美容院では爆睡、というのがお決まりなのだけど
4月という時期は
そういうわけにもいかない。
毎年、必ず入ってくる新人さんがいるからだ。
入りたての新人さんだから
まだシャンプーの役目ももらってなくて
新人さんがしてくれるのは
せいぜい肩のマッサージか
パーマの液を途中で洗い流す程度なのだけど
その「せいぜい」の仕事にも
やたらと力が入ってるのが、ものすごく伝わってくる。
そんなわけで
気持ちよく爆睡してたワタシも
新人さんの手が触れるやいなや
新人さんの緊張が伝わって、パッチリと目が覚めてしまうのだ。
耳にお湯が入りそう。。
巻いてくれたタオルが何気にゆるい。。
言っていいものかどうか迷いつつ
緊張のひと時を過ごす。
それを考えると
1年という年月は、短いようでいて
ちゃんと人を成長させるものだと思う。
去年、あんなに緊張していた新人さんが
今では、ワタシを再び爆睡に導くような
いい力加減のシャンプーをする。
力を入れるだけじゃ、気持ちのいいシャンプーにはならない。
うまいこと力を抜くのが
むずかしいんだろうな。。と思う。
あんまり気持ちが良かったので
眠りに落ちる前に
「しげっちゃん、すごい成長したね。シャンプー上手だわ。」
・・と言っておいた。
フランス人形みたいに可愛い しげっちゃんが
仕事に慣れるにつれて
きりりとした女の人になっていくのも、見ていて頼もしい。
思ったことをちょっと口に出しただけなのに
満面の笑顔で嬉しがるしげっちゃんを見ていたら
今年の新人さんに
苦情を言わなくて良かった。。と思った。
たぶん来月には
もう少し肩の力が抜けて
お客さんの顔色をみる余裕もでてくるだろうし
緊張でガチガチの今、わざわざプレッシャーを与えるのも大人気ない。
だから。。。
それまでは少しぐらい耐えるのも
常連であるオバチャンの役目かもしれない。(笑)
新人さんって
新緑の葉っぱが良く似合う。
日々、どんどんどんどん伸びていく。
旅の終わりは
いつも
寂しさと
慣れた我が家に帰れる安堵感が半分半分。
フラガールたちの海に名残を惜しみながら
バスは東京に向かう。
留守中のコメント
ありがとう。
お返事は後ほど。
しっかり遊んで
ますます元気です。
お肌も今のところ
つるつるです(笑)