安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

山口惠以子著「ゆうれい居酒屋」(文春文庫)を読みました。

2022-03-10 19:30:00 | 読書

山口惠以子さんの本が、よく寄る書店に平積みしてあり、興味を持ちました。初めて読む作家なので、とりあえず「ゆうれい居酒屋」(文春文庫)を購入ました。

   

表紙

(帯裏に記載された本書の紹介)

   

(目 次)

   

(著者の紹介)

   

(感 想)

山口惠衣子さんは、デビュー当時からミステリーを多数書いているようですが、最近では『食堂のおばちゃんシリーズ』や『婚活食堂シリーズ』という『食と酒』の作品が知られるようになったようです。

今回、短編5話からなる「ゆうれい居酒屋」を読みました。東京の新小岩にある30年前に閉じた居酒屋がその夜だけ営業し、立ち寄ったお客様の悩みに、おかみさんがアドヴァイスをするというのが、おおまかな組み立てです。

第四話の「偏食のグルメ」は、テレビに出演するグルメリポーターをお客として登場させていて、趣向が面白い。巻末に当居酒屋で出された料理のレシピが掲載されていて、役に立ちそうです。肩の凝らない、ほんわかと幸福感が感じられる小説。

(帯の裏にある、3社合同フェアのお知らせ)

(文庫本に挟んであったPRチラシ)