大きな窓を額縁のようにして見る景色は
桜の季節も
新緑の頃も
輝く陽射しの頃も
紅葉の頃も
すっぽりと雪に覆われる頃も
まるで絵のように美しい。
晴れた日も
曇った日も
雨で霞む景色さえも味わいがある。
亡くなった人が好きだったこの場所で
ゆっくりとおいしいものを食べながら
ひとときを過ごす。
６年の間には
欠けてしまった席もあり
そしてそれと入れ替わるように
小さな命が生まれたいう嬉しいニュースも訊いたりする。
みんな黒い服を着ているけど
湿っぽい話はいっさいなし。
遠い昔の笑い話や、それぞれの近況の話に花が咲く。
母を亡くしたすぐあとは
一連の行事が過ぎて
家に帰ってきてから
台所仕事をしながら、ふいに涙が勢いよく流れてきて
そのまましゃがみこんで、しばらく泣いてしまうこともあった。
今では
不意に思い出しても、涙が流れることはない。
月日というものの大きな力を感じる。
晴れた日の陽射しにも
真夏の勢いはなく
もう、すっかり秋の気配がしている。
時々集まって話に花を咲かせる。
昔は、そんな親戚づきあいが面倒って思ったりしたけど、
ほんとは亡くなった人を持つ家族への
いい風習なんだなぁって最近思うわ～。
私は義父が亡くなった直後ぐらいしか不意の涙は泣く、
その後のバタバタに追われて
そのままフェイドアウトしていった感があったのですが、
先日「私の頭の中の消ゴム」をみて
途中で義父を思い出して慟哭してしまい、
映画をストップさせてしまいました。
私ですらそうなのだから
日ごろヘラヘラしているうちのダンナも
もしかして泣くことがあるのかしらね～。
耐えてるダンナを
ちょっとやさしくしてあげよう。
って、チョコさんの日記を読んで
思ったのでありました。
そろそろtomozoさんの頭の中には
一周忌のこととか、いろいろあるのかな？
企画（？）を立てる身になれば
わずらわしさが先に立つのでしょうけど
やっぱり、こうやって少しづつ区切りをつけていくのって大事なことかもしれないですね～。
子供の頃、長い休みのたびに会っていた叔母達とも
今ではこんなことでもなければ会うこともなくなりました。
ここ数年、会うのは葬式やら法事やら、いっつも喪服を着てるときばかりなんですよ。
もう、結婚式もなさそうだしね。
亡くなった人が会わせてくれたのだと思って
せいぜい楽しみたいと思います。
tomozoさんのご主人も
きっとどっかで不意の涙に出会ってるはずですよ。
優しくしなくても別にいいけど（爆）
見て見ぬふりをしてあげればいいんじゃないかと思いますぅ～（笑）
「消しゴム」やっぱ重なるものがあったのかなぁ？
最後まで観れなかったのね。
もう少し時間が必要だってことなのでしょうか。
チョン・ウソンがかっこいい映画なので、
その辺の切り替えはしっかりと（爆）。
そうなんです。
もうぢき一周忌なんです。
でも、なんか何もやらなさそう。。。
家族だけでひっそりとかも。
いいのかなぁとも思ってるんだけどね。
さすが～（笑）
それはそれ、これはこれで、ちゃんと抜かりはないわけですね。
で、チョン・ウソンって、そんなかっこいいの？
ってか。。誰？
すみません。全然ついていけてませんね。
一周忌、家族だけでいいんじゃないですか？
今は、どこもそんな感じですよ。
亡くなった人を明るく偲びつつ
なにかおいしいものを食べる。（結局、そこだ。/笑）
今年のはじめに、うちも、義父の３回忌でした。
確かに、笑顔の多い会になっていきますよね。集まる人の年齢は上がっていくんだけど。
つい先日、ピアノの先生のお義母（姑）さんが亡くなり、その娘さんが、一人残されたので（お父さんは既に他界）、とてもお辛そうだという話を伺いました。
自分自身、実親との別れという、大きな山を越す節目に、いつか遭遇するのか、と漠然とでも確実に感じたりしています。
義父の７回忌（でしたでしょうか？？次は・・笑）の計画、今から、義母は心配しています～。
まぁ、それぐらい元気でいてくれて、助かりますがね・・・。
そうでしたね。ぼふさんのところも、３回忌だったんですね。
３の次は７。
その次は１３。
いつまで父が取り仕切れるのか。
あるいは、何回までやればいいのか。
ワタシなぞ、そんなことも気になってます。
だって、ほら、最近みんな長生きでしょ？
うちの祖母なんか、若くして夫を亡くしたから
５０回忌までやったそうですけど（驚）
それはともかく。。
だんだんお互いの無事を確かめ合う。。みたいな
そんな集まりになってくるのは確かなようです。
この場所は芭蕉が句を詠んだことで有名な「山寺」です。
ちょうど川をはさんで、山寺の対岸に立つ建物です。
素晴しい眺めで
母も好きでしたけど、ワタシも好きな場所です。