安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

ドン・トンプソン「LAZY AFTERNOON」、長野駅東口「そば処 ぜんこう」のざるそばとソースカツ丼

2022-03-31 19:30:00 | ピアノ

先日、長野駅東口のそば処「ぜんこう」に寄り、ざるそばとソーツカツ丼をいただきました。長野市の善光寺では、この4月3日から6月29日まで御開帳が行われるので、こちらのお店も繁盛するかもしれません。そばに置きたくなったCDです。

DON THOMPSON (ドン・トンプソン)
LAZY AFTERNOON  A PLACE THAT'S QUIET (Five Stars Records 2021年録音)

   

カナダのマルチミュージシャン、ドン・トンプソン(b, p, vib 1940年生)は、近年、パット・ラ・バーべラ(ts)とデュエットのCDを出していますが、昨年、4曲にケイティ・ジョージを加えて録音したものが発売されたので購入しました。

メンバーは、ドン・トンプソン(p)、パット・ラ・バーベラ(ts)、ケイティ・ジョージ(vo)。ドン・トンプソンは本年82歳になりますが、瑞瑞しい演奏でびっくり。パット・ラ・バーベラは、エルヴィン・ジョーンズ(ds)と共演したことが日本でも知られていると思います。ケイティ・ジョージは、カナダの新星歌手。

曲目は次のとおり。

1  Lazy Afternoon (Jerome Moross, John La Touche)
2  Sometime Ago (Sergio Mihanovich)
3  Seascape (Johnny Mandel)
4  My Foolish Heart (Victor Young, Ned Washington)
5  Blue Gardenia (Lester Lee, Bob Russell)
6  All Too Soon (Duke Ellington, Carl Sigman)
7  I Should Care (Axel Stordahl & Paul Weston, Sammy Cahn)
8  Here's That Rainy Day (Jimmy Van Heusen, Johnny Burke)
9  I Didn't Know What Time It Was (Richard Rodgers, Lorenz Hart)
10  Scarlet Ribbons (Evelyn Danzig, Jack Segal)
11  Peace Piece (Bill Evans)
スタンダード集です。ケイティ・ジョージのヴォーカルが聴けるのは、「Lazy Afternoon」、「My Foolish Heart」、「I Didn't Know What Time It Was」と「Scarlet Ribbons」の4曲です。

ピアノとテナー・サックスのデュエットだと、単調で面白みに欠けるのではないかと思い、ドン・トンプソン(p)とパット・ラ・バーベラ(ts)の二人で録音したCDには関心を持ちませんでしたが、本作は、4曲にケイティ・ジョージ(vo)が加わっているので購入しました。ベテラン二人の演奏は、繊細で興趣に富んだものですが、ケイティ・ジョージ(vo)の加わった4曲は、歌詞がクリアに歌われ、情景が浮かび上がり、さらに良かった。「My Foolsh Heart」、「Scarlet Ribbons」あたりがハイライト。

ジャケット内側には、録音時の写真があります。

   

ケイティー・ジョージ(vo)のポートレート写真。

【そば処 ぜんこう】

住所:長野県長野市栗田1021−22 カーサ深沢 1F
電話:026-266-0134
ホームページ:そば処 ぜんこう 長野駅東口 | 安くておいしいそばと お酒と 料理のお店 (zenkousoba.com)

看板と入口

店内

「ふきのとうの天ぷら」と「手作りコロッケ」をアピールしていました。

お品書きの一部。メニューはかなり豊富です。

ざるそばとソースカツ丼(ミニ)のセットを注文。

二八の蕎麦だと思いますが、細く切ってあって、汁がよく絡みます。

ソースカツ丼。カツにかかった甘めのソースの味がよい感じ。ミニとなっていますが、僕には結構なボリュームでした。

野菜サラダ

さらさら系のそば湯。満腹になりました。

【善光寺御開帳の予定など】

(御開帳ホームページ)

善光寺御開帳 | 令和4年4月3日(日)-6月29日(水) (gokaicho.com)

(JR西日本新幹線車内誌 西ナビ2022年3月号特集)

   

   

   

   


山口惠似子著「月下上海」(文春文庫)を読みました。

2022-03-30 19:30:00 | 読書

山口惠衣子著「ゆうれい居酒屋」が面白かった(感想記事へのリンク)ので、この作家に興味をもち、長編を読んでみようと、松本清張賞受賞の「月下上海」を購入しました。

   

(表紙)イラストは、加藤木麻莉さんによるもの。

(著者の紹介)

   

松竹シナリオ研究所を卒業したのが35歳で、2007年に「邪険始末」でデビューしたときは50歳という遅いスタートでしたが、「食堂のおばちゃんシリーズ」や「婚活食堂シリーズ」が人気となっているようです。

(帯裏にある本書のあらすじ)

   

(感 想)

第二次大戦下の上海を舞台として、財閥の令嬢で画家の「多江子」が巻き込まれる事件を主軸としてストーリーが進み、スリルに富んでいました。ミステリの要素もありますが、人間同士のドラマがそこに絡みます。

細部の記述もありますが、物語の場面転換が早いので飽きません。さらに、当時の上海の街の様子や風俗についての記述が、目の前に現出するかのように書かれていて感心しました。

上海の情景に加え、多江子の服装についても詳細に描かれていて、文章だけでなく映像で見てみたい作品です。エンターテイメントとして面白く、他の著作も読みたくなりました。

(次に読むつもりで購入した山口惠以子著「婚活食堂1」)

   


ジャズ喫茶「蔵ZEN」(伊那市)と「SLOW HAND」(箕輪町)を訪れました。

2022-03-29 19:30:00 | ジャズ喫茶

先週の日曜日は、伊那方面にドライブし、高遠の蕎麦店「華留運」、長谷のジャズ喫茶「蔵ZEN」、箕輪町のオーディオ・音楽喫茶「SLOW HAND」に寄りました。華留運は初めて、喫茶の2軒はかなり久しぶりです。

「蔵ZEN」では、奥さん担当のギャラリーや小物販売を訪れる人が多いようでしたが、ライブも開催して、音楽にも力を入れていました。「SLOW HAND」では、オーディオ好きなお客様数人で、話が弾んでいました。

【蔵ZEN】

住所:長野県伊那市長谷非持1019
電話: 090-1860-3211
ホームページ:蔵ZEN - ホーム | Facebook

外観。蔵を改造してあります。

店内

名盤のレコードジャケットが飾ってありました。

CDの数は増えた感じです。

オーディオは次のとおりのようです。
CDプレーヤー:TEAC 
プリアンプ・corad-johnson とharman/kardon(切り替えて使用)
パワーアンプ・SAN AUDIOモノラル×2台
スピーカー・JBLバックロード とEV 3ウェイ(切り替えて使用)

珈琲とモンブランのケーキを注文。

奥様の淹れてくれた珈琲です。本日のものは美味しいとマスターも褒めていました。

週末ギャラリーのコーナーです。色鉛筆による絵の展示でした。

バックなど手作りの小物類が置いてあります。こちらは奥様の担当です。フュージョン系のアルバムを聴きながら、マスターと四方山話に興じました。

【SLOW HAND】

住所:長野県上伊那郡箕輪町大字中箕 11945-6
           JR飯田線木ノ下駅前 
営業時間:12:00~21:00 月曜定休
電話:090-9665-6270

外観。こちらのお店は、昨年の6月に初めて訪れました。今回が2回目で、久しぶりです。

入口。お店は二階です。

店内。ライブも出来ます。

オリジナル盤中心にレコードが3000枚、CDが2000枚あるそうです。

スピーカーは、ウーハーTAD TL-1601b×2、ドライバーTAD 4001がバーチカルツイン型のエンクロージャーに収まっていて、コンデンサーのみで切ったツイーターJBL 2405が追加されてた3ウェイ。アンプは、征矢進(SOYA AUDIO)さん制作の管球アンプだそうです。変更になっているかもしれません。

マイクロ製のレコードプレーヤー。

ステージの方から客席。ここには映っていませんが、カウンター席にお客様がいます。

珈琲をいただきました。飲んでしまったら、マスターが追加でサーバーから新たに注いでくれました。

デューク・エリントン(P)とレイ・ブラウン(B)のデュオアルバム「This One's For Blanton」(Pablo)。ベースの再生音がよく伸びていて、素晴らしかった。

レイ・ブラウン・トリオ「The Red Hot」。これは45回転盤。

ピム・ヤコブス(p)のトリオアルバム「Come Fly With Me」(Philips)のオリジナル盤。僕は日本盤を持っているのですが、はるかによい音で聴けました。3枚のアルバムをゆっくりと聴けて満足。


長野県伊那市高遠「華留運(けるん)」の高遠そば(入野谷在来)で昼食

2022-03-28 19:30:00 | グルメ

3月27日(日)に伊那市長谷にあるジャズ喫茶「蔵ZEN」を訪れたのですが、少し早めに出て途中、高遠の蕎麦店「華留運(けるん)で、昼食をいただきました。

2014年に6粒から復活させた伊那市長谷の在来蕎麦「入野谷在来そば」があったので注文。土日限定で提供数も限られる品なのでラッキーでした。もちもちとした食感で、かなり美味しくいただきました。

外観

入口

店内。建物は大きいのですが、店内はそう広くありません。カウンターに腰かけました。

壁に表示された本日の蕎麦。全て地元で収穫された粉を使用しています。

「入野谷在来そば」のお品書き。高遠そば、かき揚げ付きを注文。

高遠そば(入野谷在来そば使用)、かき揚げ付き。

十割なので、黒っぽい色をしています。甘皮も入っているためか、ほのかな甘みともちもち食感で、高遠そばの汁に合いました。

そばのアップ。

まず塩をつけて食べてみてくださいと言われました。

そばつゆ。伊那市高遠の家庭で300年以上食べ続けられてきた「からつゆ」。大根おろしのつゆで、そこに焼き味噌、ねぎを入れ、辛みとともに食べる。江戸時代に醤油が出来る前から続く食べ方だそうです。

薬味。焼き味噌、ねぎ、大根おろし。この味噌をつゆ(大根のしぼり汁)にいれると、甘みも感じられます。

かき揚げ。からっと揚がっていました。二つに切ってあり、食べやすかった。

手前には、こんぶの煮物、天ぷらのつゆ。

華留運では、くるみのつゆも付いてきます。いろいろな味が楽しめました。

そば湯。さらさら系です。こちらもいただき、ゆっくりできました。

長野県の地酒が4種類並んでいました。「高遠さくら祭2022」のポスターが貼ってあります。今年の開花予想は、4月5日開花、4月12日満開だそうです。

【華留運】

住所:長野県伊那市高遠町西高頭1621-1
電話:0265-94-4277
ホームページ:高遠そば 華留運 - takatocairn ページ!

(お店に置いてあった同店のチラシ)   

   

   


クロード・ウィリアムソン「CLAUDE WILLIAMSON」、花粉症の薬を購入し「ガスト豊科店」で服用・休憩

2022-03-27 19:30:00 | ピアノ・トリオ

昨日、松本市赤怒田の「福寿草の里」を散歩したのですが、高音と強風で、許容量を超えて花粉を吸い込みました。くしゃみ、鼻水が酷いので、薬局で即効性の薬を購入し、近くのガストで服用して休憩。すっきりするピアノトリオの演奏を。

CLAUDE WILLIAMSON (クロード・ウィリアムソン)
CLAUDE WILLIAMSON  (BETHLEHEM 1956年1月録音)

   

クロード・ウィリアムソン(P, 1926~2016年)は、1950年代から2000年代まで活動を続け、多くの録音を残しています。バド・パエウルからの影響を強く受けているスタイルですが、明るめで、和音が厚めでなくスマートです。本作は、ベツレヘムレーベルに録音した比較的初期のもの。

メンバーは、クロード・ウィリアムソン(p)、ドン・プレル(b)、チャック・フローレス(ds)。この三人は、バド・シャンク(as)のリズムセクションを務めていて、シャンクの録音でも聴けます。プレルは弾むようなウォーキングベースで、フローレスは切れ味が良く多彩で、二人とも好きなミュージシャンです。

曲目は次のとおり。

1  June Bug (Claude Williamson)
2  Jersey Bounce (Bobby Plater)
3  Moonlight in Vermont (Karl Suessdorf) 【バーモントの月】
4  I'll Remember April (Gene De Paul) 【四月の思い出】
5  The Last Time I Saw Paris (Jerome Kern)
6  Blue Notoriety (Claude Williamson)
7  Embraceable You (George Gershwin)
8  Have You Met Miss Jones? (Richard Rodgers) 【ジョーンズ嬢に会ったかい】
9  Hallelujah (Vincent Youmans)
クロード・ウィリアムソンの自作が2曲、あとはスタンダード曲ですが、「I'll Remember April」や「Hallelujah」は、バド・パエウルの演奏がよく知られています。

ピアノトリオの3人が、スインギーで明るい演奏を繰り広げる、この季節に相応しいアルバム。久しぶりに聴きましたが、「June Bag」や「Blue Nototriety」は、ブルースフィーリングに溢れ、クロード・ウィリアムソン(p)のプレイがちょっとハンプトン・ホーズを想わせ、「I'll Remember April」や「Hallelujah」は、ダイナミックでめくるめくスピード感が心地よい。「Have You Met Miss Jones?」は、ドン・プレル(b)がテーマを奏でていて、明快で楽しい演奏。

【花粉症の薬、ガスト豊科店】

くしゃみ、はなみずが酷いので、安曇野赤十字病院の前にある薬局で相談し、二種類の薬を購入。

パブロン鼻炎速溶錠EX。『即効性があって効きますが、強いので眠気を催すことがある』とのことでした。車の運転は控えることにし、近くのガストへ入りこの薬を服用して、しばし休憩。

日常的には、就寝前に一錠を飲めばよいとのことで、アレジオンもとりあえず6日間分を購入。実は、マツキヨの薬は持っていますが、一日二錠飲まなくてはならないので、忘れることもあり、一日一錠はありがたい。

安曇野インターに近い立地です。

店内

ガストはコンセントを備えています。以前はなかったので、増設したのでしょう。無料のWIFIももちろんありますので、パソコンを操作するのも大丈夫です。

ファミレスは、どちらも今の季節、イチゴのデザート盛りです。

いちごとジャンドゥーヤのパフェ、ドリンクバーを注文。

いちごとジャンドゥーヤのパフェですが、下の方はゼリーがたくさん入っていました。イチゴの量は結構あります。薬が効いてきて、しだいに快適に過ごせました。

【ガスト 豊科店】

住所:長野県安曇野市豊科南穂高603-1 
電話:0263-71-2278
ホームページ:ガスト | すかいらーくグループ (skylark.co.jp)