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安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

松本市美術館で開催中の「ロートレック展」へ出かけました。草間彌生作品目当てなのか、インバウンドの方も。

2025-02-10 19:30:00 | 美術展

先週末、松本市美術館で開催されているロートレック展に行ってきました。全国3ヶ所を回る展覧会で、松本の開催が最終だそうです。一部は以前、観たことがありますが、素描などが素晴らしく、出かけて良かった。

松本市美術館は、現代作家の草間彌生さんの常設展示を行っていて、オブジェなどもインパクトがあります。その草間さん作品が目当てなのか、欧米やアジアの国の方もきていて、インバウンドの凄さに驚きました。

   

ロートレック展のチラシ表

(チラシ裏の解説)

   

   

(絵などの写真、会場内は写真撮影が可能です。)

素描(デッサン)。「散歩」というタイトルのものです。

「ムーラン・ルージュのお祭り」 1893年 リトグラフ

   

「アンバサドゥールにて、カフェ・コンセールの歌手」1894年 リトグラフ

   

「キャバレのアリステッド・ブリュアン」 1893年 リトグラフ

   

ブリュアンは歌手です。ブリュアンのポスターをまとめたもの。

『ル・ルヴュ・ブランシュ』誌のためのポスター 1895年 リトグラフ

   

ヴィクトール・ジョズの小説「ドイツのバビロン」の宣伝用ポスター。1893年 リトグラフ

   

これもポスターです。「ジャンヌ・アヴリル」 1893年 リトグラフ

ポスター。「エグランティーヌ嬢一座」 1896年 リトグラフ

   

「騎手」 1899年 リトグラフ

   

「ポニーのフィリベール」 1898年 リトグラフ

 

【松本市美術館】

住所:長野県松本市中央4-2-22
電話: 0263-39-7400
ホームページ:松本市美術館

入口

松本市出身の作家、草間彌生さんの作品を常設展示しています。これは、そのパンフレット表

パンフレット裏

庭に置いてある草間彌生さんの作品。

迫力あります。

壁にも草間さんの絵があります。

   

ロートレック展のポスターですが、英文のものがあり、草間さんの常設展示のことも記してありました。


長野市の水野美術館「絵でよむ歌と物語の世界」展。日本庭園の紅葉の様子も観てきました。

2024-11-19 19:30:00 | 美術展

水野美術館の「絵でよむ歌と物語の世界」展へ出かけました。展示もさることながら、同美術館の日本庭園の紅葉の様子も気にかかり出かけたものです。紅葉は、まずまずといった感じでした。

古典の歌・物語を題材にした作品をはじめ、それらを連想させる近現代の日本画を紹介した展示です。収蔵品からの展示でしたが、初公開の池上秀畝「桜に雉子・紅葉鴛鴦」が印象に残りました。

   

チラシの表

(展示の趣旨 チラシ裏面から)

季節ごとの草花や美しい景観を詠んだ和歌、あるいは神話や歴史を伝える物語は、古くから人々の間で親しまれてきました。本展では、こうした古典の歌・物語を題材にした作品をはじめ、それらを連想させる近現代の日本画をご紹介します。

例えば、有名な歌枕の地を描いた横山大観・下村観山《三保松原・三保富士》や、日本神話の八岐大蛇伝説に取材した菱田春草《稲田姫(奇縁)》、風雅な遊びや装いを楽しむ池田蕉園《貝あはせ》などを展示。

(展示作品の例など) 

横山大観・下村観山《三保松原・三保富士》

池上秀畝《桜に雉子・紅葉鴛鴦》

3は菱田春草《稲田姫(奇縁)》、4は池田蕉園《貝あはせ》。

5は横山大観《鶉》、6は菊池契月《花之秋》。

   

伊東深水《舞の後》。展示されていました。購入した絵葉書の写真です。

これだけ、今回の展示会とは無関係の奥田元栄《秋渓淙々》。元々好きな絵で、秋に相応しいと思い、絵葉書を購入。

 

【水野美術館】

住所:長野県長野市若里6-2-20
ホームページ:水野美術館|MIZUNO MUSEUM OF ART |長野県

アプローチ。右に日本庭園と池があります。

壁沿いの樹木

紅葉は、まずまずといった感じでした。

日本庭園。まずまず晩秋らしい光景でしょう。


水野美術館(長野市)「水野コレクション 絵になる音」展に出かけました。

2024-07-19 19:30:00 | 美術展

先の連休中ですが、長野市は朝から蒸し暑く、冷房をつけて過ごしていましたが、気分転換に近くの水野美術館に行ってきました。『音になる絵』というテーマで展示を行っていました。

展示された中では、今回のテーマとあまり関連はなさそうでしたが、上村松園や伊東深水の描く美人画や平松礼二の「雨後の花」といった色使いの鮮やかな作品が気にいりました。

      

パンフレットの表紙

(以下パンフレット裏面に掲載された絵から)

菊地桂月〈歌舞図〉1907年頃

木村其樵〈萬年報喜〉1924年

(展示作品が良かったので、その作品の絵葉書を購入)

   

上村松園〈雪中美人〉大正前期 129.8×50.3cm

平松礼二〈雨後の花〉 平成2(1990)年頃 69.5×175.5cm

 

【水野美術館】

住所:長野県長野市若里6丁目2−20
電話:026-229-6333
ホームページ:水野美術館|MIZUNO MUSEUM OF ART |長野県 (mizuno-museum.jp)

(当日の水野美術館)

 

敷地入口。最近、新たに購入したコンデジ「OM SYSTEMS TOUGHT TG-7」による撮影です。

日本庭園

一階ロビーから庭園

錦鯉が泳いでいます。こういう光景だと、画質の良いカメラがほしくなります。


長野市の水野美術館特別企画展「THE 新版画 版元・渡邊昭三郎の挑戦」を観に行き、伊東深水や川瀬巴水の絵に魅了されました。

2024-04-19 19:30:00 | 美術展

長野市の水野美術館で、「THE 新版画 版元・渡邊昭三郎の挑戦」展が開催され、久しぶりに面白そうだったので、出かけてきました。

   

チラシの表

(展覧会の説明)

「新版画」は、伝統的な浮世絵版画の技術を用い、高い芸術性を意識した新時代の木版画です。これを牽引し世に広めたのが、版元・渡邊庄三郎(わたなべ しょうざぶろう)(1885-1962)です。近代の画家たちのモダンな精神と、それまでにない複雑かつ繊細な摺(す)りの表現は、現代でも国内外の多くの人々を魅了しつづけています。 本展は伊東深水、川瀬巴水(かわせ はすい)らの特に希少な初摺(しょずり)の作品を通して、新版画の魅力を伝えるとともに、庄三郎の挑戦の軌跡を辿ります。

(感想など)

久しぶりに水野美術館のヒット展でした。木版画でここまで繊細に表現できるとは、技術的にもすごくて驚きました。また、元になった構図や絵柄が、日本の情緒が溢れているものが多く、川端康成ではありませんが、「美しい日本」という言葉が自然と浮かびました。

(チラシの裏や購入した絵はがきに掲載された作品)

本物の作品は、全て渡邊木版美術画舗蔵のものです。今回は、この企画展で水野美術館で観ることができます。

   

   

   

   

以下、絵葉書です。

    

伊東深水〈対鏡〉 大正5年(1916年)

   

川瀬巴水 〈旅みやげ第三集 出雲松江(三日月)〉 大正13年(1924)

   

川瀬巴水 〈東海道風景選集 日本橋(夜明)〉 昭和15年(1940)

【水野美術館】

住所:長野県長野市若里6丁目2−20
電話:026-229-6333
ホームページ:水野美術館|MIZUNO MUSEUM OF ART |長野県 (mizuno-museum.jp)

ポスター

門。広い駐車場が横にあり、ここから入場します。

日本庭園

桜をアップで撮影


水野美術館(長野市)「美を競う肉筆浮世絵の世界(光ミュージアム所蔵)」展に行きました。

2023-08-18 19:30:00 | 美術展

先日、長野市の水野美術館で開催中の「美を競う肉筆浮世絵の世界」展に行ってきました。「肉筆浮世絵」は浮世絵師が直接筆をとり丹念に描いた1点物の作品だそうです。本展は、9月24日まで開催中。

光ミュージアム(岐阜県高山市)の所蔵作品から、111点を公開するもので、葛飾北斎、歌川広重、歌川国芳とその門下たちの作品を展示し、江戸中期から明治期までの肉筆浮世絵の流れを紹介するものだそうです。

   

チラシ表。上の絵は、宮川長春《立ち美人》部分(1711~36年)、下の絵は、渓斎英泉《立ち美人》部分(1818~30年)

   

チラシ裏

(チラシ裏の拡大)

   

   

   

   

以上は光ミュージアム所蔵の作品。掛け軸になっているものが多く、構図は先生のものを受け継ぐためか、似たものも見受けられました。どの作品も精緻に描かれていて、素晴らしかった。

水野美術館所蔵の伊東深水の作品。本物は飾ってあり鑑賞しましたが、買い求めた絵葉書です。顔が写実的になってきていて、構図といい魅力的な作品です。しばし、外の暑さを忘れて、絵の世界に没入できました。

【水野美術館】

住所:長野県長野市若里6丁目2−20
電話:026-229-6333
ホームページ:水野美術館|MIZUNO MUSEUM OF ART |長野県 (mizuno-museum.jp)