安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

岡崎好朗(tp)カルテット・ライブ (4月5日 東京TUC)

2018-04-12 20:08:25 | 演奏会・ライブ

4月5日(木)に東京TUCで岡崎好朗(tp)カルテットのライブがあったので聴いてきました。今回の演奏曲目が、「クリフォード・ブラウン特集」ということなので、ワクワクしながら出かけました。

(出 演)

岡崎好朗(trp)
田中菜緒子(pf)
伊藤勇司(b)
井川 晃(ds)

(曲 目)

(第1セット)
1  Hymn of The Orient
2  Jordu
3  De-Dah
4  Portrait of Jenny
5  The Blues Walk

(第2セット) 
1  Daahoud
2  The Scene is Clean
3  Delilah
4  Time
5  Sweet Clifford 
    Joy Spring  (アンコール)

(感 想)

ジャズ史上屈指のトランぺッターであったクリフォード・ブラウンが作曲したり、演奏した曲を取り上げたライブでしたが、思い切りジャズ(ハードバップ)を楽しむことができ、至福の時間でした。岡崎さんは、ベテランの仲間入りをしてきたと思うのですが、トランペットを熱く吹き、真摯な演奏をしていて、音楽に対する姿勢も伝わってきました。

有名曲に交じり、エルモ・ホープ作の「De-Dah」やリッチー・パウエル作「Time」といった少しマイナーな曲も入れて、バランスのいい選曲でした。「Jordu」をトランペットの演奏で聴けただけで嬉しかったのですが、岡崎(tp)、田中(p)ら各人のソロもメロディアスで歌心が出ていました。

前半の最終曲「The Blues Walk」は、アップテンポで、興奮ものの熱演が聴けました。ピアノやドラムスのソロに加え、トランペットとピアノのかけあいなど仕掛けもよかった。第2セットでは、難しい曲だと言って始めた「Daahoud」や僕の好きな「Delilah」をやってくれ、ハードバップとスタンダード曲を存分に聴くことができました。

アンコール曲の「Joy Spring」は季節的にも相応しく、爽やかでした。なお、後半の最初に、「Happy Birthday to You」が岡崎のトランペットで始まり、誰だと思っていたら、ピアノの田中菜緒子さんの誕生日でした。バーステイケーキもプレゼントされ、なごやかな場面もありました。

田中菜緒子(p)、岡崎好朗(tp)、伊藤勇司(b)

伊藤勇司(b)、井川 晃(ds)

夕暮れの東京TUCの入口。お店は地下一階です。

【東京TUC】

住所:東京都千代田区岩本町2丁目16−5 TUCビル
電話:
 03-3866-8393
ホームページ:TokyoTuc.com

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笹島明夫(g)、マーク・トゥリアン(b)ライブ (3月17日 札幌D-BOP)

2018-03-23 20:01:18 | 演奏会・ライブ

札幌旅行中の3月17日(土)にライブハウス「D-Bop」で、笹島明夫(g)とマーク・トゥリアン(b)のデュオ演奏を聴きました。笹島さんは、在米40年のギタリストで、ロン・カーターやジョー・ヘンダーソンと共演経験もある方です。マーク・トゥリアン(b)さんは、現在日本に住んでいますが、グレン・ミラー・オーケストラに在籍したり、ウィントン・マルサリスとの共演なども行った経験のあるベーシストです。

   

(出 演)

笹島明夫(g)
マーク・トゥリアン(b)

(曲 目)

(第1ステージ)

モーニングレイ (笹島明夫)
You and The Night and The Music
Here There and Everywhere(ポール・マッカトニー)
All The Things You Are
Prelude to A Kiss
ブラジリア?(笹島明夫)
春よ来い (童謡)

(第2ステージ)

Alone Together
It's All Right With Me
Waltz for Evans (笹島明夫)
アキオロジー (笹島明夫)
Eerytime We Say Goodbye

Darn That Dream (アンコール曲)

(感 想)

笹島明夫(g)さんは、アメリカから戻って札幌中心に活動をされていますが、全国的にも知られたプレイヤーです。初めて演奏に接しましたが、多彩なフレーズ、繊細な表現、美しいハーモニーと、なかなかいい演奏でした。ちょっと思い浮かべたのは、ジョー・パスやジム・ホールです。

マーク・トゥリアンさんは、デュオということで、ピチカートに弓弾きにと大活躍していました。「You and The Night and The Music」、「It's All Right With Me」は、メロディをベースが弓弾きでとっていました。ゆったりとしたテンポで、原曲の良さを引き出しているように思いました。

ビートルズ・ナンバーの「Here There & Everywhere」は、笹島さんのソロも快調で、ビートルズの曲はジャズにしやすいとはいえ、グルーヴィーさもあり、印象に残りました。オリジナル曲も難しいものはなく、中では「Waltz for Evans」が気に入りました。笹島さんのギターはアコースティックで、ややパキパキとした感じに聴こえ、ケニー・バレルやウェス・モンゴメリーあたりに近い音色なら、なお一層僕の好みにあった気がします。

「D-BOP」の従業員の方は親切で、おもてなしがよく、それも含めてよいお店です。実際にはなかなか難しいですが、機会があれば、ライブを聴きにまた寄りたいと思いながらお店をあとにしました。

笹島明夫(g)

  

マーク・トゥリアン(b)

【笹島明夫ホームページ】

sasajima.akio (facebookです)

【D-BOP】

住所:北海道札幌市中央区南1条西19丁目291 番地山晃ハイツB1F
電話:011-613-3999
ホームページ:d-bop.com

地下鉄東西線の西18丁目駅から比較的近いです。

地下一階にあります。

お店の入口

ステージ

エビスビールをいただきました。

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高瀬龍一ビッグバンドコンサート (3月11日 長野県須坂市メセナホール)

2018-03-13 20:22:46 | 演奏会・ライブ

高瀬龍一ビッグバンドの「Plays Count Basie 2018」公演が、須坂市のメセナホールで開催されたので、聴きに行ってきました。ビッグバンドジャズのワークショップというこのホールの事業がらみで、3年目の今年が最終年になり、最終の公演になるようです。

   

(メンバー)

高瀬龍一(指揮、tp)、沖野ゆみ(vo)

Trumpet  ルイス・バジェ、岡崎好郎、松島啓之、伊勢修一郎
Trombone 中路英明、橋本佳明、三塚知貴、堂本雅樹
Alto Sax  萱野昌樹、辻野進輔、Tenor Sax 吉本章紘、白石幸司 Bariton Sax 竹野昌邦
piano 板垣光弘 Bass 山下弘治 Drums 丹寧臣

(曲 目)

(1st Stage)

The Heat's On
Corner Pocket
C.B.Express
Too Darn Hot(vo)
Summertime(vo)
Wind Machine
Shiny Stockings
The Swizzel
In A Mellow Tone


(2nd Stage)

Easy Money (メセナ・ビッグバンド)
Switch In Time (メセナ・ビッグバンド)
Freckle Face
Sweet Georgia Brown
Embraceable You(vo)
Just Friends(vo)
The Kid From Red Bank
I Can't Stop Loving You
Jumpin At The Woodside

(アンコール)

Pensive Miss

(感 想)

昨年に続いて2度目の鑑賞でしたが、鳴っている音がすごくて、素晴らしい演奏でした。メンバーは、日本の第一線級で、特にトランペットは、ルイス・バジェ、岡崎好郎、松島啓之、伊勢秀一郎と選りすぐりで、オープニングの「The Heat's On」からルイス・バジェのハイノートがすごくて、エキサイティングでした。

「Corner Pocket」では、松島(tp)、伊勢(tp)、白石(cl)の快調なソロが続き、ことに伊勢秀一郎の甘い音色が印象的で、ベイシー楽団で活躍したハリー・エディソンを思い浮かべました。「C.B.Express」では萱野昌樹(as)のソロの背後でバンド全体がスイングし、「In A Mellow Tone」におけるサックスのソリや中路英明(tb)のソロもいかにもビッグバンドらしい演奏で楽しめました。

後半は、昨年はやらなかった「I Can't Stop Loving You」という僕の好きな曲をやってくれ、続く「Jumpin At The Woodside」では、松島(tp)、岡崎(tp)、吉本(ts)、白石(ts)とソロがリレーされ、最後は、2テナーの掛け合いが行われて、最高の聴きものでした。ワークショップを受講した人で結成されたメセナ・ホールビッグバンドも2曲演奏しましたが、昨年よりかなりレベルが高く、いい成果を出していました。

最後は、高瀬龍一(指揮、tp)をフューチャーしたバラード「Pensive Miss」で終了でした。沖野ゆみ(vo)は4曲歌ってくれましたが、「Just Freinds」が歌、伴奏ともにゴージャスでよかった。メセナホールの企画にも感謝しながら帰途につきました。

   

チラシの裏面には、ワークショップの参加者募集のお知らせが載っています。今年は大勢の応募があったようで、サックス・セクションは多い人数になっていました。

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原朋直(tp)セクステットライブ (3月2日 東京都千代田区神田駿河台 NARU)

2018-03-07 20:01:03 | 演奏会・ライブ

3月2日(金)は東京へ行ったので、帰りに御茶ノ水のジャズクラブ「maru」(ナル)で原朋直(tp)セクステットのライブを聴いてきました。最終の北陸新幹線は午後10時8分東京駅発なので、途中までしか聴けませんでしたが、感想を記しておきます。

(出 演)

原朋直(tp)
宮川純(p)
池尻洋史(b)
デニス・フレーゼ(ds)
朝田拓馬(g)
鈴木央紹 (ts)

(曲 目)

(第1ステージ)

マウンテンズ (原朋直作)
エンプティ・ルーム (原朋直作)
Polka dots and Moonbeams (水玉模様とお月様)
Airegin (ソニー・ロリンズ作)

(第2ステージ) 

サークルラウンド (原朋直作)
ネフラー (原朋直作) ・・・この曲は途中までしか聴けませんでした。

(感 想)

原朋直(tp)さんのオリジナル曲を4曲聴きましたが、いずれもモード色のある新しい感覚の曲でした。曲の紹介の中でも、世界に配信をしていて、「摩訶不思議な音楽」を目指していると話していました。テーマはどれも同じように聴こえ、トランペット・ソロもかなり抑制されたもので、僕には難し過ぎてジャズライブの楽しさは感じられませんでした。

バラードの「Polka dots and Moonbeams」(水玉模様とお月様)は、比較的原曲に忠実に演奏してくれて、これが最もよかった。ソニー・ロリンズ作「Arigin」(エアジン)も、テーマこそまさにエアジンですが、原さんの説明通り途中からねじれていき、原曲コードを外して演奏が行われているせいか、抽象的でした。

期待通りだったのは、宮川純(p)の演奏で、きれいなタッチの音色で、長めのフレーズによるソロをとり、「エンプティ・ルーム」におけるソロでは抒情も感じられました。目の前で聴くことのできた鈴木央紹(ts)のサウンドには芯があって、しかも柔らかくてテナーらしくてよく、リー・コニッツを連想させるようなソロも比較的親しめました。

大野雄二ルパンティックシックスのサイドメンとして、宮川(その時はオルガン)、鈴木(ts)の猛烈にファンキーなプレイを聴いたことがありますが、二人はどんなスタイルにも対応できる優れたプレイヤーです。いつか、ハードバップやってくれないかと思いながら、途中で席を立ちました。

宮川純(p)

鈴木央紹(ts)

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門馬瑠依(vo)ライブ (2月26日 東京都千代田区神田 Lydian)

2018-03-01 20:01:42 | 演奏会・ライブ

2月26日(月)に所用で東京へ行ったので、帰りにライブハウスLydianで、門馬瑠依(もんまるい、vo)のライブを聴いてきました。昨年の秋に、安曇野市のいさつ歯科で、彼女の歌を聴いてスキャットなどが面白かったので、今回リーダーライブに出かけたものです。

(出 演)

門馬瑠依(vo)
海堀弘太(p)
若井俊也(b)

門馬瑠依(vo)。座った席からはライトがまぶしくて、鮮明に撮れていません。

海堀弘太(p)

若井俊也(b)

(曲 目)

Just Squeeze me 
What is This Thing Called Love (恋とは何かしら)
Waltz for Debby (ワルツ・フォー・デビー)
Don't Get Around Much Anymore
Prelude to A Kiss
Flor de liz (フロージリス)
The Boy Next Door

(休憩)

I didn't Know What Time It Was (時さえ忘れて)
I'll Remember April (四月の思い出)
Poor Butterfly
The Gravy Waltz
Bésame mucho (べサメ・ムーチョ)
Blame it On My Youth
Them There Eyes

(アンコール)
September in The Rain (九月の雨)

(感 想)

門馬瑠依の伸びのある聴きやすい素直な声で、スタンダード曲などを楽しむことができ、よいライブでした。彼女は、スキャットも用いるなど即興の要素も結構あり、ジャズ・ヴォーカルらしさもうかがえました。Lydianに出演するのが初めなので、好きな曲をもってきたと話し、曲の紹介も丁寧でした。

前半は、デューク・エリントン作の曲を中心としたもので、後半はサラ・ヴォーンが歌った曲をサラのアレンジを借りるなどして歌っていました。「What is This Thing Called Love」では、急速調のテンポが心地よく、ピアノとヴォーカル(スキャット)のやりとりにスリルがありました。バラードの「Prelude to A Kiss」では、声の質は異なりますが、ちょっとキャロル・スローンの歌を想いだしました。 

後半は、ヴァースから熱演をしてくれた「Poor Butterfly」や明るく華やかにスイングした「Them There Eyes」など印象に残りました。ピアノとベースというドラムス抜きの伴奏ですが、若井俊也(b)がリズムキープをしっかり行っていて、この編成でも充分でした。海堀弘太(p)も「Them There Eyes」などにおける長いソロなど、スイングしていました。

門馬さんと休憩時にちょっと話をして、最初に出したCDを購入しました。彼女はジャズに限らずいろいろな傾向のものを取り上げていますが、当夜のデューク・エリントンとサラ・ヴォーンに因んだレパートリーはよかったので、またジャジーなものを聴いてみたいと思いながら、神田駅に向かいました。

【門馬瑠依ブログと購入したCD】

monma-rui-jazz (アメーバブログです。プロフィールも掲載されています。)

   

「Decision」。ジャズスタンダードと彼女のオリジナル曲が収録されています。

【Lydian】

本日の出演者

生ビールとキッシュを注文。

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