ウェブのガイド役である検索エンジンが頼りなかった初期に、ネットからの情報を、いわば波まかせで得ていた時代には、ネットサーフィンという言葉がはやっていましたが、この呼び名もいつしか潮のうずのように消えてしまったようです。
検索サイトという呼び方も、検索エンジンを使うサイトならそう呼んでもよいだろうと思っていたのですが、それももう古くなったようです。
そこでしてくれることが、検索の手伝いだけではなくなったからでしょう。
ウェブの入り口は、表玄関を意識してか、ポータルサイトと呼ばれているようですが、この呼び名もいつまで使われるでしょうか、気付かないうちにスーっと消えてしまうかもしれんせん。
ウェブという呼び名さえ、もう雲に隠れて影が薄くなっている感じがします。
昨日は、ポータルサイトを最初から二つ用意して、どちらからでもすぐに入れるようにしておけることを書きましたが、考えてみれば、店が街のようになっているのか、街全体が店なのか、そんなことはどちらでもよさそうなウェブ街には、入り口からでなくどこからでもいきなり入れるのです。
どこかに示されているURLをクリックして、そのサイトに飛び込めば、入り口はどこかなど関係ありません。
入り方が自由なら、ブラウザを起動したとき、どこかのポータルサイトが真っ先に出るようにしておくというのも、どこか形式ばったやり方のように思えてきました。
今日はここから、明日はあそこからかもしれないという場合には、それぞれの入り口を指定したアイコンを作っておけばよいのです。
ブラウザの起動だけなら、どこにもつながらないほうがパッと立ちあがって気持ちがよいでしょう。
ただ、常時接続でない、移動して使う共用パソコンの場合には、画面のシンプルなポータルサイトをホームページに設定しておけば、回線接続のチェック用になるので便利です。
GかYかで、何も迷うことはなかったのでした。