもおいしかったし、
ハムの味もしっかりと味わえて良かった。。ということにしておこう。



これは。。。えびの塩焼き。。(笑)
いったい、なんて名前の料理なんだろう。と、ガイドブックを見直したんだけど
これらしき料理は載ってないんだよね。
推測するに
「シャコ」を食べたかったワタシたちは、「えび!」とか「シュリンプ!」とか
「ロブスター!」とか「シャコ!」とか、似たようなものを思いつく限り必死で訴えたんじゃなかろうか。
きっとどれかひとつの単語がお店の人に通じて、この「えび」が出てきたんじゃなかろうか。

シャコには、残念ながらありつけなかったけど
ビールも飲んだし、「えび」もおいしかったし、もうこれでお腹いっぱい。
シャコは明日の最終日に持ち越すことにしたのでした。

〆のデザートは、チェー。



ベトナムでは、ものすごくポピュラーなデザートで
たくさんの種類があるみたい。
これはたしか、タピオカと三色豆。でしょうね。
冷たいぜんざい。。と思っていただければ。
ホットチェー、というのもあるから
ベトナム版のぜんざい、と言ったほうが近いのかな?

満腹で、またホテルまで歩いて帰る。。
食べた分は、少しでも消費しなきゃね。

ホーチミンで過ごすのもあと1日。
この日がホテルで過ごす最後の夜。

最後の夜は、どちらが言い出すでもなく
ごく自然に。。パッキング。。のはずが撮影会。(苦笑)



半分、まるまる空けてきたスーツケースも
かさばる食料品も買い込んだため
かなり危機的状況に~~(汗)



こうして、マジェスティックホテル最後の夜は過ぎていったのでした。



















 


ケムバクダン (ホーチミン旅行 8)

2008-05-28 | 

ワタシが買ったガイドブックでは
この市民劇場が観光の起点になっていた。




例えば。。ベンタイン市場なら市民劇場からタクシーで5分。みたいにね。

ワタシはてっきりサイゴン教会から延びるドンコイ通りがメインストリートだと思っていたのだけど
ドンコイ通りは、竹下通りみたいなもの、らしいんだわ。




市民劇場もサイゴン大教会、どちらも、
かつて「プチ・パリ」と呼ばれた街の面影を強く残している建物だ。

サイゴン教会のすぐ隣には中央郵便局。



こちらもフランス統治時代の建物で、現在も郵便局として使われている。
だから出入りは自由。
中は、こんなふう。



高いアーチ状の天井がいい雰囲気だね。

ホーチミンにはカフェがたくさんある。
たぶん暑くて暑くて、ながいこと活動するのは無理だろうから
カフェに入って、いろんなスイーツも食べて、休みながら買い物したり観光したりしよう。
それが、ワタシたちの心積もりだった。

ところが。。涼しかったんだろうか。
あるいはテンションが高すぎた?
雨期に入ったところだから、毎日スコールは降るし湿気もあるんだけど
カフェに避難しなきゃいけないほどの暑さは感じなかったんだよね。
服装も、日焼けを恐れて
キャミの上に七分袖のさらっとした綿のシャツを着ていて、それで特に辛いってこともなかった。
ホテルで毎日無料でくれるペットボトルの水を持ち歩いて
それを飲みながら歩いて、なんか。。それで足りてしまった。
今思うと、もったいないことしたなぁ~
無理にでも休んで、もっとたくさんカフェにも入るんだった。

ただ、「ここだけは絶対行くからね!!」と
出発前からしつこく言い続けて来た「ケムバクダン」。



看板もキュートでしょ。
通りをはさんで、2軒たってます。

初日に店を見つけて、それから何度も何度も前は通るのに
なぜか入るタイミングがなくて
もう、そろそろ入らなきゃタイムリミットじゃん!!というこの日に
やっとやっと入ったのでした~(感涙)

なにが食べたかったのとかというと
ココナッツアイスクリーム。
ココナッツの実の中にアイスが入っててフルーツをトッピングしてあって
ココナッツの実をスプーンで削って、アイスと一緒に食べる。。というもの。



歩きつかれた体に
嬉しい甘さと冷たさなのだわ~~♪♪しあわせ~♪

そうなんだよね。
自覚はないけど、かなり歩いてるんだよね。
だって、足がパンパンだったもの。(泣)
体は正直。

この旅が決まって、唯一旅支度として買ったのがウォーキングシューズだった。
命がけで道路を渡らなければいけないことを考えると
足元は ちゃらちゃらしないで、機敏に動けるようにしとこう、と思ったんだ。
この素材なら、スコールにあって濡れても、すぐに乾きそうだし。



あまりごついのはヤだったので
ニューバランスのちょっとバレエシューズっぽいマジックテープで留めるタイプのものだ。
そのマジックテープが
なんと。。足に食い込むようになっちゃったのだ(大汗)
このままだと、マジックテープが留まらなくなる。。ということだって起こりうる。
tomozoさんも同様で、靴がきつい。。と言う。
んじゃ、マッサージでしょ。というんで
行ってきましたマッサージ。50分10ドル(たしかチップが含まれてた。)

ホーチミンにはマッサージやエステやネイルのお店が沢山ある。
ドンコイ通りを歩いてると
エステやマッサージの客引きのおねえさんに、必ず声をかけられる。
それでも、しつこくまとわりつくよな客引きはなくて
ただ「オネエサン、エステイカガ?マッサージイカガ?」とか声をかけてくるだけで
こちらが手を振ると、もうそれでスルーだ。
それでも、中には怪しげな店もあるだろうから、用心にこしたことはない。

ワタシたちが入ったのは「ローヤルフットマッサージ」。
マックティブオイ通りの雑貨屋さんアジアンフィッシュの隣ぐらいの店だ。
実は、アジアンフィッシュという雑貨屋さんの奥にあると聞いたマッサージ屋さんに行きたかったのだけど
滞在中、ずっとアジアンフィッシュのお店は閉まったままで
閉まったシャッターには、小さな張り紙がしてあるのだけど
哀しいことに、なんて書いてあるのかわからない(泣)
字が読めない、というのは、ホントに情けないものだ。
言葉をしゃべれないってことよりも、不便かもしれない。

それで。。。アジアンフィッシュをあきらめて。。
ちょうどその隣辺りにロイヤルフットマッサージがあって
tomozoさんのガイドブックにも載ってたので、まあ、安心かなーという判断で入ってみたのだ。

しかし。。。。入ってすぐ、ものすごく不安になった。
よくある薄暗いうなぎの寝床のような店で
1階も空いてるのに
なぜか殺風景で薄暗い階段を上った2階に通される。
通された部屋はアームチェアが10台ぐらい並んでて広いことは広いのだけど誰もいない。。。
その広さとうす暗さが不安を倍増させる。。。。

その緊張がとけたのは足湯に入ったとき。
あたたかいハス茶を飲みながら、頭から肩、足。。とマッサージしてもらううち
だんだん気も遠くなるのだった~~。。。。。
途中で、日本人のグループが入ってきたのまでは覚えてる。
目覚めた時は、がらがらだった部屋は満員になってたから
きっと深く深く眠ってしまったんだと思う。

靴を履いたら、すんなりと履けてマジックテープも余裕で留められた。
マッサージしてる間にスコールが降ったらしく
通りは雨の名残を残して、日にきらきらと輝いてた。

これで、また夜まで元気に歩き続けられる♪

それにしても予定外に長い旅行記だね。(苦笑)
もうすぐ終わると思うから。。すみませんね。










 


バインミー (ホーチミン旅行 7)

2008-05-27 | 

ホテルに戻ったから今日の予定はおしまい。。というわけではないのだ。
だって、市場でさんざん買い物してきたのに、まだやっとお昼。
早起きすると一日が長く使えていいよね。

さあ、お昼ごはん!
ベトナムはフランスの植民地だったから、フランスパンもおいしいと訊いていたので
これは絶対食べなくては!!!と、リストアップしていたのだ。

バインミー♪♪♪
フランスパンに切れ目を入れて
肉や野菜をはさんだ、ベトナム風フランスパンのサンドイッチです♪
有名なのが「ニューラン」というパン屋さん。
ホテルから近そうなので、また探しながら歩く。
。。あれ??道、間違えたかなー?と思ったら、そこはもう「ニューラン」のまん前でした。
(ぐるなび海外版にちゃんとあったのには驚いた。)



バイクに乗ったまま買う人も~。
ここはドライブスルー?

かなり間口の広い店で
通りに面したケースには、いろんな菓子パンみたいなのもならんでるし
あらかじめ具をはさんであるバインミーも売ってるんだけど
目当ては、やっぱりドネルケバブのような、
吊るしてある焼いた肉を削って
その場で甘酢漬け(たぶん)の野菜をはさんで作ってくれる「作りたてバインミー」です。

15000ドン。
なぜか、この値段だけは覚えてる。(笑)
ちょうどお昼時だったからかな、現地の人も並んでいたので、その後ろにつく。
わくわく♪♪♪

あっ~ケバブの画像がないっっ~(汗)
撮ったはずなのにぃ~~(涙)

。。だからこれで代用しとこ。(いいかげん/笑)



お兄さんがちゃっちゃっと作って、くるくるっと袋に入れて渡してくれたバインミーを持って
そのまま、お店の中のテーブルで食べることにする。
飲みものは、サービスでお茶をくれるのかなぁ?
「はうまっち?」と訊いたら、お店の人が「座ってて」みたいな素振りをして持ってきてくれたので
たぶん。。サービスだったんだと思う。。。

さあ~食べるぞ~♪♪



また無口になる二人。。。
だってこれ、めちゃくちゃうまいです!!!

パンの外側はパリッとしてるのに
中は、具の野菜のせいもあるだろうけど
いい具合にしっとりしてます♪♪♪

無言でかぶりつく~♪

。。。無口で食べてても目は動く(笑)



ほとんど現地の人ばかりのお店の中。

ここ、パンやさんだとばかり思ってたのに
フォーらしきものを食べてる人や、ご飯物を食べてる人もいるし



しかも、どれもおいしそう~♪

もしね。。ひとり旅で来たとしても
ホテルやレストランでひとりの食事はどこかわびしいけど
こういう気軽な食堂だったら入りやすいなー。。なんて、考えてしまったのでした。
もう、この時点で、
「ワタシ、きっとまたこの国に来たい!!誰も付き合ってくれなくても来たいっ!!」 
って強く強く思っていたのでした。

メインストリートに戻りながら
小さな市場?商店街?を見つけたので、ふらふら入っていってみる。

 観光客らしき姿はなし。。。

 ペパーミントグリーンの鎧戸♪       

 見たことない野菜もあるなぁ。

 お店の上はどれも可愛い窓♪

食べること
暮らすこと
あたり前で普通だけど絶対必要なもの。
市場には、「その国らしさ」がよく表われてる。。と思う。

観光しつつ
お買い物はまだまだ続きます。
だって、まだ昼過ぎたばかりだし。

なんて濃くて楽しいホーチミンの一日♪

 





 


紫陽花とかまきりの赤ちゃん

2008-05-26 | 
見えますか?
かまきりの赤ちゃんです。



今朝、紫陽花の花の上にいるのを見つけました。
全然動かなかったのに
カメラを向けたとたんに動き始めました。
殺気を感じたんですかね。
せっかくのんびりしてたのに
悪いことしちゃいました。

やっと日が差してきて
今日は洗濯物がやっと乾きそうです♪

紫陽花、順調に花が咲いてきています♪

いろいろあって飛ぶように過ぎ去ろうとしてる5月ですが
植物は、ちゃんと地道に(笑)生きてたんですね。

月曜です。
また1週間、がんばりましょう。

ベンタイン市場 (ホーチミン旅行 6)

2008-05-25 | 
3日目は、いよいよベンタイン市場です。
市場は朝早くから開いてるし、やっぱりこの日もなんとなく6時頃起床。
すごく勤勉?なワタシたちです。

地図を見るとホテルから歩いていけそうなので
また、朝から歩く二人です。
タクシーを恐れてるわけじゃなく(笑)道を歩くのが楽しいんです。
道路を渡るのも、だいぶ上手くなってきたしね。(笑)



ホーチミンの街は、建物の窓がとても素敵です。
どこかフランスっぽい。
フランスに行ったこともないワタシが言うのも変だけど
どこか。。アジアじゃない国の雰囲気があります。
洗濯物が干してたり、生活感いっぱいなんだけど
その窓の内側の暮らしをのぞいて見たい誘惑に駆られます。

通り沿いの建物も色使いがかわいかったりするので、
それを眺めながら歩くのが楽しいんです。



しかし。。この電線は大丈夫なんでしょうか。。。



この電線がなかったら、もっと街は美しいはず。
いや。。この電線のゴチャゴチャもまたホーチミンらしさなのかなぁ?
でもね、あまりに絡まりすぎてるので、電気の知識のないワタシなんかは
今にも火花が散るんじゃないかと見てるとハラハラしてしまう。

ホテルから20分ぐらい歩いたのかなぁ?
ベンタイン市場です。



観光客が多い市場らしいのですが
定価はあってないようなもの。
必ず値切って買うのが市場の買い物のお約束みたいです。

朝から、すごい人。。。



まず、二人はサンダルを狙いました。
サンダル屋さんだけでも何軒もあり、微妙にテイストが違うようです。
その中の1軒にふらふらと引き寄せられたワタシは
お店のおばさんに勧められるまま
ちゃっかり、お店の奥の小さなスペースに座り込んでしまいました。
周りをサンダルの壁に囲まれた、畳1畳もない小さなスペースで
好みのサンダルを選んでは、次々に履いていきます。


途中からtomozoさんも参戦して
お店のおばさんは、ますます大忙しです。
あっという間に、狭い床は二人が脱ぎ散らかしたサンダルで埋め尽くされ
ここから値段の交渉が始まります。

。。で、結局いくらで買ったんだっけかなぁ?(笑)

5足買うなら、大幅値引き。と、言ったおばさんに
「5足も買うわけないじゃん。。」と思ったワタシたちだったのですが
なんのことはない、ちゃんと二人で5足、買ってしまったのでした。
勝ったのはおばさんだったのか、ワタシたちだったのか。。
たぶん、おばさんなんでしょうね。

サンダル屋さんに、たぶん1時間ぐらいいたんじゃないかなぁ~
次はバック屋さんに。
まぁ。。ここはサンダルほど情熱は湧かなかったみたいで
あっさりと交渉成立で。

少々疲れちゃったワタシたちは
水分補給のため、フードコーナーへ。
なにを飲もうか~と選ぶ間もなく、オバサンにがっちりと捕獲され
オバサンに仕切られるままジュースを飲むことに。(苦笑)



おじさんが作ってくれる生ジュース♪
働く男をみたのは、すごく久しぶりのような気がするよ。。と、思ってたら
おじさん、何を思ったか、突然タバコを勧めてくれる。
あら。。タバコ吸いながらジュース作ってんのね。。(苦笑)

ラフなおじさんの作ったマンゴージュース♪



ひと息ついて、市場を見渡してみれば
観光客ばかりかと思っていた市場のお客さんも
以外に現地の人も多くて
フードコーナーで何を食べようかと迷っていたり



果物を選んでいたり     

市民の普通の暮らしの匂いがするのでした。

しばらく市場内のお店を回って
ドンコイ通りのお店で狙ったのと同じランチョンマットを安くゲットして♪
荷物も重いことだし
ひとまずホテルに戻ることにしたのでした。










ここから買い物モード (ホーチミン旅行 5)

2008-05-24 | 

予定では4回ぐらいで終わらそうと思ったのに
すみません。だらだら続いて。まだ2日目です。
ワタシもいいかげん飽きてきたので(爆)ここから巻きますね。(なるべく)

再びホーチミンに帰ってきたのが3時半過ぎだったのかなぁ?
予定よりも早く着いたので
これ幸いと、さっきの感傷はサッパリと捨てて(苦笑)
ここから本気の買い物モードです。

再び、ホーチミンの合羽を着たバイクのみなさん。




雨期に入ったホーチミンは毎日午後になると雨が降ります。
不思議なことに雨が降る前にバイクのみなさんは
ちゃんと合羽を着てるんですね。
スコールの降るこの国に住む人たちは
いちはやく雨の気配を察して、干していたものを取り込んだり
雨が降る直前にバイクを止めて合羽を着込んだりすることができるみたいです。
それを考えると、店先でぼんやり座ってるようにしか見えない人も
案外、空を見て天気を読む、という大事な仕事をしてるのかもしれません。

ホーチミンの買い物スポットは
大きく分けるとドンコイ通り周辺と、いくつかある市場です。
昨日は下見気分だったドンコイ通りを、今日は買う気満々で歩きます。
ドンコイ周辺のお店は
うなぎの寝床のように間口が狭くて奥に長くなっていて
狭い階段を上って2階3階建て、というところも多いようです。
天井も低くて、実は床もミシミシしたりする。。。
この国は、地震があまりないらしいので、建物の強度とかはあまりこだわってないみたいですね。






。。。狂ったね。。。といいつつ、買い物する二人。
いったいこの体力はどこから来るのかと思うほど歩いてます。
言い訳させてもらえば、可愛いサンダルが8ドルとか10ドルとか、そんな値段で買えるんですよ。
女子なら狂って当たり前でしょう。
写真を撮ろうとか、そんなことは思いつきもしませんでした。
日本人でございます。と宣伝して歩いてるような
首から下げたカメラは、ほとんど無駄だったんですね。(笑)

フォーとか食料品を買い込むために国営百貨店の2階の食料品スーパーにも行きました。
ここはスーパーに入る前に、持っている荷物をロッカーに預けるシステムになってます。
もちろん無料で。
これは万引き防止のためなのでしょうか。
はい。。ここでも買いましたよ。
買い物ってなんて素敵♪
外国のスーパーはワンダーランドです♪

予定では、ちゃんと「おやつ」の時間もとって
大人らしく、優雅に?買い物するはずだったのに
気がつけば、またもやとっぷりと日は暮れてました。
グエンフエ通り突き当たりに立つ「人民委員会」の建物も
美しくライトアップされてました。



この日の夕飯は、ここから通り2つ隔てた怪しい路地にある、
隠れ家のようなフエ料理のレストラン「ギースアン」に。




ホーチミンのガイドブックには必ず載ってる「バインベオ」というフエ料理を食べるために
実はほかの店を予定してたのですが
初日にもらった地図に、この「ギースアン」が載ってたので、コチラのほうが近いし
軽くタクシーぼったくり後遺症もあったし(苦笑)あっさりとこのお店に変更しました。
大正解でした♪

2階に通され、ここでも貸切状態。(汗)
たった二人の客に、若いボーイさんが3~4人も付くという
うれしはずかしハーレム状態です。
でも。。なかなかよろしいもんですね。こういうのも(笑)
食べ方が分からなくてまごついてると
ちゃんと教えてくれるし
取り分けてくれるし
開いたお皿は、てきぱき下げてくれるし。
かといって、食べるところをジーっと観察してるわけもなく
こちらが一生懸命食べてる時は、低く鼻歌なんか歌っちゃったりして
なんか、とてもラブリーなのでした。

Tシャツは似合わないけど、ベトナムの男の子はかわいい。
別に下心はないですが、tomozoさんとがっちり一致した意見です。

お料理はコチラ。

シジミのスープ シジミのむき身がたっぷり~♪



これがバインベオ
小皿ごと蒸した米粉の生地に干し海老をトッピングしたもの。
つーっと真ん中から切れ目を入れて、たれをのせて、二つに折って食べます。
つるっとした食感がたまりません。



う~ん。。名前忘れちゃった。。
サラダだったとおもうんだけど
パリパリの生地に野菜をのせて食べる♪



はるまきも~♪



フォーも~♪



蓮の実のデザート♪



なにからなにまで満足で
この日は何事もなく(苦笑)ホテルに帰ったのでした。

やっと2日目終了。
全然巻いてませんね。(苦笑)

つきあっていただいてありがとう。
次こそ、ちゃんと巻きます。





























オプショナルツアー (ホーチミン旅行 4)

2008-05-23 | 

2日目は朝6時起床。
わざわざ書くと、とんでもなく早起きしたみたいだけど
家では5時起床なので、いつもよりはのんびりなのだ。
この日は、日本からオプショナルツアーを申し込んでいたから
8時にホテルのロビーに迎えの車が来る。

オプショナルツアーは、いろんな旅行会社がいろんなツアーを組んでいるので
色々比べてみて探してみるといいと思う。
どこの旅行会社を見ても、メコンツアーが一番人気らしいのだけど
ワタシたちは、ホーチミンから一番近い海辺に行く、という超地味なツアーを選んだので
案の定、ほかの申込者がいなかったらしく(笑)
普通の乗用車に、ガイドさん、運転手さん、そしてワタシたち2人という
贅沢なんだか、淋しいんだかわからない構成になってしまったのだった。
去年も図らずも貸切ツアーになって、わがまま言ってヴァイパールームとか見せてもらったんだった。
でも、今年は特にわがままいうつもりもないので
ただのんびり、まったりできればいいや。。。と、けっこう現金なワタシなのだ。

しかし、ホーチミンを抜けるまでは、バイクの群れがコワくて
緊張しっぱなしで(笑)のんびりするどころではなかったのでした。
車が街をでると景色ものんびりとしたものになって
バイクの数もさすがに減ってきて、やっと車窓の景色を眺める余裕も出てきたのでした。

ガイドさんの話によれば、ホーチミンでは外で食事を済ませる人が多いとのこと。
それは家庭に冷蔵庫が普及してないから、ということもあるらしいのだけど
それはホーチミンに限らず、田舎でもそうなんじゃないかな。
どんな田舎でも、カフェというか食堂のようなものが何軒もあって
たぶん店番の人が、のんびりと所在なげに座っている風景が見えた。
日本なら、お店の人がこんな店先でぼんやり座ってるなんてありえないことだよね。
ざっと見る限り、働いている人が誰もいないような感じなのだ。
それでも、古いお店はつぶれるでもなく営業を続けてるのだし
この国で、こういう風景は別に驚くほどのことでもないのかもしれないね。
そんな田舎でも元マングローブの森だった場所は、えびの養殖所になっていたりして
開発の手はどんどん迫ってきているらしいのだ。

2時間ほどで着いた海辺の町では
ビーチを歩いたり
元フランス提督の別荘だったか?(もう、忘れてる・汗)や、お寺を見たり



南国のリゾートらしい花を眺めたり。。。。



そしてお昼ごはん。





。。。。これで2人分。。
山盛りに出たご飯は、とうとう手付かずのまま残すというもったいなさ。
飲み物別(もちろんビール飲みましたんで)1人60$ツアーでございます。
どれもはずれなく、おいしゅうございました。

そして満腹して帰る。。という、やっぱ地味なツアーだよね(笑)
でも、ワタシはけっこう良かったかな。。。てゆうのは。。
帰りはすごいスコールになって
車に乗ってても、視界がほとんど利かなくて不安になるほどだったんだけど
現地の人たちは、変わらずスコールの中をバイクで走ってるんだよね。

おかあさんは子供を後ろに乗せて
おばあさんを乗せた男の人や
たぶんカップルや
合羽は着てるけど、そんなもの役に立たないような激しい雨の中を
バイクに乗ってひたすら前に進んでいる。
乗せてるほうも乗ってるほうも、すごい信頼関係がないと進めないんじゃないかと思ったんだ。

もちろんこの人たちは、そうせざるを得ない環境で暮らしているから
特別なこととは思っていないだろうけど
結構自分で決めた細かいルールに縛られてジタバタしてる自分が
急にとっても馬鹿らしく思えちゃったんだ。
細かいルールっていうのは、「なるべく人に迷惑をかけたくない」と思って
知らず知らずのうちに自分で作ったものなんだけど
実はワタシは「人に迷惑をかけたくない」んじゃなくて、人に対してかなり「閉じてる」んじゃないかと、
ふと思ったんだ。

旅に出る前に、あまりに天気が悪くて
いつも週末に洗う家族分のシーツを洗えなかったことを、
実はちょっと気にして成田に向かったワタシ。。

でも、別にそんなことどうだっていいんだよね。
どうだって良くはないけど、なんとかなることなんだよね。
シーツの件は、ほんの例えで、そんなことは山ほどあるんだ。

とっさにtomozoさんに、そんなことを話して
笑われるかなーと思ったけど、わかってくれてありがとう。

一人旅もあこがれるけど
こういう、普段思いもしないことに気がつくのが旅だし
思いついたことを話せるのが、誰かと旅する喜びだよね。

スコール、バイク、シーツ
何の関連もないようなことで
なんだか胸が熱くなったのは、昼に飲んだビールのせいだけじゃないと思うんだ。














 


ベトナムドン  (ホーチミン旅行 3)

2008-05-21 | 

最初に断っときますけど
ここから、前の記事とはガラッと様子が変わると思います。
優雅なのはホテルだけ(笑)
優雅なホテルに泊まったワタシ達二人は、ここから欲望丸出しです。

食欲と物欲。
たぶん、この二つの欲望からは一生逃れられないのかなぁ~。
なにしろ撮った画像は、ほとんど食べ物とバイクのみ。(苦笑)
この旅で、いったい自分がなにに一番情熱を燃やしたのか、
なにに一番驚いたのか。
ちゃんとカメラが捕らえてました。

ホテルについて、まず向かったのが両替所でした。
日本でベトナム通貨のドンに両替することはできないので
日本円を持ち込んで、それをベトナムで両替するんです。
空港やホテルより街中の両替所のほうがレートがいいらしいので
まずは両替所を探さなくてはいけません。(あちこちにあるらしい)
ガイドブックには、両替所の場所までは載っていなかったので
ドンコイ通りにある「Kito」という雑貨屋さんで無料配布の日本語の地図をもらって
一番近い両替所に向かいました。



どうでもいいような画像ですが(苦笑)
ものすごく頻繁に通った場所です。
ドンが余っちゃったら困るので
その日、使う分だけ少しづつ両替しました。
たりなくなって1日に2度通うことも。。。。
この無駄な広さと、がらーんとした感じが社会主義国っぽい。。と思って見てたワタシです。

ドンコイ通りの店は、ほとんどドル表示だし、ドルに替えても良かったのかもしれませんけど
タクシーに乗ったり、ローカルな食堂に入るつもりなら、ドンに替えたほうが便利です。
ワタシたちは、ローカルな食堂に入るつもりだったので
もちろんドンに替えました。
しかーし、このドンというのが。。なんですか、金銭感覚を狂わせます。
てか、とっさに日本円に置き換えて考えるのが非常に面倒なんですね。
やたらと桁がでかい。
100円が15500ドンぐらいなのかな?
だから、ちょっとご飯を食べたぐらいなのに、150000ドン!なーんて請求されるので驚いちゃうんですけど、日本円にすると1000円ぐらいのものなんですね。
ワタシの頭は、算数には全く対応してないので、これには困りました。

着いたばかりだというのに
どんどんお目当てのお店を見て回って
さあ、ご飯。。という頃には、もうすっかりあたりは暗くなってました。
右も左もわからない街で
あたりも暗くなったというのに
ワタシたちは、お目当てのひとつ、「クアン94」という超ローカルなお店に向かいました。
街の中心部からタクシー10分という道を
頼りない地図を頼りに、歩いていこうってんだからけっこう無謀な話です。

ホーチミンの街は建設ラッシュだとかで
歩道はところどころ水溜りになってました。スコールも降ったしね。
時々、水溜りにはまりながら(爆)
しつこい物売りの子供に追いかけられながら(大汗)
地図をいきなり指差す、という乱暴な道の聞き方をしながら
なんとか目当ての店にたどりついたのは、この、蟹が食べたい一心でした。



クア・ロット
脱皮直後の蟹を揚げたものです。

うまいです!!!
ビールがすすむぅ~~!!!

お店のおねえさんは、限りなく無愛想だし
お店のつくりは、昭和30年代の田舎の食堂って風情だし
当然クーラーなんかなくて巨大な扇風機が回ってます。
でも、このぬるい風の中で飲むビールと蟹の食感はなんともいえない幸福感をもたらしてくれました。



どんぶりになみなみと蟹のスープ。
ここまでおしげなく蟹が入ってるなんて~~♪感動です♪
二人でシェアしても、飲みきれないほどの量です。

もう。。二人とも無口、です。
事情を知らない人が見たら、仲悪そうに見えたかも。
でも、ときどき顔を見合わせてニシャ~っと笑って「うまいね~♪」を繰り返すのが精一杯だったんです。



蟹チャーハン♪♪♪
蟹の身がゴロンゴロンと~♪

このほかに空芯菜のニンニク炒めも、これもとてもおいしかった♪
このおいしい料理が、どんなりっぱな厨房で作られるのかと思うと
驚いたことに店先の小さなスペースなのでした。

満腹で上機嫌でホテルに帰ろうとしたその時
事件は起こりました(オーバー。。)
なんと。。tomozoさんのバックから、お財布が忽然と消えていたのです。(大汗)
落としたのか
あるいは掏られたのか
全財産でなかったのが不幸中の幸いと思うしかないですよね。
そして、帰りに拾ったタクシーでぼられてしまう(爆)というおまけまでついてしまった。。。。

タクシーも怪しいものが多いらしいので、選んで拾ったつもりだったんですよね。
ただ、今になって考えると、ワタシたちも勉強不足だったし、
まだドンというお金に慣れてなかったのかもしれない。
メーターが作動してるか、それはチェックしてたのだけど
支払う段になって、メーターの読み方を知らないワタシは、たぶん10倍の紙幣を出してしまったんだ思う。
これで、タクシーの運転手さんの「欲」に火がついちゃったんじゃないかなーと思うんです。
10倍と言っても、日本円にすれば大した金額ではないのだけど
やっぱ、ちょっと凹む出来事ではありました。

去年のロスでも初日にワタシがカメラを壊すというアクシデントがあったし
初日、というのは、こちらのテンションはあがってるのに、どっか空回りな感じがある危険なときかもしれないですね。

今度、また旅に出ることがあったら、初日には、もっと落ち着こう!!と密かに思うワタシなのでした。

それでも、二人とも立ち直りが早いタイプで、ホント、良かったです。