ブラウザを起動したとき、最初に現れるページが「ホームページ」であるという説は、なるほどと思う一方で、見る側からの、これは一方的な解釈のようにも思います。
好きな銘柄を取り寄せておいて、「これ、うちのハウスワイン」と言っているのと同じようにも聞こえます。
まあともかく、ここでの話は、はじめに見られるページをホームページと呼ぶことにしておきましょう。
ホームページと呼ぶからには、つながったらパッと出てきてもらわないと調子が狂います。
あってほしくないホームページは、おおぎりのお題にもなりそうです。
1.じわじわ勿体をつけながら出てくるホームページ
まず、待って3秒、全部が見えるまでに時間のかかるのはいけません。
パソコンが弱いからでしょう、買い替えをお勧めします、そんなのは理由になりません。
2.ときどき閉まっているホームページ
ホームページは年中無休、24時間開いていなければなりません。
混んできたから、客足が遠のくまでお待ちください、時間をおいてまた来てください、そんなのは下の下です。
3.見ないでよいものまで見せられるホームページ
どこかの量販店のように、店頭にいろんな商品がめちゃくちゃやたらに散らかっているのはいけません。
サッとドアがあいたら、一人だけ案内係がいて、ひとこと告げれば見たいところに案内してくれる、これがいいです。
数あるなかでも、勝手に臨時休業はいちばん嫌です。
別のページがすぐ見られるからよいではないか、と言われても、居間の扉の前に衝立を立てられたような、これは違和感どころではありません。
ホームページは見せないことがないサイトに、“This page is not available right now ・・・・・”あるいは「このページは表示できません」と出ないサイトにしておきましょう。
もし出たときは、接続か回線の不備とすぐわかります。
ときどき込んでいてつながらない電話など、電話とは言えませんね。