安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

トレッキングポール(登山用の杖)の調整をしてもらいました。

2019-01-31 20:02:41 | 登山・ハイキング

登山用品のトレッキングポールの長さ調節を行う部品が、締めてもしっかり締まらずに、山で地面につくと急にへこんで(長さが短縮になって)しまい、使い物にならないので、新品に買い替えるつもりで、石井スポーツ長野店へ行きました。その際に、使っているFuji製のものを持って行ったのですが、係りの人が「まだ充分使えます」といって留め金を締め付けてくれました。

買い換えるつもりだったので、先っちょに被せるゴムの緩衝材もどこかへいったままにしてありました。現在のものを活かすべく、雪山用の幅の広いスノー用バスケット(つばのようなもの)と、先に被せるゴムを購入しました。扱い方が全くわかっていなかったので、専門家に教えていただき、いい勉強になりました。

以下、組み立てて使えるようになった過程です。トレッキングポールは、下りでバランスを維持するのに効果があるので、たまに使います。

使ってはいたものの、ねじが緩み使い物にならない状態のものです。

調性の仕方ですが、画面の左から親指で押していますが、そこを押しながら、ねじを締めるという方法です。正面に見える指と指の間のゴム製の部品が収縮して、しっかりとまるということだそうです。わかりづらい説明ですが、やってみるとすぐにできました。これで、地面についても長さは変わりません。

   

しっかり締まるので、ついても長さがかわることはありません。

  

購入した小物の部品

   

雪山へ行く予定もあると話したら、幅の広いスノー用のものを選んでくれました。これで、雪のなかにずぶずぶと入るのを防げます。トレッキングポールと同じFuji製です。

上までしっかり入れろと指示を受けたので、しっかりとねじ山にそっていれました。

   

次は、ゴムです。こちらは「SINANO」製です。落ちにくいように考えられています。

先に丸いわっこを入れてから、本体をいれます。

完成。これは、僕が使う時の長さで、115cmになっています。

携帯する時用に長さを短縮したところです。雪山の時は、先につけたゴムはとった方が、しっかり雪にささってよいのですが、とりあえず、運ぶ際の安全を考えてつけたままにしました。


ホルヘ・ロッシ BUD

2019-01-30 20:41:11 | ヴァイブ、オルガン他

先週から今週にかけて、長野市近辺にも降雪があって、冬らしい光景がみられました。高速道路の長野道姨捨サービスエリアによったところ、雪の善光寺平や冠雪した遠くの山が一望できました。昼食がまだだったので、レストランに行き「信州サーモンがのったとろろご飯」を注文しましたが、刺身ととろろは相性がよく美味しくいただきました。ヴァイブとピアノの相性がよいグループ。

JORGE ROSSY (ホルへ・ロッシ)
BUD (SWIT 2017年録音)

   

スペイン・バルセロナ出身のホルヘ・ロッシ(vib, 1964年生まれ)は、ブラッド・メルド―(p)のThe Art of The Trioのドラマーとしての活動がよく知られていますが、バークリー音大にはトランペットで入り、ピアノ、ヴァイブも演奏をするというマルチなミュージシャンです。ここでは、マイケル・カナン(p)とバド・パウエルの曲に取り組んでいます。

メンバーは、ホルヘ・ロッシ(vib,marimba)、マイケル・カナン(p)、Putter Smith(b)、Jimmy Wormworth(ds)。このロッシとカナンの双頭グループは、既に「ガ―シュイン集」、「ハロルド・アーレン集」を録音していて、このバド・パウエル集はグループの第三作目に当たります。

曲は、バド・パウエルが作曲したものです。「Blue Pearl」、「Monopoly」、「I'll Keep Loving You」、「Tempus Fugit」、「Parisian Thoroughfare」、「Celia」、「Hallucinations」、「Willow Grove」、「Dusk In Sandi」、「The Fruit」、「Un Poco Loco」、「Bouncing With Bud」の12曲。「Willo Grove」と「Dusk In Sandi」を取り上げるのは珍しいかも。できれば「Cleopatra's Dream」(クレオパトラの夢)も入れてほしかった。

原曲に忠実にテーマを弾いてくれているので、バド・パウエルの曲の素晴らしさを実感できました。「I'll Keep Loving You」や「Willow Grove」などテンポの遅い曲では、神秘的、幻想的で、パウエルのさらなる魅力に気づかされました。ホルヘ・ロッシ(vib)は、極端にヴィブラートをかけず明確な音を出していて、カナン(p)ともどもよくスイングしています。また、「Willow Grove」などにおけるPutter Smith(b)の動きがよくて名前を覚えました。「Blue Pearl」から「Bouncing With Bud」まで一気に聴けるよいアルバム。

    

ホルヘ・ロッシ(vib)、マイケル・カナン(p)、Putter Smith(b)、Jimmy Wormworth(ds)。

 【ホルヘ・ロッシのホームページ】

jorgerossy.com

【長野道姨捨サービス・エリアからの光景や昼食など】

日曜日の午後とあって、まずまず車が停まっていました。

展望台に行ってみます。

長野市方面です。真ん中を流れているのは、千曲川。

千曲市から坂城町方面。

山裾には、姨捨の棚田が見えます。

月の里カフェの奥が食堂です。

信州サーモン山かけ丼。651kcalと抜群のカロリーの低さでした。左から太陽の光が入っていてよく映っていません。


長門屋 (蕎麦・うどん 長野市元善町)

2019-01-29 20:05:05 | グルメ

長門屋は、善光寺本堂に向かい仁王門を右手に折れたところにありますが、蕎麦、うどん、ラーメンといった食事や夏のかき氷、冬のおしるこなど甘味もあり、町のファミリー食堂といったお店です。創業は明治30年の老舗で、参拝客や地元の方に愛されていると思います。

ごく久しぶりに訪れましたが、店内は気軽に入れる親しみやすい雰囲気は変わりません。また、蕎麦はじめ提供されるものもオーソドックスなもので、今日は蕎麦とおしるこの両方いただきましたが、上品な味で、懐かしい感じもしました。子供向けメニューもあり、善光寺の参拝の時などお子様連れで気兼ねなく入れるお店です。

天気が良い日は、昼休みはなるべく外に出るようにしています。

善光寺参道入り口

仁王門

ここを右折

まっすぐいけば長野電鉄善光寺下駅です。右に長門屋の看板が見えます。

外観

入口

店内。子供連れのお客様です。

ランチのサービスセット。蕎麦とかき揚げ丼

蕎麦。意外にボリュームがある蕎麦です。汁が昆布が入っているのか、いい香りでした。

かき揚げ丼

セットの珈琲

おしるこ。餅が二切れ入った、いかにも手作りといった感じのもので、美味しくいただきました。

【長門屋】

住所:長野県長野市長野元善町468
電話:026-233-2286
ホームページ:nagatoya


ホンダのSUV(多目的スポーツ車)「ヴェゼル」を購入しました。

2019-01-28 20:05:03 | お出かけ・その他

車については、3年3か月の間、ホンダ「シャトル」を使っていて、走行距離は、8万キロメートルにもうじき届くところでした。シャトルは使い勝手がよく、燃費もよい車ですが、一世代前なので運転支援機能の「ホンダセンシング」が付いていなかったので、自身の年齢などを考慮しセンシング付きの車に換えることにしました。

(ヴェゼルと現行シャトルの比較)

見積もりをもらい、両方の車種について検討しました。シャトルは、街乗りには適しているのですが、車体が軽いので高速道路で横風の影響を受けることがあったので、ヴェゼルに傾きつつ、自宅のカーポートに入るかとか、価格的に許す範囲かといった点を検討し、クリアできそうなので、ヴェゼルに決定しました。

シャトル (HYBRID Z・Honda SENSING)

シャイニンググレー・メタリック

ヴェゼル (HYBRID Z・Honda SENSING)

シルバーミストグリーン・メタリック

(新春セール、タイヤの預かりサービス)

価格面ですが、ヴェゼルについては、お年玉セールで、ナビとドライブレコーダーのプレゼント(上限額あり)と値引7万円があり、そこに、タイヤの預かりサービス(タイヤ交換とホイール洗浄2回分付き)を初年度無料で付けてくれたので、お得感がありました。また、シャトルの下取りも車検をとったばかりということも考慮してくれて、納得いく価格でした。

   

(ヴェゼルへの期待)

・高速道路において運転支援機能を発揮してくれること。
・車体が重いので、高速道路で車体の安定が図れそうなこと。
・車高が高いので、登山の際など荒れた山道(例えば、八ヶ岳の桜平への道)も走りやすそうなこと。
・ハイブリッドなので、燃費もそこそこよい値がでるのではないかということ。
・運転席が高いので運転がしやすいかもしれないこと。

などの期待をもって購入しました。実際はどうだったか、使用した感想は後日記事にする予定です。

(2019年1月27日(日) 納車)

購入したヴェゼル(HYBRID Z・Honda SENSING)。FFで、カタログ上のJC08モード燃費は、23.4km/Lです。

まずは長野市の自宅前です。これから安曇野市へ出かけます。

長野道姨捨サービスエリア(上り線)に駐車中のヴェゼル。

納車日の夜、安曇野市から長野市の自宅へ向かう途中の松代パーキングエリア(下り線)です。


原 尞著 「ミステリオーソ」(早川書房)

2019-01-27 20:07:02 | 読書

原 尞(はら りょう)さんが書いたハードボイルド・シリーズの十四年ぶりの新作「それまでの明日」(2018年、早川書房刊)を年末年始休みに読みましたが、それが面白かったので、1995年に発行されたエッセイ集「ミステリオーソ」を改めて読んでみました。 

   

ミステリオーソは、「神秘的な」という意味の英語ですが、ジャズファンにはセロ二アス・モンク作曲のブルースの曲名として知られています。

(大まかな目次)

はじめに

飛ばない紙飛行機
観た 聴いた 読んだ
トレンチ・コートの男たち
作家について
ジャズについての四つの断章
視点
小説を書くということ
〈未発表初期短編〉番号が間違っている
小説以外の沢崎シリーズ

(感 想)

「はじめに」という巻頭の文章にあるように、1988年に長編『そして夜は甦る』を世に出して作家への道を歩みはじめて以来、7年間の新聞などに書いたエッセイとそれに類する文章に著者が手を加えてまとめた本です。好きな映画、音楽(とくにジャズ)や小説のこと、加えて自伝的なことが内容となっています。

自伝的な部分では、破天荒な道をたどって作家になった軌跡が描かれていて、面白いです。学生生活、ジャズピアニスト、映画の助監督やシナリオライター、ミステリ作家と、サラリーマン生活ばかりの僕には、興味深く、また、魅惑的な生活ぶりが描かれていて、この部分がハイライトでした。

ただ単に思いつくままに、ハードボイルドの小説を書いているのではなく、いわばその修行としての膨大な読書や文章のスタイルの確立など、作家となるための努力もうかがわれ、著者の小説がさらに面白く読めるだろうと思われる記述もあります。

著者は、「アメイジング・バド・パウエル」の中で、『一般には美しいと考えられている”楽音”の周囲を、人間臭くて情熱的な”雑音”がびっしりと取り巻いている。これに突き動かされなければ、ほとんど音楽を聴いたことにはならない。優れた音楽は美しくない、少なくとも単に美しいだけではないと言いきってもいい。』と述べています。

そして、バド・パウエルの『ウン・ポコ・ロコ』と『チュニジアの夜』はそういう美しさとは対極にある音楽であると記し、バド・パウエルとチャーリー・パーカーがジャズの巨匠の中でも屈指の即興家であるとしています。ジャズに関する文章は、美しい音楽に惹かれがちな僕にはかなり示唆に富んだものでした。

   

デューク・エリントンと、彼の楽団に対してたいへん高い評価をしています。

好きな映画として「死刑台のエレベーター」、「サムライ」、「狼は天使の匂い」が挙げられています。

「トレンチ・コートの男たち」では、ハンフリー・ボガードの魅力やジャン・ギャバンの魅力が語られます。

 【最新作 それまでの明日】