先日、遠方から、外で狸(タヌキ)二匹に襲われた外傷の猫ちゃんがやってきました。
下半身を中心に重度の外傷で、脱水して低体温に陥り弱り切っていました。
咬傷(こうしょう)は、口腔内にいるバクテリアが傷から体内に侵入してしまうため、
案外やっかいで、最悪命にかかわることもあるのです。
ばかにはできない、といつも思います。
今回は来院時にはすでに腎不全に至っており、筋挫傷に伴うミオグロビン血症が原因と考えられました。
人でいうと事故や大けがによる「クラッシュ症候群」と似た状況と判断しました。
ICUケージ内で保温・点滴して、循環を改善し、ペインコントロールを実施、
抗生物質は嫌気性細菌もターゲットに使用、創傷治療は洗浄とウェット・ドレッシングしました。
尿は順調に出ていましたが、重度の代謝性アシドーシスのコントロールに難渋しました。
感染と激しい炎症、疼痛との闘い、腎不全の管理・・・。
考えられる限りを尽くしてみましたが、とうとう息絶えてしまいました。
残念です。
下半身を中心に重度の外傷で、脱水して低体温に陥り弱り切っていました。
咬傷(こうしょう)は、口腔内にいるバクテリアが傷から体内に侵入してしまうため、
案外やっかいで、最悪命にかかわることもあるのです。
ばかにはできない、といつも思います。
今回は来院時にはすでに腎不全に至っており、筋挫傷に伴うミオグロビン血症が原因と考えられました。
人でいうと事故や大けがによる「クラッシュ症候群」と似た状況と判断しました。
ICUケージ内で保温・点滴して、循環を改善し、ペインコントロールを実施、
抗生物質は嫌気性細菌もターゲットに使用、創傷治療は洗浄とウェット・ドレッシングしました。
尿は順調に出ていましたが、重度の代謝性アシドーシスのコントロールに難渋しました。
感染と激しい炎症、疼痛との闘い、腎不全の管理・・・。
考えられる限りを尽くしてみましたが、とうとう息絶えてしまいました。
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