安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

アンドレア・モティス「COLORS & SHADOWS」、長野駅東口の喫茶店「Widows Record」でスパゲッティ

2022-03-24 19:30:00 | ヴォーカル(A~D)
JR長野駅の東口にある喫茶店「Widows Record」(ウィドウズレコード)は、2018年5月の開店なので、もうじき4年になろうとしています。先日、久しぶりに入り、店内に流れるソウルフルな歌声に耳を傾けながら、軽食をいただきました。歌とトランペットのアルバム。

ANDREA MOTIS (アンドレア・モティス)
COLORS & SHADOWS (JAZZLINE 2021年録音)

   

アンドレア・モティス(vo, tp, 1995年生)の昨年発売されたアルバムです。今回は、西部ドイツ放送・ケルン(Westdeutscher Rundfunk Koln)所属のビッグバンドとの共演です。ケルンWDR交響楽団も知られていて、この放送局の音楽関連組織は充実しています。
 
メンバーは、アンドレア・モティス(vo, tp)、WDR ビッグ・バンド。編曲は、全曲マイケル・モスマン(Michael Mossman)が行い、WDRビックバンドのリーダーとしても録音に臨んでいます。モスマンは、ミシェロ・カミログループのメンバーとして活躍するなどニューヨークのトップトランぺッターの一人で、ラテン系バンドなどに編曲も提供。
 
曲目は次のとおり。
 
1  I Didn't Tell Them Why (Andrea Motis)
2  Tabacaria (Joan Mar Sauqué, poema de Fernando Pessoa)
3  Senor Blues (Horace Silver)
4  Brisa (Andrea Motis, Sergio Krakowski)
5  Sense Pressa (Andrea Motis)
6  Iracema (Adoniran Barbosa)
7  Sombra de La (Andrea Motis, Sergio Krakowski)
8  Save the Orangutan (Andrea Motis)
9  If you Give Them More (Andrea Motis)
10  Motis Operandi (Michael Mossman)
アンドレア・モティス作が6曲、ホレス・シルバー作1曲、サンバの歌手、作曲家のAdoniran Barbosa作が1曲、Joan Mar Sanqueの曲が1曲、このセッションのためにマイケル・モスマンが書いた「Motis Operandi」。

ビッグバンドのカラフルなサウンドをバックに、アンドレア・モティスの歌とトランペットが爽やか、かつ、ゴージャス。編曲のマイケル・モスマンの貢献も大きく、2010年にミュージックキャンプでモスマンに教えを受けたと、モティスがライナーに記していて、いわば師弟の共演でもあります。全体にラテン調で、モティスのトランペットも快調な「I Didn't Tell Them Why」、メンバーのソロも素晴らしい「Senor Blues」、踊りだしたくなる陽気な「Brisa」、モティスの歌声が哀愁を帯びるサンバ「Iracema」などと、魅力的。
 
   
 
ジャケットにあるアンドレア・モティスの写真。
 
【Andrea Motis ホームページ】
 
 
活動の様子もわかる充実したホームページです。
 
(参考)拙ブログのアンドレア・モティス関連ページ
 
 
【Coffee & Music  Widows Record(ウィドウズレコード)】
 
住所:長野県長野市栗田1011-1 T.Bユメリア1F
電話:070-4435-7433
 

外観
 
 
店内。入口に近い席から奧の方を撮影。誰もいなかったのですが、すぐに二人入ってきました。
 

仕切りにレコードジャケットの写真が使われています。知っている名前は、レイ・チャールズだけです。
 

レコードは販売しているものです。ソウル、ブルース系がほとんどで、オリジナルが多いように見えました。
 
 
左にあるスピーカーから音楽が流れていました。
 
 
ボロネーゼです。ミニサラダもついてきました。
 
 
挽肉の量が多くて、結構いけます。
 
 
珈琲。店内に流れる音楽は、ソウル、ブルース系で、落ち着いた感じのものです。たまに寄りたいお店です。