安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

職場の片づけ

2016-03-31 17:57:32 | お出かけ・その他

定年になり今の職場はおしまいなので、先週の土曜日に片づけを行い、少しあった私物を自宅に運びました。机やロッカーの中からは、懐かしいものも出てきます。

辞書。これは初めて就職するときに買ったものです。今では、コンピューターですぐ調べられるので、不要なものかもしれませんが、役立ってくれました。

   

マグカップ。珈琲を飲むために使っていたもので、僕が紙カップばかり使って、使用後は捨てていたので、エコの観点などからある女性が紙カップの代わりに使うように買ってきてくれたものです。

   

万年筆。もってはいますが、使うのは年賀状を書く時くらいです。筆記具類は、コンピューターの使用が当たり前になって、ずいぶんと変わりました。

   

名刺ホルダー。これからはそう使うこともありません。友人やこれからもなんらか関連のある人のものはそのままにしてありますが、他は整理したので枚数は激減しました。

   

ロッカーの中にも、ヘルメットや特殊な作業服など、これからは使う必要がなさそうなものが入っていたので整理しました。

 

ありがたいことに、再就職が決まり、来月から出勤します。ブログの更新頻度は減るかもしれませんが、引き続き、ご覧いただければ幸いです。


ケニー・クラーク THE GOLDEN EIGHT ENCORE! 

2016-03-30 17:15:50 | ベース・ドラムス

先日、所用があって山梨県甲府市まで出かけたました。往きは、安曇野市からもっぱら高速道路を使ったのですが、帰りは国道20号を使って小淵沢インターまで下道を走りました。途中、前から寄ってみたかった北杜市の喫茶店「ケルン」でお茶にしました。サントリー白州工場の入り口近くにあり駐車場が広くて珈琲の味もまずまずなので、山梨県を訪れたらまた使ってみたいお店です。ドイツのケルンで録音された「アンコール」というタイトルのアルバム。

KENNY CLARKE (ケニー・クラーク)
THE GOLDEN EIGHT ENCORE! (SCHEMA 1961年録音)

   

ケニークラーク=フランシー・ボランビッグバンドは、1960年代から70年代にかけて、ヨーロッパのミュージシャンに加え、米国から移住してきたスターを加えて、多くの録音を行っています。それに先立ちメンバー8人で録音した「The Golden Eight」(1961年5月18,19日録音、Blue Note)というアルバムがありますが、その録音の前に行われたセッションの11曲をまとめたのが本作品「Encoure!」(1961年5月2日録音)で、2010年に初めて発表されたものです。

メンバーは、Dusko Goykovich(tp)、Raymond  Droz(as)、Chris Kellens(Baritone Horn)、Derek Humble(as)、Karl Drevo(ts)、Francy Boland(p)、Jimmy Woode(b)、Kenny Clarke(ds)、Fats Sadi(Percussion)。僕の好きなトランぺッターのダスコ・ゴイコヴィッチが入っているので購入したものですが、デレク・ハンブルやカール・ドレヴォ、フランシー・ボランのプレイも期待できそうです。

曲は、スタンダードとボランのオリジナルです。スタンダードが「Alone Togehter」、「But Beautiful」、「Invitation」、「Autumn Leaves」(枯葉)、フランシー・ボランのオリジナルが「You Gig It」、「Papa Satan Aleppe」、「Free Wheel」、「Dia Blue」、「Miriam Doll」(ピアノトリオによる演奏)、「A Ball For Othello」、「La Campimania」で全11曲。スタンダードはもちろん、ボランの曲もハードバップが基調なので、馴染みやすいものです。

バラード「But Beautiful」では、カール・ドレヴォ(ts)が深い音色でレガート気味に吹いていて印象深く、ビギンのリズムに編曲された「Invitation」では、ファッツ・サディのパーカッションが加わり楽しい演奏。フランシー・ボランのオリジナル曲では、はじけるようなリズムと厚めのアンサンブルとともに、ゴイコヴィッチ(tp)、ハンブル(as)らのソロが聴ける「You Dig It」や「Dia Blue」など、その後結成されるビッグバンドの音楽を連想させるダイナミックな演奏が聴けます。

【喫茶店 ケルン】

住所:山梨県北杜市白州町鳥原2913-228
電話:0551-35-2657
営業:10:00~18:00
定休日:水曜日

   

   

お店の外観。左側は、自家焙煎の珈琲豆などを売るショップです。

   

お店の内部。ストーブもありました。小さな音でクラシック音楽が流れています。

   

ブレンドコーヒーにしましたが、いろいろな種類があります。

   

小淵沢インター近くからの八ヶ岳方面。拡大してあります。


梅田俊明指揮仙台フィルハーモニー管弦楽団演奏会 ダン・タイ・ソン(ピアノ)

2016-03-28 21:00:41 | 演奏会・ライブ

3月20日に行われた仙台フィルハーモニー管弦楽団上田公演ー2016春ーに行ってきました。ショパン・コンクールの優勝者ダン・タイ・ソンの演奏が聴けるので、チケットを購入しておいたものです。

指揮:梅田俊明
ピアノ:ダン・タイ・ソン
管弦楽:仙台フィルハーモニー管弦楽団
会場:サントミューゼ(上田市交流文化芸術センター大ホール)(長野県上田市)

ラヴェル作曲 古風なメヌエット
ショパン作曲 ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 作品21
ブラームス作曲 交響曲第3番 ヘ長調 作品90

バッハ作曲 管弦楽組曲第3番第2楽章「アリア」(東北大震災の犠牲者を悼み特別に演奏)
ショパン作曲 ワルツ 作品96-3 「遺作」 (ダン・タイ・ソンのアンコール曲)
服部隆之作曲 NHK大河ドラマ「真田丸」のテーマ (仙台フィルのアンコール曲)

   

はじめに、東日本大震災5周年に当たるので、犠牲者を悼みバッハの「管弦楽組曲第3番」BWV1068から第2楽章「アリア」が弦楽合奏で演奏されました。僕も哀悼の意を込めて、席に座ったままですが黙とうをしました。

ラヴェル作曲の「古風なメヌエット」は、全く初めて聴く曲です。色彩感はありましたが、もうちょっとリズミカルさがあれば、なおいいと思いました。

ショパンのピアノ協奏曲第2番は、ダン・タイ・ソンの演奏が素晴らしく、至福のひと時を過ごしました。大袈裟なところはなく、きれいにパッセージを弾いていくという感じで、余裕さえ漂っていました。ことに第3楽章が見事で美しかった。アンコールに、ショパンのワルツ 作品96-3「遺作」を弾いてくれましたが、終わるのがもったいないくらいのリリシズムに溢れていました。

休憩の間に、ダン・タイ・ソンがサイン会を行うというので、僕もショパンのピアノ協奏曲第1番と第2番を収録したCDを購入し、サインをしてもらいました。出遅れたので、ほしいCDは売り切れでしたが、聴いてみるとこのアルバムもいいものでした。

          

休憩後は、ブラームスの「交響曲第3番」です。特に、第3楽章の憧れと諦念が感じられるような抒情的なメロディが印象に残る名曲なので、これも期待をしていました。全体に穏やかな演奏で、木管楽器がなかなかよかったと思えましたが、弦楽器の合奏にもう少し低音の響きなど厚みががほしいと贅沢なことを考えました。

アンコールは、NHK大河ドラマの「真田丸」のテーマ(服部隆之作曲)で、真田の六文銭が入った陣羽織を身につけて、コンサートマスターの西本幸弘さんがヴァイオリンソロを熱演してくれました。上田市に相応しい選曲で、しかも、エネルギッシュな演奏で、会場は大いに盛り上がりました。 

課題は聴衆の少なさです。お客様の入りが5割程度で、地方の中小都市でクラシックのコンサートを開催する困難さを思い知らされました。PRに力を入れるなど、上田市サントミューゼにはコンサートの継続に向けて是非奮起をお願いしたいです。


ビル・パーキンス JUST FRIENDS

2016-03-27 08:54:37 | テナー・サックス

先週の日曜日、平成1516年に松本市内で一緒に働いていた仲間と、松本駅前近くのフレンチ・レストラン「オー・クリヨー・ド・ヴァン」で昼食会を行いました。女性の一人が結婚したので、そのお祝いをメインに開催したものです。彼女の旦那さんは、沖縄県出身で、山に憧れて松本にきて、そのまま林業の会社に就職した方で、登山関連で知り合ったようです。山や林業の話で盛り上がりましたが、お店の食事も美味しく、楽しいひと時になりました。タイトルにFriends」(友達、友人)が入っているアルバム。

BILL PERKINS (ビル・パーキンス)
JUST FRINEDS (Pacific Jazz 1956年録音)

   

テナー・サックス奏者のビル・パーキンス(1924~2003年)は、1950年代から2000年代まで多数の録音を残しています。このアルバムもそうですが、その当時の仲間といえるリッチー・カミュカやアート・ペッパー、ハンプトン・ホーズらと吹き込んだ1950年代のものには、サックスのソロやアンサンブルに瑞瑞しいものがあり、ウェスト・コースト・ジャズの最良のところが聴けると思っています。

メンバーは、ビル・パーキンス(ts, bcl, fl)、リッチー・カミュカ(ts)、ハンプトン・ホーズ(p)、レッド・ミッチェル(b)、メル・ルイス(ds)、アート・ペッパー(as)、ジミー・ロウルズ(p)、ベン・タッカー(b)。2回のセッションを収録してあり、10月の録音ではカミュカが、12月の録音ではペッパーが参加しています。パーキンスは、スタン・ケントン楽団やウディ・ハーマン楽団でプレイしていただけに、ここでは3種類の楽器を吹いています。

曲はスタンダードとオリジナルです。スタンダードが「Just Friends」、「A Foggy Day」(霧の日)、「All of Me」、「Limehouse Blues」、「What is This Thing Called Love」(恋とはなんでしょう)、「Sweet and Lovely」で、オリジナルがアート・ペッパー作「Diane-A-Flow」と「Zenobia」、ビル・パーキンス作「Solid De Sylva」の全9曲。お馴染みの曲が多いですが、ペッパーやパーキンスのオリジナルも魅力的です。

レスター・ヤング系の中庸をいくパーキンスとカミュカに加え、スリリングなペッパーが加わって、楽器同士の絡みや各人のソロもスムーズなアルバム。「Just Friends」の冒頭のパーキンスとカミュカのコラボレーションは、カデンツァ風で引き込まれますし、カミュカ(ts)とパーキンス(ts)のソロも乗っています。ペッパー(as)が加わり、彼の個性的なフレーズとタイミングで吹いている「Daine-A- Flow」と「Zenobia」も聴きものです。パーキンスは「Sweet and Lovely」では、ベース・クラリネットを吹くなど音色も多彩で飽きません。

【オー・クリヨード・ヴァン】

住所:長野県松本市深志1-2-11 昭和ビル1F
電話:0263-39-1966
営業:11時半~23時 (ノンストップ営業)
ホームページ:Au Crieur de Vin

   

   


ホンダ・シャトル新車6か月点検に行ってきました。

2016-03-25 21:55:59 | お出かけ・その他

3月19日(土)に、シャトルの新車半年点検に行ってきました。少し早いのですが、スタッドレスタイヤからノーマルタイヤへの交換とオイル交換をやってもらいたかったので、購入してから5か月と少しですが点検を行ってもらいました。

   

◯走行距離が7,500kmくらいになっていて、自分でも走り過ぎではないかと考えているのですが、その理由は、

・コンサートやジャズ喫茶などに行くため、高速道路を長距離走って、群馬県の高崎市や前橋市、山梨県甲府市を訪れたこと。
・毎週末には長野市と安曇野市を往復するなど、県内の都市間もよく走っていること。
・登山のために月2回程度登山口まで往復していること。
などによるものです。通勤に使っているわけでもないのに距離が伸びていますが、購入した目的に沿った使い方になっているので、まあ納得しています。

   

スピードメーター。右側に平均燃費と走行距離が表示されます。

   

オーディオ再生リスト。SDカードを使っていますが、ジャズに加えクラシックも聴いています。ラフマニノフの交響曲やパガニーニのヴァイオリン協奏曲(独奏、イリヤ・カーラー)をはじめ手持ちのCDをSDカードにどんどん取り込んでいます。

◯オートクルーズ機能がついて疲れにくく、燃費もまずまず、そして車内の静粛性もあり、音楽を聴きながらのドライブは快適です。燃費は、いままでの平均で、1リッター当たり23km程度です。荷物が積みやすく、登山靴への履き替え時には、後ろのハッチバックを上げて荷物室の端に腰をかけることができるなど、荷物室の機能性は想像以上でした。

   

タイヤ4本を積んだところ。履き替えを毎シーズンするので、4本同時に積めるのは楽です。

   

これから登山靴に履き替えようとしているところです。荷物室の端にこちら向きに腰をかけて、履き替えを行います。

   

登山靴を荷物室の床下へ収納しようとしているところ。先日の、松本市四賀で虚空蔵山へ登った時に撮った写真です。

◯小回りが利くので、住宅街の狭い道や林道などカーブの多い道が走りやすいのも良い点です。ただし、車体の前後がやや短いことや車体が軽いので、凹凸がある道や、高速道路上で風が強い時などは、ハンドルを取られないように運転に注意する必要があり、また、そういったところでは乗り心地が若干悪くなります。

◯6か月点検の結果は、全く問題ないものでした。さらに、タイヤの履き替えは無料でやってくれました。気に入っている車なので、使いたおすつもりでいますが、より高度な自動ブレーキなど安全運転支援装置を付けてもらえたら一段といいので、ホンダからのアンケートにもそう記載しておきました。