年賀状の季節です。
はがきソフトを使って間に合わせるか、文書ソフトを使って作るか、裏面をどちらにするか、迷う必要もないでしょう。
面倒なことはごめん派ならはがきソフト、自分で考えたい派は文書ソフトにすればよいのです。
それにかまわず、何がいいとは言えることではありません。
はがきの裏面とは、本文を書く面です。
肝心なのは本文面のほうですからこの名づけ方は変なのですが、はがきは、売って集めて配るもの、それが仕事と思っている人にしてみれば、住所を書く面が表だと思いたくなるでしょう。
思ったとおりに素直に名づけられた結果ですから、これは仕方がありません。
文書ソフトも、はがきソフトに負けずに、表面の宛名書きもできるようにした「差し込み印刷」という機能が Word にあります。
「差し込み印刷」は、宛名書きだけでなく、どんな文書でも、ある部分だけを入れ替えて作る定型文書には、一見便利そうな機能です。
Word の文書の決まった部分に、Excel のデータを読みこんで連続で印刷できるというものです。
これを「一歩進んだ印刷テクニック」と呼び、「少し複雑に感じるかもしれないが一度覚えてしまえば操作は単純」と評する人もいます。
うっかりユーザーにとっては、この「一度覚えてしまえば」がどうもなじみにくく、その存在を知って使い方も一度ならず何度か試してはみたものの、まだ敬遠のままで、押し出しで何点差し上げようと、そのゾーンになかなか入って行く気になれずにいます。
ソフトの製作者が、機能作りのシステム構成に夢中になると、こういうものができあがり、それを一度嫌だと思ってしまえば、なかなか常用する気になれないというだけのことなのです。
私は、コレで使わなくなったという、Word 宗の方には大変失礼な話でした。
