うちのウサギ、生野菜はいっさい食べない。
そのウサギが唯一食べる生野菜?が「ねこ草」。
ただ、これっていっつも売ってるわけじゃないんだよね。
無印良品で、その「ねこ草」を売っていたので買ってみた。
ねこ草栽培セット。。ほんとかいな、小さな紙袋が2パックでワンセット。
その紙袋を開けて水を注ぐと、1週間後には、おいいしいねこ草ができあがるそうな。
失敗しても210円だからね(笑)
気楽なモンである。
栽培開始が月曜日。
出窓に置いて、暇があれば覗き込んでみる。(せっかち)
まだ、変化なし。
水曜日で、もう半分あきらめモード。(せっかち)
そしたら、
今朝!!!出てたんだよ。芽が!!
見えるかなー。。ちっちゃい芽が。
ダンナを呼んで、二人で覗き込んで喜ぶ。
こんなことで、大喜びする自分達に。。なんか。。ちょっと哀れみのようなものを感じる。
ああ~。。最近、ホント、楽しいことがなかったんだなぁ~って。(苦笑)
喜んだダンナが、いきなり霧吹きで水をやろうとするので止める。
ちょっと待て。
水は乾いてから。
こうやって、余計なことをしすぎるから、ウチはなにも育たないんだゾ。と。
そうだね。そのいい例が子供。(爆)
うれしいことが、いつものオチにたどり着いて
とたんに冷静になった朝だった。
冷静になったおかげか
仕事から帰ってから覘いてみたら (せっかち)
わずかの間に、ぐんと芽の数が増えていた。
すごい生命力だ~。
この生命力をつぶさないように
しばらく、「かまいたい」気持ちを我慢しなければ。
話は突然変わるけど
ずっと好きで、もう長いこと、捨てずに手元に置いている本がある。
そしてあきずに何度も読み返している。
吉本ばななのデビュー作の「キッチン」だ。
怒涛の人生を歩んできた人が、主人公の女の子に言う言葉がずっと心に残ってる。
ほんとうにひとり立ちしたいと思った人は、
なにかを育てるといいのよね。子供とかさ、鉢植えとかね。
そうすると、自分の限界がわかるのよ。そこからが始まりなのよ。
何度枯らしても
またなにかしら鉢を買ってみたりするワタシの中に
どっかで、この言葉が引っかかってるんじゃないのかなぁ。。。と
植物を買うたびに、思うワタシなのである。
さて、ねこ草。育つかな。
育つといいな。