僕は長野県に住んでいるので、かつては前穂高岳や槍ヶ岳に山好きな友人と一緒に登ったこともあります。しかし、東京出身にもかかわらず、北アルプスが好きで、東京から転職し、住まいも安曇野に移し、現在はゴールデンウィークなどはすべて登山だという、最近仕事の関係で知り合った方には驚きました。ここまで熱心になれるのはすごいです。彼は山がよく見える少し小高いところに住んでいます。そこでこの歌を聴いてみます。
JO STAFFORD (ジョー・スタッフォード)
JO+JAZZ (COLUMBIA 1960年録音)
The Folks Who Live on The Hill(直訳すると「丘の上に住む人々」)は、1937年に映画のために、オスカー・ハマースタイン2世が作詞、ジェローム・カーンが作曲した作品。はじめは、たいしたヒットはしなかったのですが、以後歌手に好まれスタンダード入りしています。私も好きな曲の一つです。
歌詞の大意は、「いつか二人で丘に家を建てて、そこで二人でくらしたい、そして私たちは丘の上に住む人たちといわれたい」というものです。男性歌手が多く歌っていますが、内容からすると女性に向いていると思い、ジョー・スタッフォードにしてみました。ペギー・リーのものも捨てがたいのですが。
この歌が収録されているアルバム「JO+JAZZ」は、よく知られているものですが、「The Folks Who Live On The Hill」はどちらかというと目立ちません。他に、「Just Squeeze Me」、「Midnight Sun」、「You'd be So Nice to Come Home To」、「What Can I Say After I Say I'm Sorry」、「Imagination」、「S'posin'」、「I've Got The World On a String」など、名曲の好唱が詰まっているからです。
彼女は、ポピュラーの色彩が強く、多数のヒット曲は古いオールディーズともいえるものです。このアルバムは、エリントン楽団の名手達(ジョニー・ホッジス、ベン・ウェブスターなど)がバックに入り、ジョニー・マンデルの編曲により、ジャズ色が施され、歌よし、ソロよしの作品となっていて、たまに聴きたくなります。
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