ビター☆チョコ

店じまい後も変わらずご訪問ありがとう。
新居をかまえましたので
お近くにお越しの際はお寄りくださいませ。

山茶花

2006-10-31 | 

文化祭の準備で夜遅く帰宅した娘が

「ああ~もう冬なんだねぇ~。。」と唐突に言うので、

よほど外が寒いのかと思ったら、

帰り道に寄ったコンビニに「メルティキス」が売ってたんだそうだ。

冬限定のチョコレート。

そのチョコレートを見た瞬間、冬を感じたんだそうだ。

人はいろんなところで季節の移り変わりを実感するらしい。

1年中、朝から晩まで煌煌と明るくて、およそ季節の流れとは関係なさそうなコンビニが

実は一番季節の変化に敏感だったりして。


昨日の午後、偶然私も冬が近いことを感じた。




山茶花が奥のほうに隠れるように咲いていた。

良く見るとぎっしりとついたつぼみの先がほんのりと赤く開いている。


山茶花というと「焚き火」の歌を思い出す。

頭の中にインプットされた連想は、山茶花を見ると焚き火の匂いまで思い出させる。

今では焚き火をする家もないけど、

焚き火の匂いは私の中では、「もうすぐ冬」を実感する匂いなのだ。



もう~ホントに夏物片付けなきゃ大変だよっ!!

そして主婦の思考はすぐに現実的になる。。。。







 


父親たちの星条旗

2006-10-30 | 洋画【た】行


1945年。アメリカ軍は日本軍が地下要塞を築いて待ち構える硫黄島に上陸する。
当初アメリカ軍は5日で硫黄島を奪取するつもりだったが、日本軍の激しい抵抗にあい苦戦を強いられる。
激戦の末、アメリカ軍は硫黄島の山頂に星条旗を掲げる。
星条旗を掲げる6人の兵士達の写真は、長引く戦争に疲弊したアメリカ国民の戦争への士気を再び高めることになった。
6人の兵士のうち生き残ったのはドク(ライアン・フィリップ) アイラ(アダム・ビーチ) レイニー(ジェシー・ブラッドフォード)の3人だけだった。
生き残った3人は英雄に祭り上げられるのだが、心の中には複雑な思いがあった。

クリント・イーストウッド監督が、太平洋戦争で大激戦を繰り広げた硫黄島をモチーフに、日米それぞれの視点から映画を撮った。
アメリカ側の視点で撮ったのが「父親たちの星条旗」
そして日本側の視点で撮った「硫黄島からの手紙」が来月公開になる。

戦争というものは必ず相手があってのことだ。
自国の言い分があれば相手国の言い分がある。
戦う兵士にも一人ひとりの人生がある。
その尊さは戦勝国でも敗戦国でも変わりはないはずだ。
その両方の視点で映画を撮ろうと思ったクリント・イーストウッド監督の心意気に敬意を表して観にいってみた。

戦争映画は大嫌いだ。
戦闘シーンでは兵士がバタバタと死んでいく。
一人ひとり名前があって、家族がいて、帰りを待ってる人がいるはずなのに、
皆、だれが誰だか見分けがつかないような真っ黒な姿でバタバタと死んでいく。
それがたまらなく嫌なのだ。

この映画の中でも、生き残って「英雄」として祭り上げられた3人の心の中に、戦友が死んでいく戦場の様子がフラッシュバックのように描かれる。
さっきまで隣にいた友が一瞬のうちに死んでしまう。
激戦のなか、味方に撃ち殺されてしまう友もいる。
救おうとして救えなかった友もいる。
それなのに生き残った自分達は「英雄」として祭り上げられ、新たな戦争資金を調達するための道具として政府に利用されているのだ。
そして自分達を「英雄」にした星条旗を掲げる写真に隠された真実があることが、心に影を落とす。

リアルで激しい戦闘場面。
戦地とは遠く離れたアメリカ本土の生活。
その二つを光と影のように対比しながら、「戦争」というものの悲惨さを感じさせられた。
戦争によってアメリカの財政も破綻寸前だったという事実も興味深かった。
結局は戦争に「英雄」は存在しないのだ。
「英雄」を必要として「英雄」を作り上げたのは資金難に苦しむ政府の思惑なのだ。

彼らは祖国のために戦ったが、戦友のために死んだ。
戦地でやったことで誇れることは何ひとつない。
兵士の言葉が重く心に残る。







おとフェス

2006-10-29 | 歌 ときどき ピアノ

柏はストリートミュージシャンと共存する街です。
駅から続く広いデッキのあちこちでストリートミュージシャンが演奏しているのに出会えます。
そんな「音街かしわ」で、「おとフェスかしわ」というイベントがありました。
街のあちこちにステージが作られ、地元で活躍するミュージシャンが歌うのです。

ハスキー先生も歌うよっ!!というので出かけてきました。
午後3時ごろにヨーカドーの前あたりのステージというアバウトな案内しかなかったので、
ちょっと迷いました。
だってステージがたくさん出来てるんだもの。

聞き覚えのあるパワフルな歌声に誘われ、ハスキー先生のステージを発見♪



す・すごい。。。いつもながら素晴らしい衣装です。
ハスキー門下のぶーこさんとえみりん先生ご一行も発見!
ご一緒させていただきました。

なんかぶーこさんがひとりでやたらと受けてます。
いつもの先生と全然雰囲気が違うので、まるで別人を見てるようで戸惑っちゃうんですよね。
でも、今日はこの間のライブハウスのときより衣装は地味めですよ。
この間は全身金色でしたモン。
しかし地味めと言っても、日曜日の昼下がり、明るい日の下で見る衣装は銀色に輝いてまばゆいばかりです。
つい「鮭の皮みたい。。。」と言って口の悪さを披露してしまいました。

とにかくいつもとは全然違うパワフルさです。
歌って踊って!?それでも全然声が乱れないんです。
ステージが終わったあと先生とちょこっと話したら
ステージに立つとなにかが憑依する。とおっしゃってました。
素直に納得してしまいました。。。。
今年が最後。と言わずにまた来年もパワフルなステージを見せてもらいたいものです。

今週のレッスンの時は、今日の先生とは違う穏やか~な先生がいるのでしょうね。
そのギャップに笑いだしてしまいそうです。

駅まで歩く道にいくつものステージが出来て柏の街は音楽でいっぱいでした。
活気のある元気な街っていいものですね。


















ジョニ男

2006-10-28 | 食べたり飲んだり



仕事帰り、スーパーに寄ったら男前豆腐店の新顔、「ジョニ男」がいたので連れ帰りました。
ちょうどひとり分のちいさな食べ切りサイズです。
108円。
普通の豆腐と比べたら、このサイズでこの値段は安いとは言えないですよね。
でもそこは「男前豆腐店」ですから、何かを期待してしまうじゃないですか。

値段のつけ方も絶妙だと思う。
200円だったら躊躇するかも。
でもこの値段だったらたとえハズレでも、「しゃーないなぁ」と笑って2度と買わないだけだ。

さて、ジョニ男は親切にパッケージの裏に何種類もの食べ方を提案してくれている。
ごくノーマルなところで、わさび醤油、一味唐辛子+ポン酢(レンジでチン)とかね。
ノーマルがあればアブノーマルもある。
蜂蜜、きな粉、フルーツソース。。。。デザートとして食べてねってことなんでしょう。

初めて「豆腐花」を食べた時、「ジョニー豆腐にガムシロかけたような味」と思った自分は間違ってなかったわけですね。
ホントにジョニー豆腐にガムシロかけたら「豆腐花」になるのか。。。試してみました。
全部だとリスクが大きすぎるので半分だけ。



ガムシロも蜂蜜もフルーツソースもなかったので、ブルーベリージャムかけました。
。。。。。。。。悪くはないです。
デザートとして食べるならもっとジャムを入れてもいいぐらい。

でもスイーツが食べたいなら豆腐にジャムかけて食べてないで、ちゃんとスイーツを買ってきて食べたほうが満足度は高いと思います。
「あそび」ですね。
豆腐の可能性を広げる試み、でしょうね。
決して悪くはないです。

「豆腐花」の味になったかどうかは結局分かりません。
ガムシロじゃなくてジャムをかけてしまったし、
なにより「豆腐花」の味がはっきり思い出せません。
近いうち、また「糖朝」に行って食べてみます。


 


 


追加レッスン♪

2006-10-27 | 歌 ときどき ピアノ

あまりにも不安だったので追加レッスンをお願いしてしまった。
発表会まであとわずか。
選曲も先週のレッスンの時に決めたはずなのに、自分の選択が不安でずっと迷っていたのだ。
先生が押す曲を一度も歌わずに、自分の意見だけを通しちゃったのが気になってしょうがない。
もちろん何を歌うかよりも実力が肝心というのは充分分かってはいるのだけど、
その実力が足りないものは、何かにすがりたくなるのだわ。
少しでも自分にとってリスクの少ない曲を選ぼうとしてしまうのだ。

で、先生が押してる曲を2曲歌ってみた。
結論は元通り、やっぱり「close to you」でいくことになった。
他の2曲は「ナチュラル・ウーマン」と感じが似すぎていて、2曲続けて歌うと厭きちゃうのだ。
歌うほうが厭きるんなら、聴かされるほうはなおさらだろう。
先生も納得。
今度はホントに納得。
それでもう一気に胸のつかえが取れてしまった。

胸のつかえが取れた勢いで、恐れ多くもピアノにも注文をつけてしまう。
「ナチュラル・ウーマン」はイントロなしで、ピアノの和音ひとつで歌いだす曲なのだけど、
音をとりやすいように、和音のあとに先生が気を遣ってメロディを弾いてくれる。
それだと自分の「間」で歌い始めることが出来ないので、和音だけでいい。と。
私が自分のペースで歌いだしたら、あとはピアノがついてきてよ。って話ですね。
身の程知らずとは私のことです(爆~)
そんな注文までつけてコケたらどうしよう
歌いながらそんなことを考えていたら、僅かな音のズレも気にかかる。

でもそれは気にし過ぎだって。
聴いてるほうは分からないし、聴くほうはもっと大きく全体の流れで聴くから細かいズレは本番では全然問題にならないって。
でもその細かいところに拘るのが練習だからね。
細かいところに気が回るようになっただけ成長したんじゃないの。というのは褒め言葉と受け取っていいのでせうか。

最後にフェイクの練習をしてるところに次の生徒さん、セッションでもお会いしたエミちゃんさんが入ってきた。
「すごく声が良く出てますよ~」 
う・嬉しい~
素直にうれしい。
お世辞でもうれしい
この1週間、ずっと悶々としてたからそう言われた瞬間、私の脳からはドーパミンが出たと思うよ。

やっと選曲にも納得して、いよいよ。。。ですわ。。。。
だんだん慣れるどころか、だんだん恐くなるのは私だけかなぁ?




 


トリスタンとイゾルデ

2006-10-26 | 洋画【た】行



アイルランドとイギリスが敵対する暗黒の時代。
トリスタン(ジェームス・フランコ)は幼い頃に両親をアイルランド軍に殺されてしまう。
トリスタンを救おうとして右手を失ったコーンウォールの領主マーク王(ルーカス・シーウェル)に、息子同然に育てられりっぱな騎士に成長する。
しかしその平和も長くは続かず、アイルランド軍に再び攻め込まれたコーンウォールは激しい戦闘の場になる。
トリスタンの活躍で、コーンウォールは勝利したものの、戦いの傷が元で死んでしまったと思われてしまったトリスタンは海に流されてしまう。
トリスタンが流れ着いたのは敵国アイルランドだった。
瀕死のトリスタンを救い、かくまったのは敵国の王女イゾルデ(ソフィア・マイルズ)だった。
そして二人は愛し合うようになる。

シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」の元になったケルトの伝説だそうです。
敵対する国の男女が愛し合い、過酷な運命に翻弄されるという悲恋の王道ともいえるストーリーです。
一度は別れを決意した二人が、皮肉な形で再会するところから悲劇が始まります。
政略結婚でトリスタンの父ともいえるマーク王の元にイゾルデが嫁ぐことになったのです。

マーク王がとんでもない男だったら、これほど二人が悩むこともなかったかもしれません。
しかしマーク王は領民を愛し、土地を愛し、何より敵国からやってきた妻を愛し、慈しんで育てたトリスタンにも絶大な信頼をおいていました。
許されない恋とマーク王への裏切りという後ろめたさが二人をどんどん追い込んでいきます。
そして許されない恋が発覚した時、国を滅ぼすような戦闘が始まってしまうのです。

歴史物を見るとき、その歴史の背景について知識がないと入り込めないことがあるのだけど、
この作品はさりげなくこの時代のイギリスとアイルランドの関係について説明があったりしたので、戸惑うことなく入り込めたような気がします。
荒涼としたアイルランドの風景や、荘厳な衣装。騎士の甲冑。光を抑えた映像がとても美しく、その時代をリアルに描いています。
派手さはないのですが、じっくりと悲恋の中に浸っていくような感じがします。

涙もろいくせに、いかにも「泣かせます」的な映画は嫌いなので、この悲劇の王道ともいえる映画はちょっとどうかなぁとも思ったのですが、余計な心配でした。

美しく聡明なお姫様。凛々しい騎士。悪人面の悪役。いかにも裏切りそうな人物。
キャラクターの設定もきっちりとして、しかもそれがわざとらしくないので最後まで物語に引っ張られます。
そして不思議なのは、これほど悲劇の王道ともいえる物語なのに、涙もろい私が一滴の涙も流すことなく終わったということです。
確かに二人は悲しい結末を迎えるのだけど、後味は決して悪くないのです。
やれるだけのことはやった。というさわやかさすら感じていたのかもしれません。
そのさわやかさの影にあるのは、信じていた二人に裏切られ、それでも二人を許すマーク王の寛大さだったかもしれません。

物思う静かな秋にふさわしい、格調のある映画でした。





 


辛口なふたり

2006-10-25 | 日々のこと

あまり仲のいい親子とは言えないので、娘と買い物に出ることはほとんどありません。
服の趣味も全く違うし、空いてる時間も違うし、
なによりうっかり一緒に買い物に行って、なにかねだられたらやばいですからね(笑)

それが成人式の写真撮影が近くなって、二人で買い物する機会が出てきました。
ついでに私の発表会も近いので、衣装を探すべくあちこちお店をのぞいてみました。
最初はユナイテッド・アローズなどうろうろしてたのですが、娘が古着屋のほうが絶対安い!と言い張るので、途中から古着屋めぐりになってしまいました。
最近、私達の生活圏である街も裏通りが「ウラカシ」とか呼ばれるようになり、若者向けのお店がたくさん出来ています。
普段は通り過ぎるだけで入ることのないお店なので、面白かったです。

服の趣味は違うし、あまり似たところのない親子だと思ってたのですが、
こうやって一緒に歩いてると、口の悪さがそっくりです。
私も一応大人だし(笑)、自分もただのおばさんなので思ったことをすぐ口にするということはないのですが、娘と一緒だと遠慮するところがないので、街を行く老若男女についての批評がバンバン口から出てきます。(小声で)
特に若い子達のファッションは驚くような物も多いので、口の悪さは冴えわたります。
自分のことは棚に上げて。です。
ここで細かく書くのは控えますが、娘と出した結論は「背中から肩にかけてお肉がたくさんついてる人はベロア素材の服を着てはいけない。」ということです。
それから「なぜ、たっぷりとした体つきの人はフリルやレースを好んで、余計に体の体積を増やすのか。」
という疑問も出てきました。
ホントに自分の姿が見えないのをいいことに、どうしようもない親子です。
たぶん私達も他の人に色々言われてるんでしょうから(苦笑)おあいこってことでお許しください。

お昼は裏通りにある最近人気のカフェで。
昔は下駄屋さんだったところなのでhanao cafe。という名前になったらしい。と聞いたような気がします。
すごいレトロなお店で、その古さがなんともいい味出してます。
ハワイの田舎にありそうなイメージ。だそうです。(たしか)
タコライス食べました。
そして~~カメラ忘れましたぁあぁあ~
ケータイの写真で、いつもながらボケボケですぅぅ

おいしかったですよ。
娘がおごってくれたから、なおさらおいしかったかも。








いまを生きる

2006-10-23 | 日々のこと
息子がこの間借りてきたDVDの話ですが、
「いまを生きる」。
ひとりの先生が赴任してきて、厳格な規則に縛られていた生徒達の心を解放していきます。
しかし、あまりにも急速な解放は学校や親を混乱させ生徒達にも動揺を起します。
一人の生徒は不幸なことに自分の命を絶ってしまうのですが、
残された級友達は、自分の人生を自分で考えるということに目覚める。というような話です。

色々難しい時期の息子が、この古い映画をどこで知って借りてきたのか不思議でしたし、
どんな感想を持つのかもすごく気になってました。
なかなか観る時間がなくて、やっと返却日の前の晩にDVDを観ました。

。。。ぼろぼろに泣いてました。。。。。
そんなに自分の感情を出すタイプじゃないので、あんなにぼろぼろ泣いてるのを見たのは小さい頃以来のことです。
泣いてる人間に感想を聞くのもなんなので
「いい映画だね~。」とだけ言っておきました。

息子曰く「スタンド・バイ・ミー」とタメ。だそうです。
他に言いようがないのか。とも思いますが、息子にしては最大の賛辞なのでしょう。

泣いてよかった・・・って変な言い方だけど、
素直に感動してくれてなんだか嬉しかったので、ちょっと書いてしまいました。
ただそれだけの話です。



サンキュー・スモーキング

2006-10-22 | 洋画【さ】行



タバコ研究アカデミーの広報部長ニック・ネイラー(アーロン・エッカート)は、一日に1200人殺す業界の顔として、禁煙の逆風の中、巧みな話術で戦い続ける。
そんなニック・ネイラーを天敵と思っている禁煙派のフィニスター上院議員(ウィリアム・H・メイシー)は、何とかしてタバコのパッケージにドクロマークを付ける法案を成立させようとしている。
それを知ったニック・ネイラーはフィニスター上院議員の企みを阻止しようと動き始めるのだが。。。。

最近、街の片隅に追いやられた形で、群れてタバコを吸ってる人を見かけるようになりました。
初めてその性別も年齢もまちまちな集団を見かけたときは、いったいなんだろう?と思ったものでしたが、今ではすっかり当たり前の風景になりました。
雨の日やカンカン照りの空の下、そうまでしてタバコを吸わなければならない人たち。
ホントに難儀なことです。

まあしかし、タバコ業界の人たちにとっては
肺がんになるわよ。
お肌に悪いわよ。
歯がヤニで真っ黒になっちゃうわよ。etc
そんな世間の声に背を向けてまでタバコを吸い続ける人達は大事なお得意様なわけで、
この大事なお得意様がタバコをやめたりしないように、
タバコの弊害を否定せずに巧みに論点を摩り替えて、心安らかにタバコライフを送れるようにしなければならないわけです。

重要なのは嘘をつかないこと。
うっかり嘘なんかついたら、訴えられて自分の業界のクビを絞めることになります。
真実をオブラートでくるみ、微妙に論点をすり替えながら禁煙の逆風の中を戦い続けるのです。
その弁舌の淀みのなさといったら神がかり的です。
学校でディベイトが盛んに行われるというお国柄もあるかもしれませんが、ここまで神がかり的だと
「練習」とか「勉強」とかの問題ではなくて、もって生まれた才能、センスなのかもしれません。
ニック・ネイラーと同じように「死に至る危険性のあるものを売る業界」の広報マン達の会合。
モッズ特捜隊・・・死の商人(Marchant of Death)の中で交わされるセリフに、業界の本音が見え隠れして思わず笑ってしまいました。

さて、そのモッズ特捜隊の一人、ポリー・ペイリー(マリア・ベロ)
ニック・ネイラーの息子ジョーイ(キャメロン・ブライト)。そして主役のニック・ネイラー(アーロン・エッカート)。
この3人ともに最近全く違うタイプの映画に出ていたのを観たばかりだったので(それもどちらかというと暗い役で)とても新鮮に生き生きとして見えましたね。
ニック・ネイラーを罠に陥れる記者役でトム・クルーズ夫人のケイト・ホームズが出てましたが、
どうしても色仕掛けで勝負するタイプに見えないんですよね。。。
それはそれで意外性があってよかったのかもしれないけど、男って。。しょうもない生き物なんですね。。

情報があふれる世界で生きている私達は、
絶えず選択を迫られながら暮らしているんですね。
情報を流す側だって必ずしも良心的ではないわけで、
何を選ぶにしてもメリットもあればデメリットもある。
そこのところを納得して、後は自分の意思で選んでいくしかないのでしょうね。

新しいダイエット法に足を突っ込んでは挫折して、それでもまた新しいダイエット法に挑戦する自分が
とてもアホに見えちゃった映画でした。
完全に情報に惑わされてます。自分。







 





 


虫干し

2006-10-21 | 日々のこと



さわやかないいお天気ですね。

今日は虫干ししてます。

何で今頃虫干しかというと、今晩リハーサルがあるんです。

はい、娘の成人式のメイクとヘアだけのリハーサルです。

写真の前撮りは来月に予約してあるので、その前に着物の色をみてメイクとヘアを決めるのだそうです。

いつも私がお世話になってる美容院にお願いしたのですが、

ぼんやりしている母娘よりも美容師さんたちが盛り上がってくれてるので、

言われるままついていくだけです。

。。。それにしても、こういうことはもっと早くやるべきでした。

足りないものだらけです。

今晩は必要ないとしても、来月の写真撮影までは買い物を済ませなければ。と思うと気が重くなります。

草履って呉服屋さんで買うんでしょうか?

靴屋さんで売ってないよね?

世の中知らないことだらけです。

いちばん恐いのは「お母さんのお下がり」で納得させたはずの娘に

土壇場になって反撃されたらどうしよう。ということ。

嬉しさよりも、つい計算が先になってしまう母なのでした。