ビター☆チョコ

店じまい後も変わらずご訪問ありがとう。
新居をかまえましたので
お近くにお越しの際はお寄りくださいませ。

イングリッシュマフィン

2007-09-30 | 食べたり飲んだり

雨の週末。

休日の朝のパン作りも、すっかり定着して
今日は初めてイングリッシュマフィンを焼いてみました。



ベーグルとほとんど材料も一緒なのに
バターを加えたり
少しばかり発酵させるだけで
まったく違うパンになるなんて、面白いものですね。

イングリッシュマフィンは
フライパンで焼く前に
コーンミールをまぶすのがポイントなんですね。
使ったことのない材料を
使ってみるのも、また楽しいものです。

さて、今日は午後から仕事です。

最近、歯科業界もいろいろな方面に広がっていて
時代の流れとはいえ
なんだか、戸惑ってしまいます。

老人に関しては全く未知の分野なので
講演を聴いても、ああ、なるほど。。と思うことも多いのですが
子供の食育については
これって常識じゃん。。と思うこともあったり。。

胸をはって言うほどのこともないのですが
家庭科で「2」をもらっていた女だって(爆)
ご飯とおやつの違いぐらい知ってます。

生活時間の違いで
家族揃っての食事こそ難しいことになりましたけど
なるべく、下手は下手なりに、ちゃんとしたご飯を食べさせようと
心がけてきたつもりです。
誰に教わったわけじゃなく
ばあちゃんや親がしていたこと、言っていたことを
見よう見まねでしているだけです。

いつの間にか
その「見よう見まね」が出来なくなって
「食育」という新たな教育分野ができてきているみたいなんですね。

本来なら、
親が家庭で自然にすることが出来なくなってるらしい現実に
ひとり嘆いてみて
さて。。と我が家を見渡してみれば
子供にちゃんとそういう教育が出来ていたのかと
また不安にもなり。。。の、朝なのでした。

イングリッシュマフィンから大脱線、でしたね(苦笑)





 

 


おそれ

2007-09-27 | 日々のこと

親の仕事が子供を育てて旅立たせることだとしたら
子供の仕事は、親を見送ることだと思う。

この間の連休前に
祖母が100歳で亡くなった。
祖母の子供。。つまり私の父の姉弟は、やっと子供の役目を果たしたことになる。
一番上の子供が80歳。
祖母は最後の10年近くを施設で暮らしたとはいえ
近くで暮らす姉弟が毎週見舞いに通い
その時の様子を電話でみんなに連絡し
遠く住む子供は、長い休みには時々、時間をやり繰りして祖母を見舞った。

誰も、親の死を願うものはいないと思う。
でも親が年老いていくと共に
自分も年老いていくことに不安を感じてもいたと思う。

どこが痛むわけでもなく
自然に炎が消えるように亡くなった祖母の死を
みんなが悲しみながらも
やっと責任を果たしたことに安堵する気持ちが強かったと思う。

そんな様子を傍で見ながら
私はとっても怖くなってしまった。

なにが怖いか。
「死」が怖いのか。。
そうじゃない。。
これから生き続けることに、おじけづいてしまったのだと思う。

いくつまで生きるのか、それは分からないけど
祖母の年まで生きたとして
まだ50年以上ある。
今まで生きてきた年月だって
最初の15年くらいは、なにも考えずに生きてきたに等しいから
それを考えると
これから年取っていきながらの50年は、とてつもなく長い。

今まで、ただ前だけを見て歩いてきて
ふと立ち止まって
足元を見たら
足元には深い穴があって
その底はあまりにも深くて、まっくら。。
その深い穴の淵から
見えない底をのぞいて、
ただ呆然としている。。。
そんな心境の、この数日だった。

考えても仕方のないことだとは分かっている。
ただ、この数年
親しい人がどんどん亡くなって
法事も毎年あって
そんなことが続いて、少し疲れていたのかもしれない。

そんなとき
曼珠沙華の群生なんか見てきたものだから
もしかしたら曼珠沙華の毒気にも
あたってしまったのかもしれない。
恐るべし、曼珠沙華。
やっと今日あたりから
その毒気が抜けてきたような気がする。

明日から、仕切りなおし。





 


コスモスと。。なす

2007-09-25 | 

曼珠沙華が一面に咲いていた巾着田は
コスモスも、今が見頃でした。



あいにくのお天気でしたが
少し低い目線
から見ると
淡い色のコスモスの群れと淡いグレーの空の境界が
ぼんやりとして
とても幻想的な感じがしました。



曼珠沙華も秋桜(コスモス)も。。。
そういえば、どちらも百恵ちゃんの歌にありましたねぇ。

こちらは



あちらこちらで売っていたのですが
ミニトマト、ではありません。
観賞用のなす、だそうです。

観賞用、と、わざわざ言うくらいですから
きっと、食べてもおいしくないんでしょうね。

食べられないのに
わざわざ植えたくなるのも うなずけるような
可愛らしさでした。

色が。。もう。。秋ですね。








 


曼珠沙華

2007-09-24 | 

埼玉県日高市の巾着田。
曼珠沙華の群生地だそうです。

ちょうどお彼岸の頃に咲くことから
彼岸花、とも呼ばれる曼珠沙華。

見事に華で埋め尽くされた様は
彼岸花、と あっさり呼ぶよりも
やはり、曼珠沙華と、
少し重々しく呼んだほうが、しっくりくるような
妖しい美しさです。



ただ。。ため息。。の美しさです。

毒性が強いことや
縁起が悪い。。と思われてることで
あまり一般家庭の庭に植えられることはないようですが
私。。この華、好きです。

薄暗い木陰で群れて咲いていると
恐いような美しさなのですが
ひっそりと何本かで
日の当たる道路脇に咲いてる様子は
あの恐いような迫力は
すっかり影をひそめて
とても可愛らしく見えます。



雨の水滴がきらきらして。

曼珠沙華って赤い花だけかと思ってたら
白い花もあるんですね。



小雨が降っていたので
いっそう薄暗くなった木陰で
この白い曼珠沙華のまわりだけが
ぼうっと明るく輝いているのでした。

何枚写真をとっても
目で見る景色にかないません。

雨の日には
雨の日なりの、しっとりとした美しさもあるのでしょうが
今度は
明るい晴れた空の下で
もう1度見てみたい、と思わせる景色なのでした。











 


醤油アイス

2007-09-23 | モブログ
雨ににじむ花の色。。花の中で食べたのは、醤油アイス。
ほのかな醤油の風味が甘さに濃くを与えて。混じった大豆が香ばしい。

花の画像は、また後日。
渋滞が心配な帰り道。


夕日

2007-09-22 | モブログ
低く流れる灰色の雲
沈む夕日
きみどり色の田圃。

。。さあ
うちに帰ろう。


アンチョビチャーハン

2007-09-19 | 食べたり飲んだり
オリーブオイルを熱して
ニンニクのみじん切り
たかの爪
アンチョビをかるく炒めて
ご飯を投入。

ご飯がほぐれたら
胡椒とパセリをパラり。

アンチョビチャーハンのできあがり。

あ、今日はハンパに残ってたサラミも
薄く切って入れました。




パスタっぽい具だけど(笑)
パスタもご飯も炭水化物だから (強引)
なんの違和感もなく。(たぶん)

パセリって
冷凍しとくと便利ですよ。

買ってきたら
洗って水気を切って
そのままジップロックして冷凍。
凍ったら、軽く袋の上からもめば
自然に「みじん切りっぽく」なります。

お弁当の色味がさびしいとき
ハムとパセリを入れて卵を焼いたり
スープに浮かべたり
それだけで
見栄えが違います。

試してみて。
アンチョビが嫌いじゃなければ。



ミス・ポター

2007-09-18 | 洋画【ま】行

舞台は1902年のロンドン。
今もなお世界中で愛されている、青いジャケットを着たうさぎ、ピーター・ラビットが人々の前に姿を現そうとしていた。
ピーター・ラビットを世の中に出そうとしてるのは、ビアトリクス・ポター(レニー・ゼルウィガー)。
ビアトリクスにとって、ピーター・ラビットやその仲間達は、単に想像の中の動物ではなく
幼い頃から遊び親しんだ、仲良しの友達なのだった。
 やっと出版にこぎつけたビアトリクスに、新米の編集者、ノーマン・ウォーン(ユアン・マクレガー)は親身になって協力する。
ノーマンもまた、ビアトリクスの描くピーター・ラビットの世界に深く魅せられていたのだった。
二人の間には、信頼だけでなく、愛情も育っていった。

まだ女が仕事を持つことなど考えられなかった時代です。
その中で、裕福な家の「お嬢様」として何不自由なく暮らしてきたビアトリクスが
アーティストとして生きていくために動き出します。
なぜ、彼女の描く世界が何年たっても色あせることなく誰にでも受け入れられるのか。
映画を観て、少し分かったような気がします。

幼い頃からの夢を持ち続け、その創造力を童話へと昇華させていくビアトリクス。
その過程では楽しいことばかりではなく、両親との気持ちの行き違い、
やっと巡り逢えた最愛の人との突然の別れ、がありました。
辛い時、哀しい時に、彼女の慰めになったのは、彼女が描くピーター・ラビットたちでした。
ピーター・ラビットの物語は夢や情熱や哀しみまで詰め込んだ
「ビアトリクス・ポター」のすべてだったのです。
その素直な情熱や夢が、いつまでも色あせることなく読者を魅了し続けるのかもしれません。

やがてビアトリクスは幼い頃から親しんだ湖水地方に移り住み、美しい自然を乱開発から守り抜きます。
そして、それは現在のナショナル・トラストに受け継がれて
今も、湖水地方は、ビアトリクスが過ごした頃の姿をとどめているようです。

観てる間中、鼻の奥が何度もツンとしました。

ビアトリクスはとても優しい女性です。
優しいだけじゃなくて、とても強い。
ちゃんと自分の価値観を持っている女性です。

まだ封建的だったこの時代。
女にとって、「年齢」というのは、とても大きなプレッシャーだったと思うのです。
仕事を始める時
やっと人生を共にしたいと思う人が現れたとき
きっとプレッシャーを感じてる女は急ぐと思うのです。

でも、彼女はちゃんと時期が来るのを待つ強さがある。
そして、その結果、どんなに哀しい出来事が起こっても
ちゃんと自分で立ち直っていく術を持っている女性です。
何かと時間に追いまくられ、先を急ぎがちな「今」と比べて
「待つ」ということに強さと美しさを感じました。

「待つ」というのは、どんなに信じていてもつらいことです。
「待てる」のは
自分の軸がちゃんとしてないとできないことだと思うのです。

ビアトリクスとノーマンの思い出の曲が



エンドロールで再び流れた時
今まで鼻の奥でツンとしていたものが、どっと涙になって流れました。



When You Taught Me How To Dance    Katie Melua

美しい湖水地方の風景と
この歌声が、しばらく忘れられなくなりそうです。









 








 


グリッサンド

2007-09-16 | 歌 ときどき ピアノ
にんにくをすりおろしてる時
あまりの激痛に、声もでなかった。
しみるのなんの。。。
古の「イナバの白兎」の痛みが、わかったような気がした。

原因はグリッサンド。
ピアノの奏法で
高い音階から低い音階に
滑り台ですべるように、
だらららら~っと弾いてくるアレです。



普通なら、こんなとこ擦りむかないんだと思う。
でも。。擦りむけちゃった。。って、どーゆーことよ。。

これから
もしかしたら、もうちょっと続くかもしれない
「チョコ的ピアノライフ」。
きっと、グリッサンドなんていう
テクニックを使うような場面には
絶対に会わないと思うんだけどなぁ。。

グリッサンドって
私にとって数学や物理と同じような位置にあるものだと思うよ。
(きっと、一生役に立たない。)



それでも。。
アナハイムのセレブなディスカウントショップ(?)で買ってきた
スパイダーマンのバンドエイドが
やっと役にたったのは
良かったかな(苦笑)