先日、午前11時開店のディスクユニオンジャズ東京で買い物をしようと、少し早い新幹線に乗りました。御茶ノ水には10時30分前には着いたので、開店までブラブラと散歩しました。御茶ノ水の駅から、明治大学の前を通って神田の古書店街まで行ってUターンしてきましたが、街には楽器店が目立ち、とりわけギターの専門店が目につきました。ギターのアルバムです。
JACOB FISCHER (ヤコブ・フィッシャー)
IN NEW YORK CITY (ARBORS 2014年録音)
ヤコブ・フィッシャー(1967年生)は、デンマークのコペンハーゲン出身で、北欧はもとより、アメリカ、カナダなどでも活躍しているギタリストです。昨年の11月に甲府コットン・クラブで行われた、ニッキ・パロット(vo.b)とハリー・アレン(ts)グループの公演で、ギターを弾いていたのでフィッシャーを知り、その時にこのCDを購入したものです。
メンバーは、ヤコブ・フィッシャー(g)、チャック・レッド(vib)、ジョン・ウェバー(b)、マット・ウィルソン(ds)。ヤコブ・フィッシャーのギターは、アコースティックなので、ケニー・バレルやウェス・モンゴメリーとは肌合いが異なります。近いのは、ジャンゴ・ラインハルトでしょうか。チャック・レッドは、本来ドラマーですが、ここではヴァイブに専念しています。
曲は、「How About You」、「Love For Sale」、「Crazy He Calls Me」、「Swing 42」、 「A Nightingale Sang In Berkeley Square」、 「Puttin' On The Ritz」、「Tenderly」、 「Laverne Walk」、「Day Dream」、「Napolitana」、 「Avalon」、 「Every Time We Say Goodbye」の12曲で、ほとんどが大スタンダード曲です。
アコースティックギターとヴァイブの組み合わせは、爽やかで、余韻を残して音が響きますが、「How About You」や「Puttin' On The Ritz」は、フィッシャー(g)とレッド(vib)のコンビネーションも生かされ、理屈抜きにスイングする楽しいトラックです。フィッシャー(g)の音はやや硬めですが、多彩でブルージーなところもあり、スローテンポのバラード「Crazy He Calls Me」や「Every Time We Say Goodbye」におけるソロは、繊細で哀愁も感じられて素晴らしく、昨年の公演を想い起しました。
【JACOB FISCHER ホームページ】
ホームページには出ていませんが、日本のヴィーナスレコードからもヤコブ・フィッシャーのリーダー作が発売されています。次のものは持っています。
【御茶ノ水~神田の風景】
明治大学。
文字通り山の上にある「山の上ホテル」。大きな通りから横に入るのですが、拡大して撮りました。
道路を挟んで、日本大学理工学部もあります。
カレーのお店など、洋食屋も多くあります。
古瀬戸珈琲店。何回か入ったことのあるお気に入りの珈琲店です。営業時間が午前11時からなので、今回は、前を通り過ぎただけです。
靖国通りに出ました。
古書店が軒を連ねています。昔だと、ここまでくると、神保町のジャズ喫茶「響」に寄ったのですが、かなり前に閉店してしまいました。午後3時からだと思いましたが、この辺では「アディロンダック」が営業中なのは嬉しい。
「Jazz TOKYO」まで戻り、これから店内に入ります。