うっかりユーザのパソコン奮闘記

パソコンを使っていて感じたあんなこと、こんなこと、気ままに書いていきます。

ホームページは二つ持てるか

2014年10月16日 | 千差万別

こんな店を想像してみました。
様相が全く違う二つの入り口のある店です。

ブラウザを起動するときに、二つのポータルサイトを呼び出しておくという方法があるのを、うかつにもこれまで知りませんでした。
実際には、いつのまにかやってきて居座ったBじるしやMじるしの押し掛けサイトが邪魔になって、削除したことがうっすらと記憶にはあるのですが、余計なことはなるべく早く忘れるようにといつも思っているので、はっきりとは思い出せません。

ポータルサイトには、およそふたとおりの入り口様式があるようです。
一つは、スーパーマーケットのように、ずらっと陳列棚を見渡せるかたち、もう一つはほしいものを告げれば、これではいかがでしょうかと、いくつかのものを出して見せてくれるかたちです。

何でも見える店は、ぶらっと立ち寄って何かよさそうなものはないかという覗き方、あるいは並べてあるもの全体の中から自分で見つけ出すのがよいという求め方を好む人に向いています。
一点集中型の店は、余分なものには目もくれずに、早く自分の望むものを見つけ出したいという人に向いています。

店の入り口を、二つ用意させておけば、先に開く一方の入り口から入って見ようか、いや今はこっちにしようともう一方から入ることもできるという、融通無碍な使い方ができます。
不器用な私には向かないようですが、ときには便利かもしれません。
ただし、シャッターは一つずつ順に開きますから、両方開くまでにはそれだけ時間が延びます。
ときどき油が切れてじっとしてしまうようなのは、この二つのどちらにも向きません。

メイドさんを二人侍らせておいて、一人は、今日はどれでもお好きなのをと選びやすいように見せてくれる、もう一人は、あれをとひとこと言うと、そのいくつかをパッと出してくれる、そんな贅沢な旦那さまが想像できます。
一方が奥さんでは問題が起きそうなので、メイドさんは二人必要です。

どの入り口を選ぶかは、お好み次第なのですが、一つだけご注意なさったほうがよいことがあります。
ちょっと珍しいのが目についても、うっかり肩をたたいたり、どこかをつついてみたりすれば、ろくなことはありませんから。

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ホームページは必ず見られるサイトに

2014年10月15日 | 千差万別

ブラウザを起動したとき、最初に現れるページが「ホームページ」であるという説は、なるほどと思う一方で、見る側からの、これは一方的な解釈のようにも思います。
好きな銘柄を取り寄せておいて、「これ、うちのハウスワイン」と言っているのと同じようにも聞こえます。

まあともかく、ここでの話は、はじめに見られるページをホームページと呼ぶことにしておきましょう。
ホームページと呼ぶからには、つながったらパッと出てきてもらわないと調子が狂います。
あってほしくないホームページは、おおぎりのお題にもなりそうです。

1.じわじわ勿体をつけながら出てくるホームページ
 まず、待って3秒、全部が見えるまでに時間のかかるのはいけません。
 パソコンが弱いからでしょう、買い替えをお勧めします、そんなのは理由になりません。

2.ときどき閉まっているホームページ
 ホームページは年中無休、24時間開いていなければなりません。
 混んできたから、客足が遠のくまでお待ちください、時間をおいてまた来てください、そんなのは下の下です。

3.見ないでよいものまで見せられるホームページ
 どこかの量販店のように、店頭にいろんな商品がめちゃくちゃやたらに散らかっているのはいけません。
 サッとドアがあいたら、一人だけ案内係がいて、ひとこと告げれば見たいところに案内してくれる、これがいいです。

数あるなかでも、勝手に臨時休業はいちばん嫌です。
別のページがすぐ見られるからよいではないか、と言われても、居間の扉の前に衝立を立てられたような、これは違和感どころではありません。

ホームページは見せないことがないサイトに、“This page is not available right now ・・・・・”あるいは「このページは表示できません」と出ないサイトにしておきましょう。

もし出たときは、接続か回線の不備とすぐわかります。

ときどき込んでいてつながらない電話など、電話とは言えませんね。

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ダメと言われてその気になるな

2014年10月14日 | 千差万別

This page is not available right now ・・・・・というメッセージが出て、インターネットにつながらない、どうしたらよいかとメールが来ました。

このメッセージは、日本語に訳された場合、「このページは表示できません」という冷たい言葉になって表れます。

ときどき出食わせば、ホイまたかと思うだけのことですが、初めてこれを目の前にすると、さあ大変、大事件かと驚きます。

メッセージをそのまま読めば、「現在、このページは正常に利用できません」なのですが、表示される訳文で "now" が省略されていると、すっかりダメなのかとがっかりしてしまいます。
とうとうこのパソコンもダメになったかと、売り方を喜ばせるような誤解さえ芽を出し始めます。
メッセージが出て、メールも送れる、そんなパソコンがダメなわけはありません。

「表示できない」のは、まず、見ようとしたそのページだけ、しかもそのときだけなのです。
「表示できない」とお断りが出るのなら、ブラウザはちゃんと動いています。
メールが使えるなら、インターネットの回線にはちゃんとつながっています。
そうなれば、相手のサーバーが故障かまたは満員お断りなのかもしれません。
相手のページが急になくなっていることが、絶対ないとも言えません。
機械がすることですから、ごくごくわずかの時間の食い違いで、つながり損ねたのかもしれません。

何かの都合で今だけ通行止めと思えばよいのです。
こういうときには、「ダメならほかに当たってみよう」「通行止めならほかの道」という、日常生活の常套手段をそのまま使います。
お気に入りから他のサイトを選んで呼んでみる、URLのわかっているサイトがあったらそれをいちばん上の書き込み欄にコピペして呼んでみる、何かの方法で、とにかく確からしいところに狙いをつければつながるでしょう。

それでもダメなら、ブラウザをいったん止めてもう一度起動してみる、それでまだダメならパソコンをいったん止めてもう一度起動してみる、ここまでやれば、どこかで立ち直ります。

とにかくダメと言われてもダメと思わないことが、自己救済の道しるべです。

何かのために、ここならめったに故障はないというサイトのURLをメモ帳のテキストファイルに入れておくとよいでしょう。
呼び出せばすぐコピペできますから。
 ⇒ https://www.google.co.jp/

Yじるしはときどき怪しいことが起きるので、私は他の用途にしか使っていません。

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ネットを使わない詐欺事件も教えてもらえます

2014年10月13日 | 忘れかけていたこと

こんなメールが届きました。
『新聞販売店を騙り「契約を延長すれば新聞代金が安くなります。」と各家庭を訪問して代金をだまし取る詐欺事件が発生しています』

発信元は警視庁、確かな情報です。
ときには立ち寄って見られると、いろいろなことがわかります。
 ⇒ http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/

ネット時代には、顔を見ると安心するとという、こころの隙もできやすいので、気をつけましょう。

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インクジェットは紙でなくても

2014年10月12日 | 千差万別

ガラス、石、金属、何にでも印刷してしまうというインクジェットプリンターができました。

 ⇒ http://jump.cx/newijpr

高さ12センチまでなら、厚みがあっても大丈夫、印刷面の寿命は屋外では3年、屋内なら半永久だそうです。

お部屋の窓を、お気に入りの絵のステンドグラスに換えてみませんか。

この絵、忘れていましたが、いつだったかKさんに見せていただいたような気もします。
近ごろ、記憶がステンドグラスの絵のように、光線の具合で見え隠れします。

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お気に入りとブックマーク

2014年10月11日 | 千差万別

TVのCMでよく流れる My Favorite Things 私のお気に入りというあの曲には、どこかに「また、もういちど」という雰囲気が漂っています。


ブラウザの「お気に入り」も、もういちどを便利なようにという、簡単なのに見事な仕掛けです。

つい先ごろまでは "https://www.xxx" と早口でまくしたてていたラジオ放送のサイト案内口上も、いまは聞かれなくなりました。
わざわざ "https://" とキーをたたく人はほとんどいなくなったようです。
サイト探しに「コロンはどっちだ、スラッシュはどこだ」などとうろうろしなくても済むことに、みなが気づいたようです。
自分でURLを入力するにしても、いきなり "www" から始めればよいことが、もう知れわたったのでしょう。
URLのキー入力作業自体が、もう実用上はまったく必要がなくなっています。
「検索」と「お気に入り」をうまく使えば、Webの利便性は格段に上がり、それでたいがいのことは間に合うからです。

この「お気に入り」という呼び名が嫌だという人もいるらしく、「ブックマーク」と名づけたブラウザもあります。
名前を変えると、同じものでも、何かが違う上等なものに見えるだろうということでしょうか。
まあ、酢漬けが気に入らなければマリネはどうだ、ぐらいのところです。

マリネといえば、あの店では、代表メニュの「つばめ風ハンブルグステーキ」より、デカンタ1杯にちょうど合うニシンのマリネが、私のお気に入りでした。

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荷が重いのか力足らずなのか

2014年10月10日 | 千差万別

重い荷物も、力持ちにとってみれば何のことはありません。
荷が重すぎて、動きが遅くなったり止まったりしてしまうのは、力が足りないだけのことなのです。

パソコンの動きの悪さを、ただOSのせいにしてしまうのは、偏見なのかもしれません。
重い荷物を背負わせるには、力のある人を連れてくればよいのです。
大量の荷物を捌くには、広い場所を用意すればよいのです。

パソコンが重い荷物を背負うには、CPUの処理能力が高ければよいのです。
パソコンが大量の荷物を捌くには、メモリーの容量を大きくすればよいのです。

遅い、止まる、そういうパソコンは、パソコン自体と、処理する荷物の大きさと分量が釣り合っていないので、ダメなわけでもなさそうです。
無理を承知でではなく、力と仕事の不釣り合いに気づかずに、ダメ、遅い、と言ってしまっては、パソコンにもOSにも気の毒でしょう。

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要らない仕事をさせなければ早くなる

2014年10月09日 | ソフトいろいろ

Windows Vista は、昔あった Windows 98 に続いてあらわれたぐうたらOSです。
人間も、出来の良し悪しは世代によって定まらないものですが、その人間が作るのですから、OSも世代によって変わるでしょう。

Vista がすぐ重くなるのは、あながちぐうたらのせいとも言えず、どうやら背負い込みの度が過ぎるような性格を持っているらしいのです。
いつも使うわけではない、年に一度しか使わないようなものまで毎日持って歩いていれば、荷物はどんどん増えます。

使わない道具は毎日持って出ず、必要なときにだけ持ち出して使う、これだけでもだいぶ荷物は減りそうです。

 

「使わない機能は無効化して軽量化」
という見出しの参考サイトが見つかりました。
 ⇒ http://yakushima-tonbo.com/windows/vista/Vista_keiryo.htm

重い Vista にお困りの方は、お試しください。

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感情は勘定に塗り替えられてしまった

2014年10月08日 | ソフトいろいろ

「情操とはゆるがぬ根源的感情である」はある先生のことばです。

情操教育という言葉を、近頃耳にしなくなりました。
人々の感情から、根源的なものが抜け去り、かわいい、すごい、やばい、やったーと、そのときどきの、うわつらのありさまだけが、雲のように、浮かんでは消え、またすぐ霞む、そんな繰り返しだけになってしまっているようです。

鋭敏になったのは感情よりも勘定です。

勘定と言えば、電卓は、福引やお土産にも使われるほど種類が増え、安価になりました。
暗算力はどんどん弱くなります。

机の引き出しにいつも入っている関数電卓が、どういうわけか早く電池切れ症状になりました。
こういうとき、パソコンが動いていれば、「アクセサリ」にある「電卓」を使えばよいのに、なぜか電池を取り出して電圧をはかってみたり、次に出かけたときに忘れずに買ってこようと、電池の型名を控えたり、勘定とかかわりのないことを始めます。

たまには「電卓」を使ってやれば、スタートの仲間に自然に入り、探さなくてもすぐ使えます。
あ、これWindows 8 ではどうなっているのでしょうか。

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クラウドの真贋

2014年10月07日 | 千差万別

前に「クラウド・コンピューティングは、どこかに置かれたサーバーが健在であってこそのもの」と書きましたが、サーバーのありかはむやみに知られては困るのです。

所在不明、これがクラウドの強さなのでしょう。
グローバル文明、これを文明と呼んでよいかどうかはおおいに疑問なのですが、それを主導する人が自ら名乗り出ることはありません。どこの誰と報道されることもありません。
地球全体をある一地点から見ることができないように、クラウドの総体も、われわれの単眼では、これがそうなのかと見ることはできないのです。

たとえば、Googleは、世界中のデータセンターに大量のサーバーを持っていて、それがみなつながっています。
利用者は、世界中のサーバーからデータを取り出すような錯覚に陥ります。
山の上の雲の中で、口をパクパクしながら、これは向こうの里にいたXXちゃんが吸っている空気と同じだと思うような、滑稽な感覚です。

 

レンタルサーバーという、われわれでも所定の料金を払えば使えるものがあります。
その大型のものがクラウドになっていると考えれば、単純でわかりやすいのですが、そんなものではありません。
もしそれがクラウドを名乗っても、看板だけの似て非なものでしかないでしょう。

 

床屋の商売は街頭でもできますが、そこにYY理髪店と看板を出しても、それをお店とは呼ばないでしょう。

どこかの会社からメールが来て、こんな主意のことが書いてありました。
「サーバーの故障でしばらく運用が止まりました、一部の加入者のデータを喪失しました、ごめんなさい、このメールの届いている加入者は故障範囲外にあります」
文字を整理して要約すると、サーバーの故障で被害をこうむった登録相手には伝わらずに、他の相手に謝罪するという珍謝メールになります。
複数登録してくれてあれば、そのどれかで読んでもらえるかもしれないという、ご都合計算もあるかもしれません。
こういうのは、立派な顔をしてクラウドを名乗っても、風が吹くたびに雲はどこかに飛んでしまいます。
うっかりすると、かつらや化けの皮も飛ぶかもしれません。

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雲か霧か

2014年10月06日 | ソフトいろいろ

「雲か山か呉か越か」で始まる頼山陽の詩があります。

不安をとりあえずお預けにしておけば、便利な機能だけを使えるクラウド・コンピューティングは、どこかに置かれたサーバーが健在であってこそのもの、所詮ひとまかせの方法なのです。
命あってのものだねの現代版でしょうか。

どういう計算をしたのかわかりませんが、インターネットにつながったデバイスの数は、すでに100億を超え、5~6年後には500億になりそうだと言われます。
そうなれば、雲の神様も手が足りなくなって、お手伝いが必要になります。
真っ先に考えられるのは、すぐ下にある山ですが、噴火や地震がときどき起きるのでは、山の神様にだいじなことはさせられません。

やはり系類の最も近い霧の神になんとか協力をさせようというので、クラウドとデバイスの間にフォグ(霧)と呼ぶ分散処理環境をつくって、そこで大量のデータを事前にさばき、クラウドへの集中を和らげようと考えた人がいます。

フォグ・コンピューティングのこと
 ⇒ http://itnp.net/story/629

フォグという名が後から考えられたのか、フォグという名からシステムを思いついたのか、その順番がどちらかなどということは、神様がご承知ならそれでよいので、われわれの知ったことではありません。

霧というものは長持ちしません。
ウイルソンの霧箱を電気磁気学の先生に見せてもらったことがありましたが、そのときの一見は百聞を超えそこないました。よくわからなかったのです。
長持ちしそうもない、よくわかりそうもない、その霧がまた間に合わなくなったらどうするのでしょう。
スモーク・コンピューティング、それにはやはり隔離室がいるのでしょうか。

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見つけて邪魔なら引っ込ませればよい

2014年10月05日 | 千差万別

「PCのパフォーマンスが低下しています」
こんなことを書いた窓がときどき現れます。

こいうとき思い出すのは“So what”という、マイルス・デイビスのあの曲です。
「だから、なに」「それがなにか」

「重要なメッセージ」というのは、脅し文句の定番です。
「今すぐ修復」と言われても、普通に動いているパソコンを修復する必要はありません。
「Microsoft Partner」と安心させるような肩書、いや、右下にあるので肩書ではなく添え書きでしょう。
それがあったところで、パートナーもいろいろ、腐れ縁というのもあります。
よく見れば、肝心な社名がどこにも書いてありません。

まともなサイトの場合には、広告は右側の廊下にしか貼らせませんから、出てきても見なければよいのです。
いいかげんなサイトでは、ポコっと飛び出しても自由にさせていますから、読もうとする字が隠れることもあります。
それでも、So what. どうということはありません。
邪魔なら右上の×ボタンをすぐ押せばよいのです。

玄関のチャイム・ボタンを押させない方法はありません。
邪魔者は出てこないようにしておいてどこでも見たい、嫌な奴には出会わないようにして賑やかな町に出かけたい、それは無理です。

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オンラインストレージを比べてみると

2014年10月04日 | ソフトいろいろ

昨日ご紹介した Box が、他のオンラインストレージと比べてどう違うのか、比較した表を見つけました。
オンラインストレージは、スマホなどパソコン以外のオンライン装置でも使えますが、この表から、パソコンに関係の深い部分を取り出してみました。

こういう表は、説明を始めると、どれかを讃えどれかを貶すことになり、余計なお世話になりますので、ご自由にご覧になっておいてください。
文字が小さいので、[Ctrl] +スクロールボタン操作で画面を広げると見えるようになります。

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お預かりサービス大繁盛

2014年10月03日 | 千差万別

「お父さん預かります」という大変な看板を出している店があるそうです。
買い物に夢中のお母さんに付き合いきれないお父さんに、美味しいだしの味噌汁とこぶ茶を出して、ゆっくりしていただきますという、昆布屋さんのサービスです。


最近、ネットのおかげで、いろいろなお預かりサービスが出現しています。
忘れられない捨てきれないものを預かってくれます。
ひでたけの朝ラジによると、だいじな手紙を預かって、お望みの声で読んでくれるという手の込んだサービスもあります。
預かりものを整理しておき、あれこれが欲しいと言われると探し出して届けるところもあるそうです。


預けられるのは、ものだけでないのはもちろんです、データです。
オンラインストレージと呼ばれるサービスがそれです。

その一つに Box というのがあって、ここ からだれでも使うことができます。
https://www.box.com/ja_JP/personal/store-files-online/

(サインアップ)ボタン ⇒ Personal(今すぐサインアップ) ⇒ アカウントの設定
そのあと、「メールアドレスを確認してBoxの使用を開始します」と書かれたメールが来るので、そこで [メールの確認] ボタンを押せばOKです。
使うときは例によってパスワードが必要ですから、専用のパスワードをあらかじめ考えて控えておくとよいでしょう。

何を預けるか、信用するかしないかは、あなた次第です。

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自分の名前で出ています

2014年10月02日 | 千差万別

一つのメールアドレスを使い続けると危ないと、次々にアドレスを変える人がいます。
名前を変える人もいます。

みなさんは、ご自分の名前で検索を試みたことがおありでしょうか。
この世には似た人が何人かいると言われるように、特に珍しい名前の方は別として、フルネームが合致する人も何人かいます。
字体違い、文字違い、あるいは何文字かが加わった人を入れると相当な数になります。

検索サイトには、写真まで載りますから、いろんな顔をした自分と同じ名前のおじさんが並びます。
どれかをクリックすると、こういう人でああしてこうしてと、余計なお世話が繰り広げられます。


いつの会合だったか、Hさんから「アクセス権」について話題が提供されたことがありました。
ややこしい問題なので、ぼんやりもののうっかりユーザーは、話の核心をつかみ切れずに、むやみにアクセスされない権利のようなことなのかと、自分の頭の中でお茶を濁しておりましたが、最近、このアクセスされない権利には、忘れられる権利もあるのかと気付きました。

SNSに何か書きこむと、世界中にそのことが知れわたります。
もちろん読む人がいてのことですが、読む人は、ことさらにそのことを告げなくても、家族も知人もいるとみなければなりません。
この人には話してもこの人には言わないということは、SNSに書き込むことではないのです。

話は、夢中になると、冗談と本気の境界をまたぎやすくなって、著名人の場合は、冗談のつもりがその人の全人格であるかのような面白八分の報道が走り回ります。
相手が目の前にいないSNSでは、夢中が夢遊になりやすく、面談会話でつい口走ることが、さらにタガの外れた状態で指が走って、とんでもない話が書きこまれることもあります。

どんなことであれ、書いたものは自分の蒔いた種ですから、まあ仕方がないのですが、何人かはいる同名異人が混同されて、蒔かぬ種が生えてしまうこともあるのがSNSや検索サイトの迷惑なところです。
まったく何も書いたことがなくても、ほかの人の記事から、こんなこともと誤解される場合もあります。

生えてしまった種のうちには、つい油断してこぼれ落ちたものや、風に飛ばされたものもあるでしょう。
そんなものを後生大事に育ててもらっては困ります。
蒔いたつもりでなくても、売っている種の袋にちょっと触って見ただけで、あなたはこれに触りましたねと袋の絵模様が追いかけてきます。
花の種の袋ならよいのですが、通りすがりの立て看板や、街角に貼られてポスターにちょっと触っても、それが履歴になるのです。
付き合った覚えはないのに、などとぼやいてもはじまりません。
相手は正確無比を旨とするコンピューターシステムなのですから。


EUの司法裁判所が、あるスペイン人の検索結果を削除するよう、検索サイトの運営会社に命令を出したことが報じられていました。
スペインのおじさんの、機械に忘れてもらう権利が認められたのです。

あの話は、こんなことだったのだろうかと、想像の網は少し広がっていきます。
どなたかが、網の端を少しまくり上げてくれると、もっと面白いものが見えてきそうな気もします。

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