安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

ジャネット・サイデル DORIS & ME

2014-08-31 08:54:29 | ヴォーカル(E~K)

英会話は、ごくごく簡単な日常会話しかできません。そこで、遅ればせながら、易しそうなところを勉強することとし、NHKテレビのEテレ「大人の基礎英語」(夜10時50分~11時)を見始めました。飲会などで飛ばすこともありますが、当面続けて、2年後くらいにはジャズやクラシックを聴きに海外に行きたいと夢想しています。フランス語も堪能な歌手。

JANET SEIDEL (ジャネット・サイデル)
DORIS & ME (La Brava 2001年録音)

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ジャネット・サイデルのアルバムをゆっくりと集めています。フランス語を交えて歌う「Comme Ci Comme Ca」、ペギー・リーが歌った曲を集めた「Don't Smoke In Bed」、伴奏にウクレレが入るスタンダード中心の「Moon of Manakoora」と3作を拙ブログで既に取り上げました。この「Doris & Me」は、ドリス・デイが歌った曲を集めたものですが、ポップスヒット曲などドリスの印象が強いので、サイデル流にどう歌っているかにも興味が湧きます。

メンバーは、ジャネット・サイデル(vo, p)、デヴィッド・サイデル(b)、チャック・モーガン(g)。シンプルな編成で、彼女の弾き語りを前面に出し、3人による親密な雰囲気も出ています。ドラムス抜きの、ヴォーカル、ピアノ、ギター、ベースという組み合わせは、ナット・キング・コールの「Vocal Classic」(Capitol)と同じ編成です。

曲は、ドリス・デイが歌ったもので、24トラック、メドレーもあるので全29曲です。あまり知られていないものだけを記します。「My Dreams Are Getting Better All The Time」、「Let's Be Buddies」、「I've Got The Sun in The Morning」、「Canadian Capers」、「Please Don't Talk About Me」。これらは、ドリスがレス・ブラウン楽団などのバンド・シンガー時代や初期の映画で歌ったものなどです。初期にまで遡る選曲は、サイデルがドリスを敬愛しているからなのでしょう。

24トラックもありますが、ジャネット・サイデルのリラックスした心地よい歌声を聴いているうちに、あっという間に聴き終えてしまいました。ドリスのオーケストラ伴奏とは異なり、コンボによる伴奏で、スイングして歌い、ソロが入るものも多くなっています。僕の大好きな曲「Somebody Loves Me」から始まり、「Sentimental Journey」、「Secret Love」、「It's Magic」、「The Way You Look Tonight」、「Lullaby of Broadway」、「Close Your Eyes」など、アメリカンポピュラーの名曲を、明るく暖かいジャネットの歌声で聴くことができます。

【NHKテレビテキスト 大人の基礎英語9月号】

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ロドニー・ジョーンズ DREAMS AND STORIES

2014-08-27 20:51:27 | ギター

よく乗り降りしている安曇野インターの周辺は、近年、賑やかになり、飲食店などが立地して、田園地帯だった景観も随分と変わりました。その中で、イタリアンのお店「ピッコラーナ」は、周囲の景観に配慮しているようで、大きな看板がなく、建物の色も自然な感じがします。先日、ランチに寄りましたが、注文した夏野菜のミートソースのスパゲッティは量も多く満足しました。伝統も受け継いだギタリスト。

RODNEY JONES (ロドニー・ジョーンズ)
DREAMS AND STORIES (SAVANT 1983年頃録音)

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発売されたのは2005年なのですが、録音されたのは1983年のようなので、経緯はわかりませんが、長期間お蔵入りしていたアルバムです。ロドニー・ジョーンズは、1956年生まれなので、この録音は彼の20代後半におけるものです。彼が書いたオリジナル曲もよいし、サイドメンにも恵まれて、ジャジーな魅力が横溢しています。ウェス・モンゴメリーからの影響がうかがわれます。

メンバーは、ロドニー・ジョーンズ(g)、ケニー・カークランド(p)、マーク・ジョンソン(b)、ジェフ・ワッツ(ds)。ジョーンズが師事していたジョン・ルイスの推薦でマーク・ジョンソンを、ケニー・カークランドの推薦でジェフ・ワッツをメンバーに迎えたとジョーンズ自身がライナー・ノートで書いています。これだけのメンバーで、録音当時発表されなかったのが不思議です。

曲は、スタンダードとジョーンズの自作です。スタンダードが、「Star Eyes」、「The Song is You」(歌は君)、「Summertime」、彼の自作が、「Leana's Song」、「Happy Blues」、「Blue Days, Blue Dreams」、「Five For The Dark」、「While We Dream」、「Serena」、「No Time For The Blues」、「Blues When You Need Them」、そして、ウェス・モンゴメリー作の「Road Song」で、全12曲。

ロドニー・ジョーンズ(g)が、ピックではなく全曲親指を使っているところからくる、黒っぽくて柔かい音色やグルーヴィーなプレイに圧倒されました。「Star Eyes」や「The Song is You」では、彼がアップテンポで飛ばしており、後者におけるカークランド(p)のプレイも颯爽としています。ジョーンズが繊細にテーマを奏でる美しい「Leana's Song」、ジョンソン(b)の弓弾きが素晴らしい「While We Dream」、ブルージーこの上ない「No Time For The Blues」、華麗なギター・ソロがかっこいい「Road Song」と聴きどころ満載。

【ピッコラーナ】

所在地:安曇野市豊科南穂高2315-1
電話:0263-71-2200
紹介ホームページ:トラットリア ピッコラーナ

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お店の南側手前の駐車スペースから撮ったもの。建物のすぐ南側には芝生の庭があります。スマホによる撮影です。

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駐車場と店舗です。煙突は薪ストーブ用で、実際に使っているそうです。

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一人だとカウンターに案内されますが、居心地はよいです。奥が厨房のようです。

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注文したスパゲッティです。ケーキなどもあって女性客が多いです。

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お店駐車場の前を通る道路からの北アルプス。夏の雲が広がっています。

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ドミトリー・バエヴスキー DOWN WITH IT

2014-08-24 09:12:14 | アルト・サックス

親戚へのお土産用として、わさび漬けを安曇野市明科の「望月わさび店」で買いました。安曇野市は、山葵の産地なので、市内にはいくつもお店はありますが、近くということもあって、ここで買うことが多いです。原料の「わさび」は、同店所有のわさび畑で作ったもので、まさに自家製です。自宅用にも買ってきて、かまぼこに添えて食べましたが、ピリッとして美味しい。ピリッとしたアルトを。

DMITRY BAEVSKY (ドミトリー・バエヴスキー)
DOWN WITH IT (sharp nine 2010年録音)

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最近の録音のものをとりまぜて数枚適当に買ったうちの一枚ですが、これは現代ハードバップの佳作といってもいいものです。アルト・サックスは、ともすると音色がきつい場合が多いのですが、バエヴスキーは、太く落ち着いた抜けのいい音をしています。サウンドには、キャノンボール・アダレイ、プレイには、ソニー・スティットをちょっと思い浮かべるところがあります。

メンバーは、ドミトリー・バエヴスキー(as)、ジェブ・パットン(p)、デヴィッド・ウォン(b)、ジェイソン・ブラウン(ds)。ゲストとしてジェレミー・ぺルト(tp)が、曲により加わります。バエヴスキーは、1976年ロシアのサンクトぺテルブルグ生まれです。彼のホームページのスケジュールによると、米国、フランス、ロシアなどのクラブやフェスティヴァルに出演しており、ニューヨークでは、主にSmalls Jazz Clubに出ています。

曲は、ジャズ・オリジナル主体で、あまり取り上げられない佳曲も選ばれています。バド・パウエル作「Down With It」、「Webb City」、デューク・エリントン作「Mount Harissa」、セロニアス・モンク作「We See」、クリフォード・ブラウン作「Larue」、ジジ・グライス作「Shabozz」、ソニー・ロリンズ作「Decision」、スタンダードが2曲で、「Last night When We Were Young」と「I'll String Along With You」の全9曲。

バエヴスキー(as)は、サウンドがよいことに加え、スピード感のある切れ味のよいプレイをしており、パウエル作の2曲「Down With It」と「Webb City」でそのあたりを聴けます。スタンダード「Last Night When We Were Young」といったスローテンポの曲では、バエヴスキーのサウンドが一層魅力的です。ぺルト(tp)もハードバップ寄りで、ミュートで吹く「Larue」をはじめ彼のプレイにも耳を傾けたくなります。

【安曇野市明科 望月國雄わさび店】

住所:長野県安曇野市明科中川手3529
電話:0263-62-2077

今回は、わさび漬けの他に、「わさびのり」も買いました。佃煮ののりの中に、わさびを入れたもので、粕漬けではないので、お酒のかなり弱い方やお子さんにも大丈夫です。「セロリの粕漬け」や「山ゴボウの味噌漬け」、季節によっては「丸ナスの粕漬け」などもあります。スマホによる撮影です。  

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もう少し北へ向かって進むと右側にJR篠ノ井線明科駅があります。

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左側は店内の様子。右側は、包装された箱入りの「わさび漬け」です。 

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カーステン・ダール GOD BLESS THE CHILD

2014-08-20 19:51:38 | ピアノ

先日、野尻湖を訪れた際、少し足を伸ばして新潟県上越市の高田公園でハスの花を見てきました。高田公園は、春の桜が有名ですが、高田城の外堀一面に咲き誇るハスの花は、夏の風物詩となっているようです。そろそろ終わりかけの時期でしたが、幾層にも重なったピンクや白色の花が鮮やかでした。切れ味のあるピアノとテナーが鮮やかです。 

CARSTEN DAHL (カーステン・ダール)
GOD BLESS THE CHILD (Marshmallow 2006年録音)

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初めて聴いたとき、すぐに全曲聴き返したアルバムで、力強さに溢れたハードバップが楽しめます。カーステン・ダール(p)の作風は多岐に渡りますが、ここではバド・パウエルに基礎をおいていて、多くのファンに受け入れやすく、ボブ・ロックウェル(ts)も骨太なトーンで、しっかりと吹いています。

メンバーは、カーステン・ダール(p)、ボブ・ロックウェル(ts)、レナード・ギンマン(b)、フランス・リフベア(ds)。レギュラー・メンバーのカースデン・ダール・トリオにロックウェルがゲストとして加わった形ですが、彼の出番が多く、共演といった方が相応しいものです。録音は、コペンハーゲンで行われています。

プロデューサーの上不三雄さんの選択による曲目が大部分で、2曲を除きマイナー・キー。スタンダードが、「Love For Sale」(恋の売り物)、「Cry Me A River」、「I Love Paris」、「St.James Infirmary」(セント・ジェームス病院)、「You and Night and The Music」(貴方と夜と音楽と)、「God Bless The Child」、「Just One Of Those Things」。バド・パウエル作が2曲で「Down With It」と「Duid Deed」、ウェス・モンゴメリー作「Cariba」、エディ・ハリス作「Crying The Blues」の全11曲。曲目などについて記されたライナーノートが丁寧です。

ダールのリズミカルで歯切れのいいピアノと、堂々としたロックウェルのテナーの組み合わせがよく、「Down With It」では両者のユニゾンによるテーマ部に背筋がぞくぞくし、ダールのソロも明快。同じくパウエル作の「Duid Deed」でも、二人が好演をしています。ロックウェル(ts)のプレイでは、深みのある音色で奏されるバラード「Cry Me A River」や、彼の悠揚迫らぬリズムへの乗りがかっこいい「I Love Paris」なども印象に残ります。「Love For Sale」や「Just One Of Those Things」も、華やかなリズムと熱いソロで、聴き逃せません。

【新潟県上越市高田公園のはす】

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「はすまつり」が、開催中で、一画にはテントがあって、飲食の提供も行われていました。

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外堀を一面にハスが覆っていて、壮観な景色でした。

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いろいろな種類のハスが展示してありました。

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ドリス・デイ LATIN FOR LOVERS

2014-08-17 10:06:20 | ヴォーカル(A~D)

ドライブがてら信濃町にある野尻湖へ行ってきました。この町には、5~6年前に仕事の関連で何度も訪れていたのですが、当時は、難しい問題を抱えていて、とても野尻湖や黒姫高原に立ち寄る気持ちにはなれませんでした。そんなことを想いだしながら、湖の湖畔をゆっくりと散策しました。ヨットやボート、遊覧船が水の上に浮かぶ、リゾート地らしい夏の光景は、心躍るものがありました。リゾートに相応しいナチュラルな歌を。

DORIS DAY (ドリス・デイ)
LATIN FOR LOVERS (COLUMBIA 1964年録音)

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ドリス・デイがボサノヴァを含むラテン系の曲を歌ったアルバムです。編曲は、モート・ガーソン、伴奏は彼が指揮した弦入りのオーケストラです。彼女のものとしては異色の選曲ですが、どの曲も自然に歌っていて、自分の持ち歌のように聴こえます。僕のものはUSA製のLPですが、現在ではCDが容易に入手できます。

ドリス・デイは、お気に入りの歌手なので、音源はかなり集めました。代表的なアルバムだと、「Day By Day」、「Day By Night」、「Duet」あたりが挙げられます。この「Latin For Lovers」をはじめ1960年代半ばの録音も、よいものですが、親密な雰囲気もあって、そっと手元に置いて聴いていたい愛聴盤といった趣きが感じられます。

曲はボサノヴァ系スタンダードが主です。「Quiet Nights of Quiet Stars」(Corcovado)、「Fly Me To The Moon」、「Meditation」、「Dansero」、「Summer Has Gone」、「How Insensitive」、「Slightly out of Tune」(Desafinado)、「Our Day Will Come」、「Be True To Me」(Savor a Mi)、「Perhaps, Perhaps, Perhaps」(Quizas, Quizas, Quizas」、「Be Mine Tonight」(Noche de Ronda)、「Por Favor」の12曲。「Be True To Me」や「Por Favor」は珍しい。

寛ぎタイムに格好の心地よいドリス・デイの歌を楽しむことができます。ポピュラー系ですが、余分なものを加えないさらっとした歌唱は、曲のよさを引き出しています。また、ガーソン編曲による流麗なストリングス伴奏も特筆もの。アントニオ・カルロス・ジョビン作の名曲「Quiet Nights of Quiet Stars」、「How Insensitive」や「Slightly Out of Tune」(Desafinado)がよく、他にも、バラード的に扱った「Be Mine Tonight」やラテンリズムに乗った「Por Favor」と特徴のある歌が収録されています。

【野尻湖 2014年8月】

所在地:長野県上水内郡信濃町野尻
ホームページ:しなの町エコツーリズム協会ホームページ

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天気が曇りで、雨が予想されていたためか、湖の上にはほとんど人が出ていませんでした。

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野尻湖の南側から撮ったものです。静かな湖畔です。

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南側の遊歩道から木立ち越しの野尻湖です。別荘の方と思われる外国人の家族などが散歩をしていました。

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桟橋付近から撮ったもの。ヨットや遊覧船が少し遠くですが見えます。

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弁天島にある神社の鳥居が映っています。    

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遊覧船や遊具の乗り場

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