日々の出来事

当院の出来事を紹介します

医師との相性

2007-04-11 10:42:09 | Weblog
 獣医師と飼い主さんの相性というテーマは、実はとても重要です。小児科医と親、子供の担任と親、という関係と同じ形態だと思います。患者さん自身が症状を訴えることができないわけですから、必然的に親・飼い主さんから様子を伺うことになります。
お話をしていく中でお互いの相性みたいなものも見えてきます。お金がいくらかかっても最善・最新の医療を受けさせたい飼い主さんもいれば、お金の問題ではなく検査や手術のリスクが背負えないとか、いじくりまわしたくないと考えている飼い主さんもいるわけですね。
 動物病院では症状が話せない動物たちが相手なので、検査はとても重要です。治療していくためにはその根拠が必要だからです。また手術の場合、やっても大丈夫なのかの判断にも検査は必要です。ところが検査をしないで治せなどという、話の通じにくい飼い主さんも稀にいらっしゃいます。相性といえばそれまでですが、話が噛み合わない・・・。いくつものオプションを提示するようにしていますが、どれも受け入れられないという場合もたまにはありますね。困ってしまいますが、それでもなんとか形にするのが、プロの責務と考えています。
 4月から田中先生が勤めてくれています。彼なりの臨床経験や知識を踏まえて飼い主さんと話しているようです。何人かの飼い主さんから、すでによい評価をいただいています。当院には3人の獣医師がいるわけですが、相性の合う先生と付き合っていただけたら、と考えております。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿