日々の出来事

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お別れ

2007-04-14 05:04:19 | Weblog
 先程、時間外で救急診療してきました。長い間心臓病を管理してした犬で、限界に来ていました。中年期以降に多い僧帽弁閉鎖不全症は、完治が無い慢性の進行性の疾患です。何種類ものお薬を飲み続け、発作も乗り越えてなんとか今日までがんばってきてくれました。
 飼い主さんの考え方に配慮して入院には敢えてしませんでしたが、4時に救急で治療して帰られたすぐ後に車中で突然亡くなったようです。再来院時にはお迎えがすでに来ていました。この子は長い間ずっと診てきた子で経過が予測できたので、このような結果になると本当にかわいそうです。飼い主さんのつらさはいかばかりか、と思います。 臨床家は患者さんを看取らなければなりません。テッタちゃん、今までよくがんばったね。天国で安らかに眠って下さい。

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